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続き:キョン「ハルヒに秘密を暴露するハメになった」

~ファミレス前 午後~ ハルヒ「さぁて! 腹ごしらえもすんだし、引き続き不思議を探すわよ!」 キョン「まったく、何人前食ったんだお前は……」 古泉(お腹いっぱいになったおかげか、何とか機

キョン「ハルヒに秘密を暴露するハメになった」 ②

~ファミレス前 午後~


ハルヒ「さぁて! 腹ごしらえもすんだし、引き続き不思議を探すわよ!」

キョン「まったく、何人前食ったんだお前は……」

古泉(お腹いっぱいになったおかげか、何とか機嫌は直ったようですね)

長門「満足」

みくる「涼宮さん、午後もグループ分けはしないんですか?」

ハルヒ「うん、このまま5人で行くわ!」


キョン(午前よりも周りに人が増えてるな。ああ、不安だ……)


ハルヒ「キョン! これは遊びじゃないんだからね! 真面目に不思議を探すのよ!」

キョン「午前中ウィンドゥショッピングを楽しんでたのはどこのどいつだ」

ハルヒ「うっさい! ほら出発!」

232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:12:04.84 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「むむっ! あっちの人だかりに不思議の予感が!」ダッ


キョン「また勝手に……やれやれ、午前中は致命的な暴露はせずにすんだが、午後はどうなることやら」

古泉「終わりが見えないというのはつらいですね。涼宮さん、待ってください。話したいことがあります」


ハルヒ「え、何? また何か面白い話?」


キョン(む、午後のトップバッターは古泉か)

古泉「ええ、実はですね…………僕は機関のリーダーなんです」

キョン(げっ!!)

ハルヒ「機関のリーダー? 機関って何の機関よ?」

古泉「それはですね……」

ハルヒ「ひょっとして何かの秘密結社とか!」

古泉「実は超能ry」

キョン「おおっと! 手が滑った!!」ゴスッ!!

古泉「げっふ!?」

234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:15:04.92 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「ちょっと! あんた何いきなりラリアットかましてんのよ!」

キョン「ああいや、うっかりつまずいてしまってな……すまん、大丈夫か古泉?」

古泉「ごほっ、だ、大丈夫です、気にしないでください」

ハルヒ「もう。それで、機関って何なの?」

古泉「ああ、それはバイトの話ですよ」

ハルヒ「バイト?」

古泉「僕のバイト先では、仲間内で自分たちのグループのことを『機関』と呼んでいるのです」

古泉「あくまでもおふざけでですけどね。僕はそのリーダーなのですよ」

キョン(お、言い訳できてるってことは、強制暴露状態は無事解除されたみたいだな)

ハルヒ「なーんだ、いきなり機関だなんて言い出すから、物凄い組織か何かかと思っちゃったじゃない」

古泉「はは、申し訳ありません。お気に召さなかったようで」

ハルヒ「次からはもっと面白いのを期待してるわ。ほら、早く行きましょう」 

古泉「了解しました」

240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:18:04.99 ID:NBG2jZEa0
キョン「おい古泉、本当に大丈夫か?」

古泉「ふふ、効きましたよ、あなたのラリアット……」

キョン「す、すまん。咄嗟のことで加減が……」

古泉「いいえ、おかげで助かりました。ありがとうございます」


キョン「なあ、今の方法で何とかなったってことは、これまでもこの手でいけばよかったんじゃないのか?」

古泉「いえ、何度も今の方法を使っていますと不審がられます。どうしてもまずい暴露の時だけにしておくべきかと」

キョン「周りに誰かがいないと使えない手段だしな。結局運しだいか……ところで古泉」

古泉「何でしょう?」

キョン「お前、機関のリーダーって言ってたがやっぱり……」

古泉「違います。以前も言いましたが、機関には上下の関係は一切ありません」

キョン「しかし、さっきのは……」

古泉「……」

キョン「わ、分かった。この話題にはもう触れないでおく……」

244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:21:04.84 ID:NBG2jZEa0
みくる「涼宮さーん」

