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キョン「ハルヒに秘密を暴露するハメになった」

キョン「なあハルヒ」 ハルヒ「何よ?」 キョン「俺、小3の時に教室でウンコ漏らして周囲をドン引きさせたことがあるんだ」 ハルヒ「はぁ? 何よそれ、みっともないしダサいわね」 キョン「…

キョン「ハルヒに秘密を暴露するハメになった」 ①

~放課後 部室 団活中~


キョン「なあハルヒ」

ハルヒ「何よ?」

キョン「俺、小3の時に教室でウンコ漏らして周囲をドン引きさせたことがあるんだ」

ハルヒ「はぁ? 何よそれ、みっともないしダサいわね」

キョン「……」

ハルヒ「でもまぁネタにはなるわね。ぷぷっ、ウンコ漏らしたって!」

キョン「くっ……」

長門「……」

みくる「……」

古泉「……」





キョン(よしセーフ!!)

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:03:05.24 ID:NBG2jZEa0
キョン「はぁ、たくっ……」

古泉「助かりましたね」ボソッ

キョン「顔近い。しかしハルヒの奴、せっかく忘れていたトラウマを思い出させてくれやがって」

古泉「仕方ありません。今のこの状況では」

キョン「分かってる。今は耐えて様子を見るしかないってこともな」

キョン「しかし……はぁ、いい恥さらしだ」


ハルヒ「みくるちゃーん! みくるちゃんもまた何か面白い話ないの?」

みくる「え!? いいいえ、今のところは何も……!!」

 
古泉「……恥をかいているのはあなた以外のメンバーも一緒ですよ」

キョン「……だな」

長門「……」


キョン「はぁ。何でこんな事態になっちまったんだか」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:06:05.24 ID:NBG2jZEa0
~回想 前日 部室~


ハルヒ「あんたたち、あたしに何か隠し事してない?」


キョン「……は?」

みくる「え?」

長門「……」

古泉「隠し事……ですか?」

キョン「唐突になんだ? なぜいきなりそんなことを聞く?」

ハルヒ「いいから。答えなさいよ」

キョン「いや、答えろと言われても……」


キョン(何だ何だ? また突拍子もないことを言い出したなこいつ)

キョン(まさか長門や朝比奈さん、古泉の正体に感づいたとか? それとも自分の持つ能力に?)

キョン(変なところで勘がいいからなこいつ。いやまさかとは思うが……)

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:09:05.30 ID:NBG2jZEa0
キョン「何で俺たちが隠し事をしているかもなんて思ったんだ?」

ハルヒ「別に。ただ何となく聞いてみたくなっただけよ」

キョン(何となくかよ。驚かしやがって……)

キョン「俺たちは誰も隠し事なんてしていないぞ」

ハルヒ「……本当でしょうね?」

キョン「そういうお前はどうなんだ?」

ハルヒ「え?」

キョン「お前は俺たちに何も隠し事をしていないのか?」

ハルヒ「当然! あたしには隠さなきゃいけないことなんてないわよ!」

キョン「ほう。じゃあお前のスリーサイズ教えろ」

ハルヒ「アホか!」ゲシッ!

キョン「いってぇ!? スネを蹴るなスネを!」

ハルヒ「あんたがいきなり変なことを聞いてくるからでしょ!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:12:05.29 ID:NBG2jZEa0
キョン「そうか。教えたくないか」

ハルヒ「当たり前でしょ!」

キョン「ほらな。人には誰だって隠していたい秘密の1つや2つ、あるもんだ」

ハルヒ「う……」

キョン「それを無理やり聞き出すような真似をする必要もないだろう」

ハルヒ「むー……」

キョン「心配するな。犯罪犯したとか浮気したとか、そういう後ろめたい隠し事してる奴なんかいるわけないから」

ハルヒ「浮気って何よ浮気って!」

キョン「物の例えだ! ともかく! お前が不愉快になるような隠し事してる奴なんかSOS団にはいないから安心しろ」

ハルヒ「ぬー……」

キョン「ほら、この話は終わりだ。お前も何となく聞いただけなんだろう?」

ハルヒ「ぶー、分かったわよ」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:15:08.20 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「もう夕方ね。じゃああたし先に帰るから戸締りよろしく!」


ガチャ バタン


キョン「…………帰ったか。はー、ビックリした」

古泉「ふふ、いつもながら見事な説得でした。流石ですね」

みくる「まさか涼宮さんがあんなことを聞いてくるなんて、あたしも驚いちゃいました」

キョン「隠し事、か。俺たちはハルヒに対してこれ以上ないでかい秘密を隠しているだよなぁ」

キョン「できることなら話してやりたいがな。あいつだけ知らないで仲間外れみたいだし」

古泉「仕方ないですよ。涼宮さんの能力のことを考えると、今は話すわけにはいきませんから」

みくる「涼宮さん、あれで本当に納得してくれたのでしょうか?」

キョン「しつこく食い下がりませんでしたし、大丈夫だと思いますよ」

古泉「気にしていても仕方ありません。僕たちも帰りましょう」

みくる「そうですね。あたしメイド服着替えないといけないから、戸締りはあたしがしておきますね」


キョン(大丈夫、だよな? 何か少し嫌な予感が……)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:18:05.78 ID:NBG2jZEa0
~翌日 朝 教室~


キョン「ようハルヒ、おはよう」

ハルヒ「おはよ。相変わらず冴えない顔してるわね」

キョン「ほっとけ」

ハルヒ「冴えない顔という自覚はあるのね。さて、今日はどんな活動をしようかしら」

キョン(ふむ、いつもと変わらんな。やはり昨日のあれはただの気まぐれだったか)

キョン「ああそうそう、ハルヒ」

ハルヒ「何?」

キョン「俺さ、昨日の帰り道でエロ本拾ったんだよ」

ハルヒ「…………はぁ?」

キョン「なかなかの上物だったぞ。おっぱい大きい娘が多くてな」

ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン?」

キョン「今どき道端にエロ本捨ててあるのも珍しいがな。不思議と俺昔からそういうのに遭遇しやすいんだよ」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:21:05.34 ID:NBG2jZEa0
キョン「今回が初めてじゃなく、小学生の頃からこれで通算7冊目でな」

ハルヒ「キョン!」

キョン「うお! な、何だ?」

ハルヒ「あんたさっきからクラス中の注目集めてるわよ」
 
キョン「へ?」


ザワザワザワ・・・ ヒソヒソ ボソボソ


キョン「……………………はっ!!」

キョン(な、何だ!? 俺は今、何を喋ってたんだ!?)

