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れんげ「中間貯蔵施設ができるのん」

れんげ「ちゅうかんちょぞうしせつ?」小鞠「なにそれ?」役人「放射性廃棄物を安全に処理するために一時的に保管するための場所だよ。君たちが外で遊ぶのに支障はないからあんしんしてね」

れんげ「中間貯蔵施設ができるのん」

れんげ「ちゅうかんちょぞうしせつ?」
小鞠「なにそれ?」

役人「放射性廃棄物を安全に処理するために一時的に保管するための場所だよ。君たちが外で遊ぶのに支障はないからあんしんしてね」

蛍「でも何かあったら……」
役人「村の大人たちはみんな賛成してるよ。それにお金がたくさん貰えるからお小遣いだって増えるかもしれないよ」

れんげ「!!」
「駄菓子屋で買い占めできるん?」

役人「もちろん駄菓子なんて買い放題さ」

夏海「よくわかんないけどいいことだらけじゃん!ウチも賛成だよ」

役人「ありがとう。工事はうるさいかもしれないけど少しの間我慢してね」

れんげ「了解なのん」

夏海「いやー、それにしても何もしなくてもお金が貰えるなんて」

蛍「……」

れんげ「ほたるんどうしたん?元気ないのん」

小鞠「役場の人がきてからなんだか元気ないよね」

蛍「そ、そんなことですよ先輩!あ、ほらもうお昼の時間終わっちゃいますよ!」

蛍(パパ、ママ、どうして……。パパが東京は危険だからって逃げてきたのにこんなことを許すなんて……)

公民館

駄菓子屋「くそ!なんで皆賛成するんだよ!」

村民「しかたないだろ!うちの村にはろくな産業もない、特産物もない、観光名所だったないただの田舎なんだよ!若者は村を出て行くし残された年寄りが生きるためには補助金が必要なんだ!」

駄菓子屋「けど!まだれんげ達がいるだろ!放射能が漏れて何かあったらどうするんだよ!」

村民「施設はかなり堅固な作りだっていうし、所詮中間貯蔵の施設さ。最終処分場じゃないんだからもうちょっと落ち着きなさい」

駄菓子屋「そんなの嘘だろ!中間と言っておきながら最終処分場まで工事を進めるつもりに決まってるだろ!」

役人「いえいえ、あくまで中間貯蔵施設です。ご安心ください。それに先ほど村内の子供達にも話をしてきたところ、賛成との意見を頂きました」

駄菓子屋「卑怯だぞ!子供にそんなことわかるわけないのに!」

村民「なあ、お前の駄菓子屋は一体いくら儲けがあるんだ?」

駄菓子屋「それは……」

村民「今いる子供達が買いに来るだけだろう?宿や通販にも手を出しているみたいだが本当に黒字なのか?」
「子供達だっていつまでも駄菓子で満足するわけじゃない。高校に入って街に出ればいくらでも美味しい物がある。そうなれば駄菓子屋なんて寄り付かなくなる」

駄菓子屋「あいつらはそんな奴らじゃ…!」

村民「よく考えるんだ。建設予定地は耕作放棄地が大半だし予定地にはお前の家の所有地もあるだろう。買い取ってもらえばかなりの収入だ」

役人「予定地は相場の20倍で買い取らせて頂きます」

駄菓子屋「……」

村民「建設はもう決定したことだ。覆すことは出来ない」
「あとはどれだけ値段をふっかけるか、その準備だけしておきなさい」

駄菓子屋「……ちくしょう…」





12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 14:49:32.08 ID:jlEGSMBr0
ほたるん家

蛍母「どうして賛成なんかしたのよ!!」

蛍父「仕事がうまくいかないんだ!仕方ないだろ!」

蛍母「何言ってるの!あなたが蛍のためにも田舎へ避難するって言ってわざわざこんなところまで来たんじゃない」

蛍父「うるさい!施設から放射能は漏れないんだしここなら空から放射性物質が降る心配もないんだからいいだろ!もうこの話はするじゃない!!」

蛍母「なんなのよもう……。私が放射能から避難するために引っ越すなんてご近所さんに言った時の気持ちわかる?!」
「すごく恥ずかしかったのよ!引っ越すまでの間私が近所の方からどれだけ冷たい視線を浴びたか」