ハルヒ「なーに、みくるちゃん?」


キョン(次は朝比奈さんか。セーフでありますようにセーフでありますように……)


みくる「あたし、実はとっても遠いところから来たんです」

ハルヒ「遠いところ? みくるちゃん、この辺りの出身じゃないの?」

みくる「はい」

ハルヒ「遠いところと言うと、北海道とか沖縄とか?」

みくる「いいえ」

ハルヒ「まさか外国?」

みくる「違います。遠いと言っても距離じゃないんですよ」


キョン(はいアウトー! 止めなければ!!)


ハルヒ「距離じゃない? それどういうこと?」

249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:24:04.74 ID:NBG2jZEa0
みくる「それはですね、みrモガッ!?」

ハルヒ「へ?」

長門「……」

みくる「ムググ!? モガモガ!?」


キョン(な、長門!?)


ハルヒ「ちょっと有希!? 何いきなり羽交い絞めにして口塞いでるの!?」

長門「……スキンシップ」

みくる「フガッ!? ムイー!? ムイイー!?」

ハルヒ「スキンシップって……ずいぶんと激しいスキンシップね……」

キョン「な、長門だってたまにはな! そういう気持ちになることもあるってことだ!」

ハルヒ「そういえば、映画撮影の時も何度かみくるちゃんに襲い掛かってたわね、有希」

キョン「そ、そうそう! これが長門なりのスキンシップなんだ!?」

ハルヒ「今日の有希はいろいろ積極的ね……」

253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:27:06.10 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「まあいいわ。ほら、いつまでもイチャついてないで行くわよ」

キョン(ほっ、うまく話題を逸らせたか……)

長門「……」

キョン「有希、もういいぞ。早く離さないと朝比奈さんが……」

長門「……朝比奈みくるの生命活動の停止を確認」

キョン「え”え”え”え”え”え”え”え”え”え”え”え”!?」

みくる「ぷはっ! はあ、はあ、苦しかったです……」

キョン「あ、あれ?」

長門「……ジョーク」

キョン「有希ちゃーん!? お前が言うとシャレにならんからやめてくれ!?」

古泉「大丈夫ですか? 朝比奈さん」

みくる「へ、平気です。ありがとうございます、長門さん」

長門「……いい」

262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:30:04.89 ID:NBG2jZEa0
古泉「しかし危なかったですね。僕、朝比奈さんと立て続けに重大な秘密を暴露してしまうところでした」

キョン「午前に比べて急にレベルが上がったな。これはやっぱり……」

古泉「ええ、涼宮さんがもっともっと重大なことを暴露しろと催促しているのでしょう。無意識に」

キョン「くそ、乗り切れるかどうかおもいきり不安になってきたぞ……」

みくる「ど、どうしたらいいんでしょう……?」

キョン「そろそろ限界も…………おーい、ハルヒー」

みくる「キョンくん?」

古泉「む、3人目の暴露ですか……」


ハルヒ「何? って、何でみんなそんなところで固まってるのよ。早く来なさいよ」


キョン「お前が勝手にどんどん行くからだろうが。それより佐々木のことなんだけどな」

長門「……」

古泉(むむ……これは……)

264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:33:04.91 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「佐々木? 佐々木って確か、あんたの中学の時の同級生の……」

キョン「ああ、春休みにお前も会ったよな」

ハルヒ「で、その佐々木さんがどうかしたの?」

キョン「中学の頃、佐々木とは妙に話が合ってな」

ハルヒ「……」ピクッ

キョン「同じ塾にも通っていて、一緒に帰ったりもしていたし……」

ハルヒ「……」ピクッピクッ

キョン「佐々木から受けた影響もそれなりにあるんだよ」

ハルヒ「ふーん。あっそ。そんなに佐々木さんがよかったの?」



みくる「あわわ……」

長門「……」

古泉(これは止めるべきか……しかしタイミングが……もう少し様子を……)

267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:36:04.85 ID:NBG2jZEa0
キョン「でも、ま」