キョン(お、俺の意思じゃない!? 俺の意思と関係なく、口が勝手に喋ったような……?)

ハルヒ「ねえキョン」

キョン「ほい!? なな何だ?」

ハルヒ「今の話、ちょーっと詳しく聞かせてもらおうかしら」

キョン「あ、えと、そのだな…………すまん! ちょっと用事思い出した!!」ダッ!!

ハルヒ「あ! こら、どこ行くのよ! 待ちなさい!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:24:05.14 ID:NBG2jZEa0
~下駄箱~


キョン「ぜえ、ぜえ、な、何だったんだ、さっきのは……」

キョン「何で俺はあんな絶対に秘密にしておきたいことを堂々と……」

キョン「まるで何かに操られたかのごとく口が勝手に動いて……って、おいおい、まさか」

みくる「あっ、キョンくん、おはよう」

キョン「朝比奈さん。どうも、おはようございます。あれ? いつもこんなにギリギリに学校に来るんですか?」

みくる「いえ、今日はちょっと寝坊しちゃって」

キョン「あはは、おっちょこちょいですね」

みくる「もう、おっちょこちょいなんて言わないでよぉ」

キョン「はは…………って、のんびり話してる場合じゃない!?」

みくる「ひゃ! ど、どうしたんですかキョンくん?」

キョン「朝比奈さん! 実は大変なことに……」

ハルヒ「くおらぁ! 見つけたわよキョン!」

キョン「ぎゃああ! 追いかけてきやがった!?」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:27:05.08 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「さぁキョン、さっきのはどういうことか根掘り葉掘り聞かせてもらうわよ!」

キョン「待て待て! ちょっと待て!?」

みくる「あ、あわわ、どうしたんですか涼宮さん?」

ハルヒ「あらみくるちゃん、いたのね。おはよう」

みくる「お、おはようございます。あ、そうそう! 涼宮さん!」

ハルヒ「何? 今忙しいんだけど」

みくる「あたし、夜寝る時はヌイグルミを抱いてないと眠れないんですよ」

ハルヒ「……はい?」

みくる「しかもそのヌイグルミ、手作りなんです! それも涼宮さんがモデルの可愛いヌイグルミなんですよ!」

ハルヒ「は、はぁ」

みくる「実はSOS団全員のヌイグルミを作ったんですけど、涼宮さんが一番抱き心地がよくて……」

ハルヒ「ちょっと、みくるちゃん?」

みくる「……………………あれ?」

みくる「あたし……………………今、何を言いました?」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:30:05.19 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「みくるちゃん、今の本当?」

みくる「へえぅ、あ、あの、その」

ハルヒ「みくるちゃんはいい年してヌイグルミがないと寝れないんだー」

ハルヒ「それもあたしがモデルのヌイグルミって……え、みくるちゃん、まさか……」

みくる「ち、違うんです違うんです! これは口が勝手に!」

ハルヒ「あーもー! 可愛いわね! どんだけ萌えさせる気よ! このー!」ムギュッ!

みくる「うひゃあ!? ははは離してくださいぃ~!」

キョン(ど、どうやら朝比奈さんに興味が移ったおかげで俺のことは忘れているようだ。助かった……のか?)

ハルヒ「しかも何? 自分からそんなことを言うなんて、自分の気持ちをあたしに気づいてほしかったわけ?」

みくる「だから違いますぅ~!! 違うんです~!!」

キョン(のん気なこと考えてる場合じゃないな。朝比奈さんがピンチだ)

キョン「こらハルヒ。そのへんにしとけ」グイッ

ハルヒ「何よ! 邪魔するんじゃないわよ!」

キョン「そろそろ朝比奈さんが限界だ。それにもうすぐHRも始まる。教室に戻るぞ」

ハルヒ「む~、分かったわよ。みくるちゃん、じゃあね」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:33:05.15 ID:NBG2jZEa0
~教室~


ハルヒ「あー楽しかった。みくるちゃんの意外な秘密知っちゃったわね」

キョン「まったく、お前は……」


谷口「ようキョン。さっきのエロ本云々ってのは何だったんだ?」

キョン「あー……ハルヒによる罰ゲームだよ」

谷口「はは、そんなこったろうと思った。お前も大変だな」

キョン「まあな。はぁ……」

キョン(それにしても……さっきの朝比奈さんも明らかにおかしかった。俺と同じように……)

キョン(これはもう間違いないな。異変が起こっている。ハルヒ絡みの。また厄介なことに……)


ハルヒ「さてキョン。さっきのあんたの話、じっくり聞かせてもらおうかしら」

キョン「げっ! こいつ覚えてやがった!? 知らん知らん! 俺は何も知らん!」

岡部「こらそこ、HR始めるぞー」


キョン(はぁ。とりあえず……昼休みに長門に相談してみるか)

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:36:05.04 ID:NBG2jZEa0
~昼休み 部室~