蛍父「うるさいと言っているだろ!!」

蛍「……」

越谷家

母「今日はちょっと豪華な夕食にしてみたわよ」

夏海「うわ!なにこれ見たことない食べ物がいっぱい!」

小鞠「急にどうしたの?何か祝いごとでもあったっけ?」

母「ちょっとねー。役所の人から色々とねー」

夏海「母ちゃんなんかワルだ!かっけー!」

小鞠「それっていいのかな……」

兄貴「」





14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 14:59:09.70 ID:jlEGSMBr0
宮内家

れんげ「それでな駄菓子買い放題なのん」

かずほ「ほ~。それはよかったね~」

翌日 学校

れんげ「なっつん、こまりんおはようなの」

夏海「おっすれんちょん」

小鞠「おはよー」

れんげ「あれ、ほたるんまだ来てないのん」

放課後

夏海「結局ほたるんこなかったなー」

小鞠「うーん。風邪かなあ。帰りにお見舞い行ってみようよ」

夏海「そだね」

れんげ「お見舞いなのん!」





18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 15:14:44.68 ID:jlEGSMBr0
ほたるん家

ピンポーン

夏海「あっれー。出ないなあ」

小鞠「ほたるんどうしたんだろう。……まさか家の中で倒れてるとか……」

ガチャッ

蛍「すいません遅くなって……あっ」

れんげ「ほたるん!」

夏海「なんだー。いるなら早く……ってどしたのその怪我?!」

小鞠「ほたるん大丈夫なの?!」

蛍「い、いえ大したことないです!大丈夫ですから!」

バタン!

小鞠「ほたるん!」





23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 15:23:01.81 ID:jlEGSMBr0
夏海「あの怪我って一体……」

小鞠「大きなあざみたいなのがあったよね……?」

れんげ「ほたるん痛そうだったのん」


ほたるん家の中
蛍(みんなにこの怪我見られちゃった)

蛍(先輩にもアザ見られたし気持ち悪がられちゃったかな……)

蛍(なんでこんなことに……)





25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 15:33:41.50 ID:jlEGSMBr0
前日夜ほたるん家

蛍母「ねえどうにかしてよ。このままじゃ蛍が可哀想よ。わざわざ東京の友達と離れさせて安全な場所を求めて来たっていうのにこれじゃあ意味ないじゃない」

蛍父「だから大丈夫だ!放射能は漏れないし放射性物質も降ってこない!」
「補助金だって貰えるんだ言うことないだろう!」

蛍母「あの子の将来よりそれっぽっちの補助金の方が大切だっていうの!?」

蛍父「金を稼ぐことがどれだけ大変かを知らないだろ!主婦は黙って家事だけしていろ!」

蛍母「私だって毎日家事をするの大変よ!あんまり適当なこと言わないで!」

蛍父「このっ……」

蛍「やめて!」

バシン

蛍「いっ……」

蛍母「蛍!」





26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 15:41:04.49 ID:jlEGSMBr0
蛍父「蛍!ごめん蛍大丈夫か!」


蛍「う、うん平気だよ……」

蛍母「……」
「最低ね、あなた」

蛍母「しばらく別れましょう」

蛍父「なっ!そこまでしなくともいいだろ」

蛍母「いいえ、もう我慢できない。明日役場に相談してくるわ」

蛍父「まてよ!そんなことされてもしそれが会社に知られたら俺の立場が」

蛍母「こんな時にも自分の心配なのね。そんな人に蛍は任せられない」

蛍母「しばらくじゃないわ。別れましょう」





30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 15:48:32.07 ID:jlEGSMBr0
現在