ハルヒ「?」

キョン「あくまでも中学の時の話だ。佐々木とは長い間会ってなかったしな」

キョン「今はSOS団の方が俺にとっては重要だ」


古泉(ほう、これはこれは……)


キョン「そういえば佐々木の奴、男子から告白されたとか言ってたな」

ハルヒ「ふーん、どうなったの?」

キョン「さあな。返事をしたのか、付き合うことにしたのか……どっちにしろ俺にはもう関係ない話だ」

ハルヒ「あっそう……」


古泉(ふふ、どうやら危機は免れたようですね)


キョン「そうそう、実は佐々木はな、お前の能りょk」

古泉「エスパーチョップ!」

キョン「ぷんげっ!?」

273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:39:04.90 ID:NBG2jZEa0
キョン「お前……さっきのチョップ、絶対に仕返しだろ?」

古泉「ははは、何のことやら」


ハルヒ「ねえみんな、さっきからどうしたのよ? 何か様子がおかしいわね」

キョン(う……さすがに怪しみ始めたか……)

ハルヒ「何か妙に仲良さそうにじゃれ合っちゃって。あたしだけのけ者みたい」

キョン「いや、のけ者ってことはないだろう……」

ハルヒ「というわけで! みくるちゃん! 有希! スキンシーップ!」ギュウウウ

みくる「うひゃああ!? 涼宮さん倒れちゃいますよぅ!?」

長門「……」


キョン「何だ、結局いつも通りか」

古泉「いえ、あれは少し無理をしているようにも見えますが……」



DQN1「なあなあ! 聞いてくれよ!」

DQN2「あん? 何だよ急に」

278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:42:05.00 ID:NBG2jZEa0
DQN1「今まで秘密にしてたんだけどよ、俺お前のサイフから金盗ったことあるんだよ!」

DQN2「は? はあああ!? お前それマジかよ!!」

DQN1「マジマジ! 五千円ほど…………あれ? 俺、今何か言ったか?」

DQN2「ふざけんなてめぇ! 金返せおらぁ!!」

DQN1「ちょちょちょっと待て!? 今、口が勝手に!?」

DQN2「何を訳の分からねえこと言ってんだ! ちなみに俺はお前の部屋からCDパクッたことがあるんだけどな!」

DQN1「あれの犯人お前かよ! CD返せコラ!」

DQN2「……あれ? 今俺……ていうか金返せ!!」


ギャーギャー!! ワーワー!!



ハルヒ「何あれ? くだらない喧嘩してるわね」


キョン「な、なあ、あれって……」

古泉「ええ、非常に心当たりのある光景ですね……」

285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:45:04.86 ID:NBG2jZEa0
キョン「ん? 今度はあっちの方からやたらでかい声が……」



ギャル女「はあ? あんた2股かけてたってマジ?」

ギャル男「……え? お、俺、そんなこと言った?」

ギャル女「しらばっくれてんじゃねえよ! 秘密にしてたけどあたしは5股かけてっからな!」

ギャル男「おい、今何て言ったビッチ?」

ギャル女「あ、あら?」



ハルヒ「うわ、あっちでは修羅場? こんなところで迷惑ね」

キョン「お前が迷惑とか言うな。しかしこれは……」

みくる「な、何だか様子がおかしいです……」

長門「……」

古泉「まさかとは思いますが……」

288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:48:04.86 ID:NBG2jZEa0
男性1「え、お前そんな趣味があったの? ドン引きなんだけど……」

男性2「ま、待て! 違う! これは違うんだ!?」

男性1「近寄らないでくれ。正直気色悪い……」

男性2「やめてくれ! そんな目で俺を見ないでくれ!?」


女性1「い、い、いやああああああああああああああああ!?」

女性2「お、落ち着いて!?」

女性1「知られちゃった知られちゃった!? 絶対誰にも知られたくない秘密だったのに!?」

女性2「わ、私はそんなこと気にしないから!」

女性1「嘘よ! 心の中では軽蔑してるんでしょ!?」

女性2「そんなことないって!」



ハルヒ「な、何か周りが一気に騒がしくなってきてない?」

292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:51:04.99 ID:NBG2jZEa0
キョン「おい、これはハルヒがとうとう痺れを切らせて、無差別爆撃を開始したってことなのか?」