キョン「長門、いるか?」ガチャ

長門「……」

キョン「いてくれたか。実は……」

古泉「ぜえ、はあ、はあ……」

キョン「うお! 古泉いつの間に! というかどうした? そんなに息を切らせて何かあったのか?」

古泉「さ、先ほど偶然涼宮さんと会ったのですが、その時に、その……不思議なことですが、口が勝手に喋ったといいますか」

キョン「あー、お前もか」

古泉「ということは、あなたも?」

キョン「ああ、朝比奈さんもだ。ここへはその相談に来たんだ。で、お前はどんなことを暴露しちまったんだ?」

古泉「言わせないでくださいよ。もう周りの視線が痛くて痛くて、ここまで逃げてきたんですから」

キョン(へえ、こいつにもそんな秘密があったんだな)

みくる「あ、キョンくん、古泉くん。えっと、ここにいるということは」

キョン「朝比奈さん。朝比奈さんも来たんですね。ちょうど4人揃った。とにかく話し合おう」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:39:05.19 ID:NBG2jZEa0
キョン「それで、今回のこれは何なんだ? ハルヒの前で、何と言うか、俺の意思とは関係なく喋ってしまったんだが」

キョン「その……できれば誰にも知られたくない秘密というか隠し事をな」

みくる「あ、あたしもそうです」

古泉「僕もです」

キョン「これはやっぱり……昨日のあれが原因か?」

古泉「ええ、間違いないでしょうね」

キョン「何でだよ! 大人しく引き下がったから諦めたと思ったのに!」

古泉「心の底では納得できていなかったということでしょう」

キョン「だろうな。まったく……長門、今の俺たちの状態って……?」

長門「涼宮ハルヒに対し、個人的な秘密や隠し事を強制的に喋らされる状態」

キョン「はぁ……改めて聞くととんでもないな。それはハルヒの前でだけか? あとどれぐらい暴露させられるかとか」

長門「不明。特に法則性は見受けられない」

キョン「誰がいつどのぐらい被害にあうか分からないってことか。まいったな」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:42:05.11 ID:NBG2jZEa0
古泉「このような状態になっているのは僕たちだけでしょうか?」

長門「そう」

キョン「長門、お前もか?」

長門「そう」

キョン(マジか、長門まで……しかし、長門の秘密とやらは少し興味あるな)

みくる「あ、あの、あたしたちいつまでこの状態なんでしょうか?」

長門「不明」

古泉「ふむ、涼宮さんの気がすむまでといったところでしょうか」

キョン「あいつめ、俺たちの何が聞きたいんだ? そんなに俺たちのことを疑っていたのか?」

キョン「……まぁ実際に俺たちはあいつに対してでかい隠し事があるわけだが」

古泉「最初は本当に何気なく聞いただけだったのでしょう。しかし、いざ口に出してみると疑念がどんどん膨らみ……」

古泉「やがてその疑念を抑えられなくなり、このような事態を引き起こした。こんなところでしょうね」

キョン「さすがにハルヒの考え方はよく分かってるな」

古泉「プロですから」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:45:05.02 ID:NBG2jZEa0
キョン「それで、どうすればいいんだ? このまま知られたくもないことを暴露し続けるなんて恥ずかしすぎるぞ」

古泉「いえ、それよりも厄介なことがありますよ」

キョン「ん? 何だ?」

古泉「あなたも先ほど言ったでしょう、涼宮さんに対しでかい隠し事があると。それを我々の口から暴露してしまうと……」

キョン「あ、そうか。何でそこに気がつかなかったんだ俺……」

みくる「あたしたちの正体や涼宮さんの力のことを喋ってしまうかもしれないということですか!」

古泉「ええ。涼宮さんが事実を知ったらどのような事態になるか。それを防ぐために我々は今まで奔走してきたわけですからね」

キョン「思ったよりもやばい事態だな。自分の恥を気にしてる場合じゃ…………やっぱり恥をかくのは嫌だな……」

古泉「僕だって嫌ですよ。ですが今は……」

キョン「分かってる。何を優先すべきかぐらいはな」

みくる「あ、あたしも恥ずかしいけど我慢します……」

キョン「いっそのこと、ほとぼりが冷めるまで学校を休んで、ハルヒと顔を合わせないようにしてみるか?」

古泉「4人がいっぺんに学校を休んだら、涼宮さんが不審に思いますよ。それがずっと続くとストレスも溜まる」

キョン「結果、閉鎖空間が大量発生で世界が……か。それは避けたほうがいいな」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:48:05.01 ID:NBG2jZEa0
キョン「じゃあハルヒを満足させるしかないのか。ハルヒが知りたがっていることを教えて……」

キョン「……って、何を教えればあいつは満足するんだよ」

みくる「あたしたちや涼宮さんの正体、ぐらいインパクトがないと駄目なんでしょうか?」

キョン「それを教えてしまうと本末転倒ですしね。だめだ、打つ手が見つからん」

古泉「とりあえずは様子見ですね。下手な動きをせずに、普段通りに過ごしましょう」

古泉「本当にまずいことを暴露しそうになったら力ずくででも止める。これでよろしいですか?」

キョン「ああ。おっと、そろそろ昼休み終わるな。教室に戻るか」

みくる「あたし、他に恥ずかしい秘密あったかなぁ? 不安です……」

キョン「頑張りましょう。というか、同じクラスの俺が1番危険なんだよなぁ……」

古泉「また放課後に会いましょう。では」

長門「……」


キョン「まったく、あいつは毎度毎度厄介なことをしてくれやがって」

キョン「朝の出来事だけで満足して、異変が収まってくれていればありがたいんだが……」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:51:05.09 ID:NBG2jZEa0
~回想終了 冒頭に戻る~