かずほ「蛍にアザが?」

夏海「そうなんだよ。結構強くやられたみたいな感じだった」

れんげ「ほたるん出てきたと思ったらすぐ引っ込んじゃったのん」

こまり「見られたくないって感じもしたの」
かずほ「ふ~ん。アザねぇ~」

かずほ「一応虐待の線も考えてみるけど、教育委員会に報告するのはもっと証拠がないとねえ」
「あそこの親御さんに限ってそんなことないとは思うんだけど」

夏海「うん。ウチらもできるだけ協力するからなんかあったら言ってよ」

かずほ「はいよ~」

夕方 駄菓子屋

れんげ「駄菓子屋!お菓子買いに来たのん」

駄菓子屋「……」

れんげ「駄菓子屋ー?」

駄菓子屋「ん、ああれんげか。どした?買い物か?」

れんげ「これくださいなのん」

駄菓子屋「まいど。……なあれんげ。お前駄菓子好きか?」

れんげ「?好きだけど、どうしたのん?」

駄菓子屋「いや、なんでもないよ。それよりほら、これ。おまけ」

れんげ「おー!ありがとうなのん。けどどうしたのん。急に太っ腹になったのんな」

駄菓子屋「いや、別にそういうわけじゃないさ」
「これからもよろしくな」

れんげ「?」





35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 16:09:46.63 ID:jlEGSMBr0
翌日 学校

ガラッ

蛍「おはようございます」

れんげ「ほたるん!」

夏海「……ねえその怪我」

蛍「これは昨日転んで思いっきりぶつけちゃっただけです!大丈夫ですから!」

夏海「ほたるん……」

小鞠「本当に?」

蛍「は、はい……」

小鞠「ねえほたるん。なにか辛いことがあったなら言って。私じゃ解決できないかもしれないけどそれでもほたるんの力になりたいの」
「なにがあったの?」





37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 16:18:39.37 ID:jlEGSMBr0
蛍「先輩……」