古泉「そうでしょうね……」

キョン「これも無意識にか?」

古泉「そのようです」

キョン「くそ、ハルヒに正体もろもろがバレるのもやばいが、これもやばいんじゃないのか?」

古泉「ええ、正直想定外です。我々の中だけで収まると思っていたのですが……」

キョン「まったく、どこまでもワガママな奴だ! おいハルヒ……って、あれ? ハルヒは?」キョロキョロ

みくる「あ、あの、涼宮さん、この騒ぎを調査するんだって走って行っちゃいました!」

キョン「マジですか! 1人で突っ走るなとあれほど言ってるのに!」

古泉「ぼやいている場合ではありません。すぐに追いかけましょう」

キョン「ああ! 朝比奈さん! 有希も!」

みくる「は、はい!」

長門「……」

294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:54:04.84 ID:NBG2jZEa0
女性「わたし、エッチなアニメを観るのが大好きなの」

子供「僕、お母さんが大事にしてたお皿を割っちゃったんだ。ごめんなさい!」

女子高生「うふふ、普段からナイフを3本持ち歩いてるんだぁ……」

イケメン「密かにため続けた鼻クソがサッカーボール並みの大きさになったんだ」

男性「誰でもいいから思い切りぶん殴りたいという衝動が湧き上がる時があるんだよ」


キョン「あちこちで盛大な暴露大会だ……まずいなこれは」

古泉「とにかく早く涼宮さんを見つけないと」


男「あなたのことがずっと前から好きでした! 付き合ってください」

女「わ、わたしもずっと好きでした! よろしくお願いします!」


みくる「わあ、おめでとうございます」

キョン「朝比奈さん!? 感動してる場合じゃないですよ!?」

301: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 21:57:04.94 ID:NBG2jZEa0
古泉「そうですか、分かりました。では」ピッ

キョン「今の電話、機関からか?」

古泉「はい、思ったよりもまずい事態になっているようです」

キョン「というと?」

古泉「この現象、この辺り一帯だけのことではないようです。どんどん世界中に広がっているようで」

キョン「おいおいマジかよ……」

古泉「ええ。報告によると、政府高官がテレビの生中継で国家機密を暴露したり……」

古泉「さらに首脳会談でお互いが腹の底に秘めたドス黒い本音を暴露しあったり……」

古泉「かなりシャレにならないレベルになってきていますね」

キョン「あらためてアイツの能力がいかにメチャクチャかってのがよく分かるな……」

みくる「怖いです……」

古泉「急ぎましょう」

キョン「ああ、何とかして止めないと」

303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:00:05.99 ID:NBG2jZEa0
キョン「くそ、どこに行ったアイツ」

みくる「見つからないです……」

古泉「この人ごみにこの混乱ですからね」

長門「……」

キョン「なあ、この際手分けして探したほうがいいんじゃないか?」

古泉「……そうですね。今は一刻も早く涼宮さんを見つけないと」

みくる「で、では、あたしはあっちを探してきます」

古泉「僕はこっちを」

キョン「有希はそっちを頼む。よし行くぞ!」



ギャーギャー!! コノヤロー!! ガシャーン!! ズドドド!!


キョン「はあ、あちこちで言い争いや取っ組み合いの喧嘩が……すみません。うちのハルヒがすみません……」


鶴屋「おや、キョンくんじゃないか! 偶然だね!」

キョン「鶴屋さん!」

306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:03:04.93 ID:NBG2jZEa0
鶴屋「なーんか今日はあちこち騒がしいね。何かあったのかな!」

キョン「あっと、それはですね……」

鶴屋「ところでキョンくん! 実はあたし、外で裸になるのが大好きなんだ!」

キョン「へ? え、ええええええええええええええええ!?」

鶴屋「誰にも言ってない秘密っさ! あたしのイメージが崩れちゃうからね!」

キョン(つ、鶴屋さんまで毒牙に!?)