キョン「で、そんな願いも空しく、今現在もこの有様か。今のところやばい事態にはなっていないが」

古泉「まだ誰も涼宮さん絡みの秘密は喋っていませんからね。セーフです」

キョン「それでも恥ずかしいもんは恥ずかしい。何でこんなところでウンコ漏らしたなんて暴露せにゃならんのだ」

古泉「僕も不安ですよ。あ、涼宮さん」

ハルヒ「え? 何、古泉くん」

キョン「おい古泉、突然どうし……ああ、次はお前の番か」

古泉「実は僕、今日の朝食は目玉焼きとトーストだったんですよ」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……え? それだけ?」

古泉「ええ、これだけです」

ハルヒ「はあ。古泉くん、別にそんなことはいちいち報告しなくていいわよ」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:54:05.11 ID:NBG2jZEa0
キョン「おい古泉、何だ今のは? まさか今のも秘密だとでも言うのか?」

古泉「僕が体験していて涼宮さんに話していないこと、という意味ではこれも秘密と言えるのでしょう」

キョン「何だそりゃ。それが秘密の範疇に入るのなら秘密なんて星の数ほどあるぞ」

古泉「そういうことになりますね」

キョン「そう考えるとちょっと気が楽になったな。俺も『当たり』を引きたいもんだ」

古泉「いえいえ、この程度で涼宮さんが満足するはずがありません。今回はかなり運がよかっただけかと」

キョン「ちっ、羨ましいな」

古泉「はは、あ、涼宮さん」

キョン「おい、またかよ!」

ハルヒ「今度は何よ、古泉くん」

古泉「森さんを覚えていますか?」

ハルヒ「ええ、あのメイドさんでしょ。当たり前じゃない。森さんがどうかしたの?」

古泉「実は僕、プライベートでは森さんのことを『お姉ちゃん』と呼んでいるんですよ」

ハルヒ「え?」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 18:57:05.59 ID:NBG2jZEa0
キョン「……」

古泉「……」

ハルヒ「……それ本当?」

古泉「あー……はい、本当です……」

ハルヒ「えっ、古泉くんと森さんって姉弟だったの?」

古泉「いえ、血は繋がっていません。僕が森さんを姉のように慕っているだけで……」

ハルヒ「へー、ほー、古泉くんがねぇ。何かすっごく意外ね!」

古泉「ははは……」

ハルヒ「古泉くんって結構甘えん坊だったりする? そっかー、お姉さん好きなんだー」

古泉「ははははは、からかわないでくださいよ」


キョン(……割と冷静だな古泉。ん?)


古泉「ははははははふぅんぐ!? ははははは……」


キョン(いや、よく見ると耳が真っ赤だ。何か変な笑いも出てるし。相当恥ずかしかったんだな……)

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:00:06.42 ID:NBG2jZEa0
キョン「災難だったな。あまり気にするな。恥ずかしいのはみんな一緒だ」

古泉「ははは……まさか2回連続で僕に来るとは……」


ハルヒ「ねぇみんな、今日はどうしたのよ?」

みくる「え?」

古泉「おや?」

キョン「っと、え? どうしたって、何がだ?」

ハルヒ「何か今日はみんな自分からいろいろ話してくるじゃない。それも普段は絶対話さないことを」

ハルヒ「昨日はあれだけ隠し事なんかないとか言ってたのに。本当にどうしたの?」

キョン「あっと、それはだな……」


キョン(これは……チャンスか? ハルヒがこの状態を疑問に思ったり、ウザいと思ってくれればひょっとしたら)


ハルヒ「まぁいいけどね! 面白いしネタになるし! みんなもっとジャンジャン話してくれていいのよ!」


キョン(だーめだこりゃ……)

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:03:05.17 ID:NBG2jZEa0
みくる「涼宮さーん」


キョン(おっと、今度は朝比奈さんか)


ハルヒ「はいはーい、なーにみくるちゃん?」

みくる「あたし、2年前に初めてマスターベーションをしたんですよ」

ハルヒ「ま……?」

キョン(ぐあっ!)

みくる「あたしそれまでそういうの全然知らなくて。もうすっごく気持ちよかったんです!」

ハルヒ「み、みくるちゃん?」

みくる「あたしすっかりハマっちゃって! 1日中そのことばかり考えてた時期があったんですよ!」

ハルヒ「……」

古泉「……」

みくる「……………………あ」


キョン(これはきつい……何か聞いてはいけないことを聞いてしまったな……)

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:06:05.07 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「ほほーう」ニヤニヤ

みくる「ほあ……が…………あう……あう……」

ハルヒ「まさかみくるちゃんの口からそーんな言葉が出てくるなんてねぇ」

ハルヒ「何? 萌えキャラからエロエロキャラにチェンジしたいの?」

みくる「ちちちちち、ちが……ちが……」

ハルヒ「いったいどういうシチュエーションでそういうことしてたのか、もーっと詳しく聞かせてもらおうかしらぁ?」

みくる「ひ……ひ……ひぃやぁ~~!!」

キョン「待て待てハルヒ! 俺にも詳しく…………じゃなくて! そのへんにしとけ!」

キョン(というか、朝比奈さんがそんなことを言うことにもっと疑問を抱けよ!)



キョン「あ、朝比奈さん、大丈夫ですか……?」

みくる「ううううう……もうお嫁に行けません……」

キョン「げ、元気出してください! 能力のこととかはバレてないですしセーフですって!」

みくる「おもいきりアウトですよぅ……」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:09:05.38 ID:NBG2jZEa0
みくる「うううう……」

古泉「ははは……」


キョン(まずいな……最悪の事態にこそなってないものの、みんな着々とダメージが蓄積している……)


長門「……」ガタン


キョン「ん?」


長門「……」スッ


ハルヒ「あら?」

キョン(長門がハルヒの前に。いったいどうした…… って、次は長門の番か?)

