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日本の「古き良き」母親像を背負い続ける「磯野フネ」の魅力『サザエさん』

今や子どもたちに“カッポウギ”について聞いたところで、ほとんどの子は知らないかもしれません。そんな時は「フネさんが着ている白い服」と説明すれば、理解する子も多いのではないでしょうか。放映45年を経る中

日本の「古き良き」母親像を背負い続ける「磯野フネ」の魅力『サザエさん』

 今や子どもたちに“カッポウギ”について聞いたところで、ほとんどの子は知らないかもしれません。そんな時は「フネさんが着ている白い服」と説明すれば、理解する子も多いのではないでしょうか。放映45年を経る中で、『サザエさん』はもともと“日本国民の平均的な日常”を描いていたのが、いつのまにやら、“失われた日本の情景”を描く役割に変わってきたと言えます。製作者側でもそれを意識してか、磯野家の生活に登場する品々は、なるべく昔のものを残すようにしています。それと同様、フネさんの割烹着も「良妻賢母」という言葉と共に、日本の家庭から消えつつある日本文化のひとつと言えるでしょう。

和服である事の意味

 外出の際に洋服を着る事もありますが、普段はほとんど和服で過ごすフネさん。というのも、彼女が「失われつつある日本の母親像」の記号であることの表れです。磯野家のメンバーの中で、個人的な楽しみや趣味などの描写がほとんど無いのもフネさんだけです(隣の伊佐坂家のお軽さんと世間話をするくらい)。これは、“家族のために生きる”という“昔の日本の母親像”の投影なのかもしれません。『十五少年漂流記』に登場する唯一の女性「ケイト」には、「私はこういう事をするのが好きなのよ、みんなのために、縫い物をしたり家の事をするのが。」という言葉があり、作者の「ジュール・ヴェルヌ」は、「本来女性とはそういうものではなかろうか!」と、当時の価値観を代表する発言をしています。フネさんの存在は、まさにそのような価値観に支えられた存在とも言えるでしょう。

叱る時の重みは波平以上

 波平が怒る際の「バカモーン」は有名ですが、すぐに冷める事が多く、持続力(?)に欠ける叱り方です。その点、フネさんの諭すような叱り方は逆に重みがあります。「サザエ」が「波平」にどれだけきつく叱られても、時には「だーってー」と反論を試みる事がありますが、フネに叱られた時には素直に謝ります。「波平」でさえも、フネさんに「なんですかお父さんまで。子どもたちにしめしがつかないじゃありませんか。」と叱られると、「面目ない」と素直に頭を下げるしか無いのです。

「日本のおかあさん」交代

 2015年10月。45年間フネの声を務められた麻生美代子さんが「卒業」なさいました。長い年月このアニメを見ていて、フネさんの声に変化は感じませんでした。その長い間声を変えないための努力を思うと、改めて“声優さんの力の凄さ”を感じざるをえません。

(C)長谷川町子


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日本の「古き良き」母親像を背負い続ける「磯野フネ」の魅力『サザエさん』

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麻生美代子(声優)

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