蛍「……きちんと説明できるかはわかりませんがお話しします」

ガラッ
かずほ「お~蛍。今日は来てくれたか」

蛍「先生……。先生、ちょっとこちらへお願いします」

かずほ「ん……わかった」

~~~~~

かずほ「ふ~ん。なるほどねえ」

夏海「そんなことに……」

小鞠「実のお父さんになんて……」

かずほ「でもなあ。転校してくる時に会ったけどそんなことをする人に見えなかったんだがなあ」

れんげ「……お金なのん」

かずほ「え?」

れんげ「お金は人を狂わせるのん」

かずほ「いきなり何言っとるんだ。施設の補助金のことか?」

れんげ「そうなのん。役場の人が言ってたちゅうかんちょぞうしせつの話を聞いてからみんなおかしいのん」

かずほ「ん~、まあなあ。でもそこら辺はあたしもれんげも含めて若造が触れていい話じゃないのよ」
「だかられんげ、その話はもうしちゃだめだ」





41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 16:34:29.54 ID:jlEGSMBr0
れんげ「そんなのおかしいのん。みんなこの村に住んでる人なのん」

かずほ「んーなんていえばいいかなあ」

小鞠「ちょっと!今はほたるんのでしょ!」

夏海「そうだよ。その話は後でして」

蛍「いえ、そんな気を……」

かずほ「そうだな、悪かった」
「それで、昨日お母さんは役場に行ったらしいがどうなったんだ?」

蛍「はい……。それが帰ってきた後も家で口論になって、最終的に、その……離婚するって」

夏海「ええっ!?」

小鞠「そんな……」

かずほ「……」

蛍「いえ!まだ決まった訳じゃありません」
「ただ話がそちらへ向かっているというか……」

かずほ「う~ん。いずれにしても状況はよくないなあ」

小鞠「……ほたるん、今日うちに泊まっていきなよ」
「勿論嫌ならいいけど、ほら、やっぱり家に居づらいだろうし一日くらいうちに来てもいいんじゃない?」

蛍「先輩……。ありがとうございます。お世話になります」





46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 16:52:19.03 ID:jlEGSMBr0
れんげ「うちも泊まるのん!」

夏海「おっ!れんちょんもくるのか!じゃあ今夜はお泊まり会だ!」

れんげ「おー!なのん!」

蛍「二人とも……」

小鞠「ほたるん、今日はうちでゆっくり休んで、また一緒に遊ぼう」

蛍「はい!!」





47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 16:54:31.14 ID:jlEGSMBr0
夜 越谷家

蛍「ご馳走さまでした」

母「お粗末さまでした」

夏海「ごっそさーん!」

小鞠「夏海、行儀悪いよ」

れんげ「おいしかったのん……」

母「あら、もう眠いみたいね」
「夏海、布団まで連れていってあげて」

夏海「おっけー」

小鞠「ほたるんも疲れたでしょ。もう少ししたら寝る?」

蛍「はい、お言葉に甘えて」


蛍(先輩とお泊まりかあ。もっと嬉しいものだと思ってたんだけどなあ)
(やっぱりあのことが頭の中から離れないなあ)





50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 16:59:17.13 ID:jlEGSMBr0
翌朝 休日

蛍「ん、……」

蛍(もうこんな時間かー。人の家でくつろぎ過ぎたかな……)


ガヤガヤ

蛍(あれ、なんでこんなに外に人がいるんだろう?)

母「いいえ、何も受け取っていません!」

記者「いやいや、電力会社と役所がグルになって裏金で買収したって情報があるんですよ」

蛍「え……」





53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 17:11:20.33 ID:jlEGSMBr0
小鞠「あ、ほたるん起きた!」

夏海「ほたるん!取材の人がたくさん来てるよ」

蛍「なんで急にっ……」

れんげ「んー、どうしたのん?」

夏海「れんちょん、今外にテレビ局の人達が来てるんだよ」

れんげ「どういうことなのん」

小鞠「まあ、施設が出来るからその取材ってところよね」

夏海「んー、遊ぼうにも家にいるだけじゃつまらないし、けど取材も面倒そうだからなー。裏から家を出よっか」

蛍「いや、家から出ない方がいいんじゃ」

夏海「まあ大丈夫っしょ。何も悪いことしたわけじゃないし」





54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 17:14:41.57 ID:jlEGSMBr0
夏海「そろーっとね。こうして家を出れば……」

取材スタッフ「あ、君達!少し時間いいかな?」

小鞠「はあ」

れんげ「だめだめなのん」

夏海「しょーがないだろー」

スタッフ「?とりあえず、訊きたいことがあるだけどいいかな?時間とらせないから」





55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 17:23:54.80 ID:jlEGSMBr0
夏海「はあ。まあ、いいですけど」

スタッフ「ありがとう!まず君達はこの村に住んでる子たちだよね?」

夏海「そーですけど」