キョン(そういえば、この異変で長門が暴露するのはこれが初めてか)


ハルヒ「何? どうかしたの有希?」

長門「……」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:12:05.06 ID:NBG2jZEa0
長門「春休み」

ハルヒ「ん?」

長門「春休みに……フリーマーケットに行った。5人で」

ハルヒ「え? えっと、うん、行ったわね。次回申し込むための下見に。ついでにいろいろ買い物もしたわ」

ハルヒ「次回参加する時には、みんなにいらなくなったものを持ってくるようにも言ったっけ。それがどうかしたの?」

長門「あなたは……その際わたしに部室の本と自宅の本を出品するように要求した」

ハルヒ「ええ、したわね。かなり量が多くなってきてるみたいだから、ちょうどいいと思って」

長門「……」

ハルヒ「で、それがどうかしたの?」

長門「……」

ハルヒ「有希?」

長門「わたしは……その時、感じた」

ハルヒ「な、何を?」

長門「それを言葉にすると……………………怒り」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:15:05.30 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「え? い、怒り?」

長門「そう」

ハルヒ「有希、怒ってたの?」

長門「そう」

ハルヒ「あたしが本を出品しろって言ったから?」

長門「そう」

ハルヒ「そ、そんなに本を売るのが嫌だったの?」

長門「……そう」

ハルヒ「それならそうと言ってくれればよかったのに。有希が何も言わないから……」

長門「……」

ハルヒ「うう……」

長門「……」

ハルヒ「うううう……」ガタンッ


ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン! 何か有希が怖いんだけど!?」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:18:05.06 ID:NBG2jZEa0
キョン「逃げるな。ちゃんと向き合えよ」

ハルヒ「そ、そんなこと言われても……」


長門「……」ジー


キョン「ほら、長門が怒ってるぞ。こんな時はどうするんだ?」

ハルヒ「ううう……ご、ごめんね有希。まさか有希がそんなに怒ってるなんて思わなくて……」

ハルヒ「本は1冊たりとも売ったりしないから。これでいいでしょ?」


長門「……それなら、いい」


キョン(おお、まさかハルヒが謝るとは……予想外の展開だ)

キョン(しかしこれ、秘密の暴露というよりは本音の暴露という感じだが……)

キョン(まぁ自分が秘めていた思いということで言えば、これも秘密といえば秘密だな)


キョン(それにしても、感情というものが何なのか知らなかった長門の口から『怒り』という言葉が出てくるとは)

キョン(長門も成長してきてるってことか。今回の異変、初めて役に立ったな)

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:21:04.98 ID:NBG2jZEa0
~夕方~


キョン「実は俺はな、納豆が大好物なんだよ」

ハルヒ「はいはい、それはどうでもいいわ」


長門「……」パタン


ハルヒ「あら、もう帰る時間ね」

みくる「ホッ」

古泉「ふぅ」

キョン(や、やっと終わった……今までで1番長く感じる団活だった……)

ハルヒ「じゃあ明日はいつもの時間にいつもの場所に集合ね!」

キョン「え? ああ、不思議探索か……」

ハルヒ「キョン! 遅刻するんじゃないわよ!」

キョン「へいへい。昨日10年愛用していた目覚まし時計がついにぶっ壊れたんだよハルヒ!」

ハルヒ「知るか! それじゃあみんなまた明日! 戸締りよろしくね!」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:24:05.28 ID:NBG2jZEa0
キョン「…………帰ったか。はあ~~~~~~きつかった」

長門「……」

キョン「みんな大丈夫か?」

みくる「うふふふふ」

古泉「ふはははは」

キョン「気をしっかり……はぁ、俺も疲れた……」

古泉「はは……大変でしたね」

キョン「ああ。明日は不思議探索か。こんな状態で街中に出て行ったりして大丈夫かよ」

古泉「下手をすると大勢の人の前で暴露するということにもなりかねませんね」

キョン「はぁ、サボりてぇ」

古泉「そうもいきません」

キョン「そういえば、お前ら3人が休んで俺とハルヒの2人だけで不思議探索に行ったこともあったな」

キョン「だったら、今回俺が休んだっていいじゃないか」

古泉「1人だけ逃げようとしてもそうはいきません。道連れです」

キョン「ハルヒがいない時にまで本音を暴露せんでいい……」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:27:05.49 ID:NBG2jZEa0
長門「……」

キョン「長門、そういえば今日のお前の暴露は結局あれ1回のみだったな。羨ましい限りだ」

長門「……」ジー

キョン「な、何だ? どうした?」

長門「わたしは……」

キョン「ん?」

長門「わたしは……………………最近、シュークリームがお気に入り」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……えっと長門、ハルヒがいないから、それはお前の意思で言ってるんだよな?」

長門「そう」

キョン「ふふ、そっか。長門、そういう秘密ならもっとバンバン言ってくれていいんだぞ」

キョン「さっきのフリマの本の件みたいに、もっと言いたいことは言いまくってもいいんだ」

長門「……そう」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:30:05.28 ID:NBG2jZEa0
キョン「そっか、シュークリームか。いつも世話になってるし今度奢ってやるよ。楽しみにしてろ」

長門「……分かった」

キョン(ふむ、長門にとってはいい方向に進んでるな。この異変も悪いことばかりじゃないかもしれん)

みくる「キョンくぅ~ん……」

キョン「うわっと! あ、朝比奈さん、フラフラじゃないですか!」

みくる「キョンくんは…………ふしだらな女は嫌いですか……?」

キョン「朝比奈さん……忘れましょう! 全部ハルヒのせいです! いつまでも引きずっていても仕方ないですよ」


古泉「そろそろ我々も帰りましょう」

キョン「あ、ああ、そうだな」

みくる「うう……」

古泉「はぁ……」


キョン(みんな精神的ダメージがでかいな……こんな状態で明日大丈夫かよ)

キョン(やっぱりこの異変、早く何とかしないと。まったくハルヒめ)

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:33:05.33 ID:NBG2jZEa0
~キョンの部屋 夜~