スタッフ「ありがと。実はこの村に放射性廃棄物を貯める中間貯蔵施設が出来るんだけど、その話は聞いている?」

夏海「……一応は」

れんげ「役所の人が教えてくれたのん」

スタッフ「なるほど。その時どんな説明をされた?」

夏海「えっと、施設は安全であくまで一時的だから大丈夫って聞きました」

れんげ「お金をくれるから駄菓子を買い放題とも言ってたのん」

スタッフ「へえ、なるほど。うん、ありがとうね。それじゃ」

蛍「なんだかあっさりしてますね……」





63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 17:35:35.23 ID:jlEGSMBr0
小鞠「でもあんまりしつこくなくて良かったよ」

れんげ「今度こそ遊びに行くのん!」

夏海「おー!」

夕方

夏海「ふー。疲れたー」

蛍「なんだかいつもより余計に疲れた気がします……」

小鞠「今日はここら辺で別れよっか。……蛍、家、大丈夫?」

蛍「はい、昨日と今日みなさんと過ごしてすごく気分が晴れました」
「今日は家に帰って両親と話してみます」

れんげ「ほたるん、ファイトなのん」





64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 17:43:08.10 ID:jlEGSMBr0
ほたるん家

蛍「ただいまー……」

蛍母「蛍!これどういうことよ!」

蛍「え?」

テレビ「……担当者は建設に際して、十分な説明をしておらず、また大きな影響を受ける可能性の高い村内の子供に対しても真摯な説明をせずに……」

テレビ「駄菓子食べ放題なのん」

蛍「これって今朝の……」





65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 17:50:02.06 ID:jlEGSMBr0
蛍母「この隣にいるのあんたでしょ!」
「なんで取材なんて受けちゃうのよ!東京にいたご近所がこれみたらどう思うと思ってるのよ!」

蛍「わ、私はそんな」

蛍母「私達が引っ越したのは放射能から避難するためって言ったわよね?それなのに貯蔵施設の建設予定地に住んでるなんてことがわかったら結局お金が目的なんて思われちゃうじゃない!」

蛍「そ、そんな!今更東京の人達なんて関係ないんじゃ」

蛍母「あんたに何が分かるのよ!」
「もう嫌よ!わざわざこんな不便で何もない田舎に住んでるのにさらに晒し者なんて耐えられない!」

蛍「お母さん……」





68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 17:59:17.27 ID:jlEGSMBr0
蛍母「この受け答えした子、宮内さんの家の子よね?」

蛍「そうだけど」

蛍母「この子達と一緒に泊まったっていうじゃない。……あんたが泊りになんて行かなければ!この子らと関わりなんて持たなければよかったのに!」

蛍「そんな!いくらお母さんでもそれは言われたくない!」

蛍母「実際そうでしょう!こんな田舎の頭の悪い子達と付き合ってなんかいるからろくに頭も働かないで取材なんて受けちゃうのよ!」

蛍「……もういい!」

バタンッ

蛍(なんでこんなことに……なんでこんなことに!!)

蛍(お母さんも言ってることが無茶苦茶だよ!みんなは何も悪くないのに)

蛍(……でもあの時夏海先輩が取材を受けなければこんなことにならなかったのかな……)

蛍(だめ!そんなこと考えちゃ!)





72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 18:13:21.18 ID:jlEGSMBr0
コンコン

蛍父「蛍、ちょっといいか?」

蛍「……いいよ」

蛍父「蛍、この前は本当にすまなかった」
「あの時は私も色々焦っていて頭の中が混乱していたんだ。言い訳できるとは思わないが、本当にすまないと思っている」

蛍「うん……」

蛍父「それでな蛍、直接に訊くが母さんと父さんどちらについて行きたい?」

蛍「お父さんそれって……」

蛍父「ああ、お前が友達の家に泊まりに行っている間に父さん母さんで話し合ったんだ」





74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 18:27:10.29 ID:jlEGSMBr0
蛍父「そして、こういう結論になった」
「とても急な話だがもうこれしか解決策はないんだよ。だからせめて、父さんと母さんのどちらについていくか、蛍に決めて欲しい」

蛍「そんなのおかしいよ!急なんて言っても早すぎるよ!」

蛍父「本当はかなり前から口論になっていたんだよ。蛍は最近中間貯蔵施設の建設について知っただろうけど、私達は結構前に住民説明会で知っていたんだ。その時からかな、母さんと喧嘩を始めたのは。それからは~~~」


蛍(なんでそんな大事なことを私に話してくれないの……?)

蛍(……私が先輩の家に泊まりらなければ教えてくれたのかな……)

蛍(先輩が、私を誘わなければよかったの?……?)

学校

夏海「ほたるん、あれからどうなったかな」

小鞠「うん……次の日には会えなかったしどうなったか心配だよね」

れんげ「ほたるんならきっと大丈夫なのん」

小鞠「だといいんだけど……」

ガラッ
かずほ「お前ら席につけ~」
蛍「……」

れんげ「ほたるん!」

かずほ「れんげー、座りなさい。今から大事な話しをしてもらうから」