キョン「はあああ、疲れた……ハルヒのいないこの空間、この時間がこんなに貴重だと感じられるとは」

キョン「いい加減あいつの引き起こす珍騒動にも慣れてきたつもりだったが……やれやれだ」


キョン妹「キョンくーん」ガチャ


キョン「ハサミなら机の引き出しにあるから勝手に持っていけ」

キョン妹「うん、分かったー」ゴソゴソ

キョン「……なあ」

キョン妹「え? なーにキョンくん?」

キョン「お前、何か秘密とか隠し事ってあるか?」

キョン妹「秘密? 隠し事?」

キョン「そうだ。俺に……いや、誰にも言えないような事だ」

キョン妹「うーん、えっとねー……」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:36:05.08 ID:NBG2jZEa0
キョン妹「……うん! あるよー!」

キョン(凄い笑顔で言い切りやがったな)

キョン「ほう、お前にも秘密があるのか。ちょっと俺に教えてみろ」

キョン妹「えー、やだよー。恥ずかしいもん!」

キョン「そう言わずに。教えてくれないとくすぐるぞ」

キョン妹「きゃー、キョンくんに襲われるー」

キョン「人聞きの悪いことを言うな!」

キョン妹「えへへー、明日はミヨちゃんとお買い物に行くんだー」

キョン「何だ、秘密ってそんなことかよ」

キョン妹「ううん、これは秘密じゃないよ。本当の秘密は教えてあげない。じゃーねー」


ガチャ バタン


キョン「…………普段何も考えてなさそうなあいつにも、秘密があったんだな」

キョン「そりゃそうか。誰だって絶対に知られたくない秘密ぐらいあるよな」

キョン「それを無理やり暴かれるなんて……勘弁してくれよ……」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:39:05.07 ID:NBG2jZEa0
キョン「さて、そろそろ寝るか」ゴソゴソ


ピッ トゥルルルルル トゥルルルルル


ハルヒ『もしもし、何よこんな時間に?』

キョン「おうハルヒ。俺、ポニーテール萌えなんだが、実はツインテールも大好きなんだ」

ハルヒ『……はあ?』

キョン「何というか、あの可愛らしさがもうたまらなくてな!」

ハルヒ『このアホ! いきなり変な電話かけてくるんじゃないわよ!!』

キョン「うお! す、すまん!?」

ハルヒ『まったく! 明日遅刻したら死刑だからね!』ピッ


ツー ツー ツー


キョン「…………い、今、口だけじゃなく、手も勝手に動いたぞ……!」

キョン「恐ろしい……ハルヒがそばにいなくても暴露させられるというのか……?」

キョン「はぁ……明日は携帯を置いていったほうがいいかもしれんな……」

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:42:05.28 ID:NBG2jZEa0
~翌日 朝 駅前~


ハルヒ「遅い! 罰金!」

キョン「1時間前に来たのに何でもう全員揃ってるんだよ! おかしいだろう!?」


古泉「ははは、どうも」

長門「……」

みくる「おはようございます、キョンくん」


ハルヒ「ゴチャゴチャ言わない! ほら、いつもの喫茶店に行くわよ!」

キョン「たく……」


キョン(しかしまぁ。みんな昨日のダメージからは何とか回復しているようだ。よかったよかった)

古泉「それにしても……」

キョン「近い!? 何だよ?」

古泉「今日の涼宮さんは珍しくツインテールなんですね。何かあったのでしょうか?」

キョン「……知らん」

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:45:05.31 ID:NBG2jZEa0
~喫茶店~


ハルヒ「さぁグループ分けをするわよ! みんなクジを引きなさい!」

キョン「へいへい……ん? おいハルヒ」

ハルヒ「何よ?」

キョン「このクジ、印がついてないぞ」

ハルヒ「え? あれ?」

みくる「本当です。いつもクジの当たりには赤い印がついているのに」

ハルヒ「あれぇ? さっきまではついてたのに。おかしいわね」

キョン「どうする? 別のクジを用意するか?」

ハルヒ「うーん……」

古泉「……」

長門「……」

キョン「……」


ハルヒ「まぁいいわ!」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:48:05.28 ID:NBG2jZEa0
キョン「まぁいいわって……どうするんだよ?」

ハルヒ「今日はグループ分けはしないわ。5人で行きましょう!」

キョン「……いいのか? 手分けしなかったら効率悪いんじゃないのか?」

ハルヒ「たまにはいいわよ。ほらみんな、行くわよ!」

みくる「わ! わ! 涼宮さん、引っ張らないでぇ!」

長門「……」

キョン「おいおい……」


キョン「おい、これはどういうことだ?」

古泉「グループ分けをしますと、4人のうち2人とはしばらく離れることになりますからね」

古泉「あくまで4人の秘密を聞きたいがために、クジを無意識に改変したのでしょう」

キョン「不思議を見つけるより、今はそっちが優先ってことか。まったく……」

古泉「そういうことでしょうね。僕たちも行きましょう」

キョン「そして1時間前に到着して遅刻してないにもかかわらず、奢らされる俺……先行き不安だ」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:51:05.10 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「さぁて、まずは大通りの方に行ってみようかしら」

キョン「おいおい。不思議ってのはもっと見つかりにくい、ひっそりしたところにあるんじゃないのか?」

キョン「あんな人の多いところにわざわざ行かんでも……別のところにしないか?」

ハルヒ「考え方が甘いわよ! その裏をかいてめっちゃ人目に付くところにあるかもしれないじゃない!」

ハルヒ「あたしはそんな手には引っかからないわ! ほら行くわよ!」

みくる「あうう……」

古泉「はは、そうですね」

キョン(くそ、人目につくところで秘密を暴露するような事態は避けたかったってのに)

ハルヒ「不思議も気になるんだけど……」

キョン「ん?」



ハルヒ「みんなが今日はどんな話をしてくれるのか、それも気になってるのよねぇ」ニヤリ

みくる「ひぃぃ!?」

キョン(この鬼め!?)

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:54:08.20 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「あ! あそこ、可愛い服があるわよ! みくるちゃん! 有希!」グイッ!

みくる「こ、こける! こけちゃいます!」

長門「……」


キョン「……これは不思議探索じゃなかったのか? あれじゃただのウインドゥショッピングじゃないか」

古泉「まあまあ。よいではないですか」

キョン「まぁ確かに下手に事件を起こすよりはいいがな。ところで古泉」

古泉「何でしょう?」

キョン「俺たちの現在の目的は、ハルヒに能力やら正体やらがバレないようにすることだろう?」

古泉「ええ、その通りです」

キョン「そのことだが…………案外大丈夫だったりしないか?」

古泉「と言いますと?」

キョン「以前俺がハルヒにお前ら3人の正体をバラしちまったことがあったが、ハルヒはまるっきり信じなかったぞ」

古泉「あなたが涼宮さんと2人だけで不思議探索に行った時のことですね」

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 19:57:05.34 ID:NBG2jZEa0
キョン「だから今回もし喋ってしまったとしても、あまりに荒唐無稽すぎてハルヒは信じないんじゃないか?」

古泉「そういう油断は禁物ですよ」

キョン「む」

古泉「事実、そのせいで映画撮影の配役決めの時にどのような事態になったかお忘れですか?」

キョン「う……お前らが宇宙人、未来人、超能力者というドンピシャな役を演じる羽目になったんだったな……」

古泉「全ては信じなくても『ひょっとしたら』という疑惑が頭のどこかに残る可能性はあります」

古泉「我々にとってはその少しの疑惑ですら命取りになる可能性もあるのです」

古泉「ですから極力涼宮さんには……」

キョン「わ、分かった分かった! もう絶対にハルヒにバラしたりはしないからよ!」

古泉「そうしていただけるとありがたいです」

キョン「はぁ。となると結局気合い入れて頑張るしかないか」

古泉「ふふ…………もっとも、あなたが言ったからただの冗談と受け止められた可能性もあるのですが」

キョン「何だそりゃ……」

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 20:00:05.51 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「みくるちゃん! ほらこのアクセサリー、いいと思わない?」

みくる「あたしはこっちもいいと思いますよ」

長門「……」

ハルヒ「ほらほら。有希もたまにはオシャレしなさい。あたしが選んであげるから!」

長門「……」



キョン「……平和だな」

古泉「ええ、微笑ましい光景ですね。このまま何事も起きなければいいのですが」

キョン「騒動なんて起きない方がいいに決まってるからな。おーい、ハルヒ」


ハルヒ「何? 今忙しいんだけど」


キョン「実は俺はな、『きのこの山』より『たけのこの里』の方が好きなんだ」




ハルヒ「殺すぞ?」

181: 保守感謝! 再開します 2014/02/15(土) 20:36:05.04 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「こらキョン! どういうことよ!」グイッ!!
 
キョン「ぐえええ! 首が絞まる首が絞まる!? 離せ!」

ハルヒ「どう考えてもきのこの山の方がおいしいでしょ! 訂正しなさい!」

キョン「いいや! これだけは譲れん! たけのこの里のが上だ!」

ハルヒ「なぁんですってー!!」

みくる「ふ、2人とも、落ち着いてください~!」

ハルヒ「みくるちゃん! みくるちゃんはどっちが好きなの!」

みくる「え? あ、あたしはトッポが……」

ハルヒ「すっこんでなさい!!」

みくる「ひぃぃ!?」

キョン「古泉! お前、以前たけのこの方が好きだって言ってたよな?」

古泉「申し訳ありません。実はきのこの山の方が好みでして」

キョン「裏切ったなてめぇ! もっと本音で話せ本音で!!」

184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 20:39:05.08 ID:NBG2jZEa0
長門「……」

ハルヒ「有希! 有希はどっちがいいの? きのこよね!」

キョン「たけのこだよな長門!」

長門「……………………ない」

キョン「え?」

長門「わたしは、どちらも食べたことがない。ゆえに判断は下せない」

ハルヒ「ええ? 有希、きのこの山を食べたことないの? それは損してるわよ。あんなにおいしいのに!」

キョン「よし、今度食べさせてやるよ。たけのこの里の素晴らしさが分かるはずだ」

ハルヒ「きのこー!!」

キョン「たけのこー!!」

長門「……」



古泉「やれやれ、結局平和は長く持ちませんでしたね」

古泉「しかし、この方がSOS団らしい気がします。しっくりきますね」

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 20:42:05.22 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「あんたも強情な奴ね」

キョン「お前こそ」

ハルヒ「あたし相手にここまで張り合ったのはあんたが初めてよ。褒めてやるわ」

キョン「そりゃ光栄だ」


キョン妹「あ! キョンくーん! ハルにゃーん! みんなー!」


キョン「ん?」

ハルヒ「あら、妹ちゃんじゃない」


キョン妹「こんなところで会うなんて、きぐーだね!」

みくる「うん、奇遇ね。妹ちゃんはここで何をしているの?」

キョン「そういえばミヨキチと買い物に行くとか言ってたな。何でお前1人なんだ?」

キョン妹「今は別行動中~! どっちが可愛いアクセサリー見つけられるか勝負してるの!」

ハルヒ「いいわね! あたしそういうの好きよ!」

キョン妹「だから、あたしもう行くね! バイバーイ!」タッタッタッ・・・

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 20:45:05.10 ID:NBG2jZEa0
みくる「うふふ、妹ちゃんは相変わらず可愛いですね」