かずほ「蛍、ほら」

蛍「はい……」

夏海「一体どうしたんだ?」

蛍「あの、……私、その……」

蛍「……転校することになりました」





77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 18:42:47.86 ID:jlEGSMBr0
小鞠「ええっ!」

夏海「どーいうこと!?」

蛍「……家族の都合です」

れんげ「ほたるんまた転校するん……」

小鞠「そんな、急すぎるよ!」

蛍「……すいません」


かずほ「家族の都合なんだからしょうがないんだよ~」

夏海「そんな!じゃあ問題は解決しなかったってこと?!」

蛍「解決はします。これからですけど」

小鞠「……まさかこれが解決の方法ってこと?」

蛍「……はい」





78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 18:54:33.75 ID:jlEGSMBr0
小鞠「……そんなのだめ。私は嫌だよ!蛍と離れるのは嫌!」

夏海「そうだよ!もっと色々考えようよ!きっと他にも方法が」

蛍「……こうなったのも少なからずみんなに原因があるんです……」

夏海「え?」

蛍「先輩が私をお泊まりに誘わなければ私は両親と話し合えたかもしれないんです。取材を受けなければお母さんがあんなにおかしくならなかったかもしれないんです」

かずほ「蛍、それ以上はやめなさい」

蛍「お父さんが、みんなが、施設に賛成なんてしなければ!お金なんて欲しがらなければこんなことには!」

かずほ「蛍!!」

蛍「……すいません」

かずほ「……そういうわけだ。転校の日にち自体はもう少し先だから、あと少しの間仲良くやってくれ」

小鞠「……」

転校の日

蛍母「それでは先生、今までお世話になりました」

かずほ「いえいえ、私の力不足な点が多く至らないこともありましたので」

蛍「……」

かずほ「お別れは言った?」

蛍「いいえ……」

かずほ「そうか……。言ったほうがいいとは思うが、まあ色々あるだろうからな」

かずほ「それじゃ、元気で」

蛍「はい……」

夏海「今日ってさあ、ほたるんの転校する日だよね」

小鞠「うん……」

夏海「……行く?」

小鞠「……夏海は?」

夏海「あたしは姉ちゃんにあわせるっつーか、なんていうか」

小鞠「……色々あったしね。あれから口きいてくれなくなっちゃったから、正直なところ行きづらいよね」

夏海「だよね……」

小鞠「……どうすればよかったのかな」
「あたしは蛍のためを思ってお泊まりを言い出したけど、結局それは裏目に出てたわけだしさ」

夏海「……どーしようもないんじゃない。ウチらが話を聞いた時には、その原因の施設の建設も決まってたわけだし、ウチらがどうのっていう話じゃなかったんだと思う」

小鞠「なんだかドライだね……」

夏海「べつにー。ウチだってこんな考えを好きでするわけじゃないよ」

夏海「ただ、こう考えるしか整理のしようがないんだよ」





87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 19:21:17.91 ID:jlEGSMBr0
れんげ「駄菓子屋ー」

駄菓子屋「おう、れんげか。どした、お菓子か?」

れんげ「ちがうのん。ちょっと連れて行って欲しいのん」

駄菓子屋「連れて行くって、そんなのかずほにでも頼めよ」

れんげ「ねえねは今日は学校の仕事があるから連れていけないって言われたの」

駄菓子屋「そうかい。それで、どこに行くんだ?」

れんげ「ちゅうかんちょぞうしせつのの建つ場所なのん」





88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 19:31:03.94 ID:jlEGSMBr0
駄菓子屋「な、なんだってそんなとこに!」

れんげ「ちょっとやりたいことがあるのん」

駄菓子屋「……行ってもなにもないぞ。今は確か建材を運んでいるだけのはずだ」

れんげ「大丈夫なのん。施設はなくてもいっぱいテレビの人がおるん」

駄菓子屋「れんげ、お前、何するつもりだ?」

れんげ「それは企業秘密なのん」

駄菓子屋「……連れて行かないぞ。何かあったら困るからな」

れんげ「駄菓子屋……」

駄菓子屋「……あーもうわかったよ!連れて行くよ!」

れんげ「ありがとなのん!」





91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 19:45:24.85 ID:jlEGSMBr0
建設予定地

駄菓子屋「ほられんげ、着いたぞ」

れんげ「ありがとなのん」

駄菓子屋「それにしても凄い数の取材者だな。まあ、重大さを考えたら当たり前か」


リポーター「現在、土地を買い上げた電力会社は施設建設に向け資材を運び込んでおり、起工は間近と言えるでしょう」

駄菓子屋「……いよいよ始まるのか」

れんげ「じゃあ行ってくるのん」

駄菓子屋「あっ、おいれんげ!そっちは撮影してんだぞ!邪魔しちゃだめだろ!」

れんげ「だから行くのん。そうしないと意味がないのん」





92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 19:52:49.60 ID:jlEGSMBr0
リポーター「~このまま最終処分場にしてしまうのではないかと危惧する意見も多く、慎重な見方が広まっています」

れんげ「ちょっと失礼するのん」

スタッフ「?お嬢ちゃんどうしたの?」

れんげ「一言物申すのん。マイクを貸してほしいのん」

スタッフ「物申すって……」

スタッフ(まあ子供の意見も拾っておけば何かに使えるか)

スタッフ「いいよ、それじゃあもう少ししたら撮るからそれまで待っててね」

れんげ「わかったなのん」

スタッフ「それじゃあお嬢ちゃん、意見をどうぞ」

れんげ「はいなのん」


れんげ「うちは宮内れんげなのん。この施設の建設のせいでうちの大事な友達が離れてしまったのん。だから今、言いたいことがあるのん」





107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 20:40:22.96 ID:jlEGSMBr0
れんげ「この施設を中間貯蔵じゃなくて最終処分場にしてほしいのん。もしここが中間貯蔵施設になるなら、今度は最終処分場建設のところが悲しいことになってしまうかもしれないのん。うちはこれ以上悲しいことが起きて欲しくないのん。だからここで全部終わらせたいのん」

スタッフ(なんだこの子……?)

れんげ「うちはここが大好きなのん。だからうちは多分ずっとここにいるのん。処分場ができて、人がいなくなってもうちはずっとここにいるのん」

「だから、ほたるん、一度だけでもいいのん。いつかもう一回遊ぼうなのん」

駄菓子屋「れんげ……」

スタッフ(……ほたるんてだれだ?まあ、でも子供の意見てことで視聴者へのアピールにもなるか)

スタッフ「はい、オッケーです!」

れんげ「あう、全然言いたいことが言えないのん……」

駄菓子屋「お前はよく頑張ったよ。まあ、意見の是非はどうあれ、主張するその勇気はすごいぞ。立派だよ」

れんげ「……うち、偉いん?」

駄菓子屋「ああ、偉いぞ」

駄菓子屋(あたしも自分の意見を通してたらどうなったかな)

駄菓子屋(建設を撤回させるのは無理かもしれないけど、少なくとも今の後悔は抱かないで済んだのかな……)

れんげ「駄菓子屋……うち、なんだか眠くなってきたのん」

駄菓子屋「そっか。じゃあ、帰るか」

転居先のほたるん家

蛍母「蛍ー、テレビの設定お願いー」

蛍「……」

蛍母「蛍?」

蛍「あっ、うんテレビね。わかった」

蛍(今考えると、私とんでもない八つ当たりしてるなあ)
(先輩にまで酷いこと言ったし私なんてことしたんだろ……)

蛍「……よし、終わった」

カチカチ

テレビ「~のん。うちはここが大好きなのん」

蛍「え、れんちゃん?!」

テレビ「~ほたるん、一度だけでもいいのん。もう一回遊ぼうなのん」

蛍(れんちゃん……!)

テレビ「こんな子供まで巻き込んだ今回の騒動ですが、電力会社が住民に対し約束以上の裏金が流したとも言われており、今後も波紋が拡がることでしょう」

蛍(れんちゃん……)
(テレビに出てこんなにはっきり意見を言うなんて、やっぱりれんちゃんはすごいなあ)

蛍(私は自分の意見をはっきり言ったかな……いや、全部周りに流されて、考えがあってもそれをきちんと言葉にして通そうとしなかった)

蛍(……みんなに謝ろう)
(そのためにはまず話すのは……)


蛍「お母さん!」





119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 21:23:14.88 ID:jlEGSMBr0
しばらくして 越谷家 朝

母「夏海!いつまでも寝ぼけてんじゃないの!」

夏海「う~ん……」

小鞠「早く起きなよー」

兄貴「」

母「あんたねえ……今日は大事な日らしいじゃない。遅れたらどうすんのよ」

小鞠「大事な日?」

母「あれ、あんた達聞いてないの?」

兄貴「」

夏海「ん~……さあ?」

母「あらそうなの。じゃあ学校行ってからのお楽しみね」

小鞠「?」





121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 21:26:27.19 ID:jlEGSMBr0
学校

夏海「おっすれんちょん!」

れんげ「なっつん、おはようなの」

小鞠「おはよー。……ねえれんちゃん、今日何かあるって先生から聞いてる?」

れんげ「ねえねから?なにも聞いてないのん」

小鞠「そっかー。うーん?一体なんだろう」





122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2014/02/21(金) 21:31:38.52 ID:jlEGSMBr0
ガラッ
かずほ「おっす~。席つけ~」

れんげ「はーいなのん」

かずほ「え~、おほん。今日は……えっと転校生がいるので紹介します」

小鞠「えっ!?」

夏海「転校生なんて、ほたるん以来だなー」

れんげ「……」

夏海「あっ!ごめんれんちょん!そんなつもりじゃ……」

かずほ「おいおい静かにしろよー」

かずほ「えーそれじゃ、入って」

ガラッ

蛍「……一条蛍です。……よろしくお願いします!!」


~fin~

 


記事タイトル:

れんげ「中間貯蔵施設ができるのん」

関連ワード :

宮内れんげ

のんのんびより

美少女

ツインテール

髪色(紫)

SS

小岩井ことり(声優)




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