ハルヒ「本当ね、常にアグレッシブだし。あんたと兄妹とはとても思えないわ」

キョン「ほっとけ。ああそうそう、ハルヒ」

ハルヒ「何よ?」

キョン「俺と妹はな、実は血が繋がってないんだ」








長門「……」

古泉「……」

ハルヒ「え?」

みくる「ええ!?」

キョン「え? マジで?」

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 20:48:05.27 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「マジでって……あんたが言ったんでしょ」

キョン「あ、ああ、そうだが…………え、ええ~……」

ハルヒ「ねえキョン、それ本当なの?」

キョン「あー、そのだな…………すまん! ちょっと待っててくれ! 古泉! 一緒に来い!」

ハルヒ「あ! ちょ、どうしたのよ!」


キョン「おい古泉、お前確か機関で俺のことをいろいろ調べて、俺は正真正銘一般人だという結論を出したと言ってたな?」

古泉「ええ、その通りです」

キョン「ということは当然、家族構成だって調べたはずだよな?」

古泉「ええ、調べました」

キョン「てことは……お前、知ってたんだな? 俺と妹のこと」

古泉「ええ……」

キョン「……本当に血が繋がってないのか?」

古泉「本当です。あなたと妹さんは実の兄妹ではありません」

204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 20:51:05.12 ID:NBG2jZEa0
キョン「マジか…………ええ~……」

古泉「ショックを受ける気持ちは分かりますが……」

キョン「ああ、ショックなのもあるんだが、もう1つ…………俺、こんなこと知らなかったぞ!」

キョン「自分自身が知らないことを暴露しちまったぞ! これはどうなってるんだ!?」

古泉「よく分かりませんが……涼宮さんの願望が少しずつ変化してきているのかもしれません」

古泉「おそらく……我々がなかなか涼宮さんの望みにかなう暴露をしないのが原因かと」

キョン「自分ですら知らないことを暴露しちまうなんて怖すぎるだろう……」

古泉「確かによくない兆候ですね」

キョン「どうする?」

古泉「どうするもこうするも、やることはこれまでと変わりませんよ」

キョン「だよな。はぁ」

古泉「そろそろ戻りましょう。涼宮さんが怪しみます」

キョン「ああ、そうだな……」

205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 20:54:04.96 ID:NBG2jZEa0
古泉「どうも、お待たせしました」

キョン「待たせてすまなかったな、ハルヒ」


ハルヒ「ああうん、じゃあ行きましょうか」

キョン「ん? さっきのこと、聞かないのか?」

ハルヒ「あんたの家族の事情だし……口出しするのもあれかなって」

キョン「ほう」


キョン(へえ。こいつにも一応常識的なところがあったんだな)


ハルヒ「あ、でも」

キョン「ん?」



ハルヒ「あんた! いくら血が繋がってないからって、妹ちゃんに手を出すような真似をするんじゃないわよ!」

キョン「出すか! 大馬鹿野郎!!」

208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 20:57:05.22 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「そろそろお昼ね。お腹すいてきたわ」

キョン(はぁ、今は飯でも食って気を紛らわせたい気分だ……)

ハルヒ「今日は喫茶店まで戻る必要はないし……みくるちゃん、この辺でどこかおいしいお店知らない?」

みくる「そうですね、えっと~」

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「あら有希、いいお店知ってるの?」

長門「……」

ハルヒ「……有希? どうしたの?」


キョン(これは…………ひょっとして長門の2回目の暴露か?)


長門「わたしには…………秘めた思いがある」

ハルヒ「え? え? あたし、また何か有希を怒らせるようなことをしたっけ?」

長門「……」チラッ


キョン(んん? 長門が俺のほうを見てる……?)

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:00:06.76 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「……キョンがどうかしたの? 有希」

長門「……」

キョン(な、何だ何だ?)


長門「わたしは…………彼に『有希』と名前で呼んでほしいと望んでいる」


ハルヒ「えぇ! どどどういうこと?」

長門「涼宮ハルヒ、あなたは彼に『ハルヒ』と呼ばれている」

ハルヒ「え? ええ、そうね」

長門「わたしは『長門』と呼ばれている」

ハルヒ「そ、それで……?」


長門「……………………ずるい」


ハルヒ「!!!!」


キョン(ええええええええええええええ!?)

218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:03:04.96 ID:NBG2jZEa0
キョン「な、長門、いきなり何を言い出すんだ!?」

長門「……だめ?」

キョン「あー……その……」チラッ

ハルヒ「…………別にいいんじゃないの。どう呼ぼうがキョンの勝手だし」

キョン「そ、そうか。えっと、じゃあ…………」


キョン「……………………有希」

長門「……」ピクッ

キョン「こ、これでいいか?」

長門「……いい」


キョン(こ、これも秘密とは違うような……いや、秘めてた思いだからこれも秘密の暴露でいいのか……)


ハルヒ「ほら! さっさとお店探すわよ!」ズンズンズン

キョン「うおっと! 1人で勝手にどこか行くんじゃない!」


古泉「ははは。これで閉鎖空間が発生していないのが不思議でたまりませんね……」

222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:06:04.99 ID:NBG2jZEa0
~ファミレス~


ハルヒ「ガツガツ! ムシャムシャ! ハムハム!」

キョン「おいハルヒ、ちょっと食いすぎじゃないのか?」

ハルヒ「ングング、ゴクンッ! うっさいわね!」

キョン「どうせ俺が奢らされるんだろ。もう少し量を抑えろよ」

ハルヒ「ふんだ!」


長門「ムグムグ」

キョン「お、どうだ長門、シュークリームはうまいか?」

長門「……」

キョン「あっと……ゆ、有希」

長門「……おいしい」


ハルヒ「すみませーん! 追加の注文お願いします!」

キョン「おおおおい!?」

続き

転載元


記事タイトル:

キョン「ハルヒに秘密を暴露するハメになった」

関連ワード :

キョン

涼宮ハルヒの憂鬱

イケメン

髪色(茶)

主人公

SS

杉田智和(声優)




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