鶴屋「深夜に何度か裸で外に出たことはあるんだけどね! そろそろもう1段階レベルを上げようと思ってるのさ!」

キョン「と、言いますと……?」

鶴屋「知り合いの目の前で裸になることさ!」

キョン「1段階どころか10段階ぐらいレベルアップしてませんかそれ!?」

鶴屋「ねえキョンくん…………今ここで脱いでもいいかな?」

キョン「ぜひ」

長門「こら」ゴンッ!!

キョン「ぎゃっぱ!?」

312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:06:04.91 ID:NBG2jZEa0
キョン「ぐあああ! いってぇ……って、長門!?」

長門「……」

キョン「じゃないや有希。なぜここに?」

長門「あっちは探索し終わったので、こっちに来た」

キョン「早いな……」

鶴屋「あ、あれ? あたし、今何を……?」

キョン(あ、正気に戻ったか……)

鶴屋「きょ、キョンくん、あ、あたし……その、えと……」

キョン「え? 何ですか?」

鶴屋「へ?」

キョン「周りがこれだけ騒がしいですからね。よく聞こえませんでした。もう1度言っていただけますか?」

鶴屋「あ、いやいやいや! 何でもないにょろよ!? あ、あたし用事思い出したから! じゃあね!」


タッタッタッ・・・・・・

317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:09:04.86 ID:NBG2jZEa0
キョン「はあ、引きずらないでくれるといいんだが」

長門「……あなたはそんなに裸が見たい?」

キョン「おうよ! 1度でいいから直接…………だあ! こんな時にまで暴露させるなハルヒ!?」

長門「……」

キョン「あああえっと、あっちは探し終わったんだよな! じゃあこっちを手伝ってくれ!」

長門「……了解した」



キョン「こっちにもいないな……別の場所を探してみるか」


みくる「ああ! キョンくーん! 長門さーん!」


キョン「あれは……朝比奈さん!」


みくる「いました! いましたよ! こっちでーす!」


キョン「本当ですか! よし行くぞ!」

長門「了解」

319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:12:05.12 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「……」

キョン「いたー! やっと見つけた! お手柄でしたね朝比奈さん」

みくる「あの、でも……」

キョン「たく、おいハルヒ、一人で勝手に行動するなとあれほど言っただろう」

ハルヒ「……」

キョン「みんな心配してお前を探していたんだぞ」

ハルヒ「……」

キョン「この騒ぎだからな。何が起こるか…………ハルヒ?」

ハルヒ「……」

キョン「おいどうしたハルヒ! 何とか言えよ!」

ハルヒ「……」

キョン「これは…………朝比奈さん、何かあったんですか?」

みくる「それが、あたしにもよく……あたしが見つけた時はこんな状態じゃなかったんですけど……」

322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:15:04.93 ID:NBG2jZEa0
キョン「どういうことですか?」

みくる「最初は凄く喜んでいたんです。周りの騒ぎを見て、ひょっとしてこれが探し続けていた不思議なのかしらって」

みくる「でも騒ぎを見ているうちに、涼宮さんの様子がどんどん変わってきちゃって……」

キョン「というと?」

みくる「どんどんおとなしくなってきたというか……気づいたらあの通り何も喋らなくなっちゃって……」

みくる「いくら話しかけても返事をしてくれないし、この場から動こうともしないんです……」

キョン「そうですか……おいハルヒ! 黙り込むなんてお前らしくないぞ!」

キョン「教えてくれ! いったいどうしたってんだ!」

ハルヒ「……」

キョン「ハルヒ!」

ハルヒ「……」ブツブツ

みくる「あ……」

キョン「い、今何か……ハルヒ! 何て言ったんだ! 頼むから……」


ハルヒ「違う……」

325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:18:04.80 ID:NBG2jZEa0
キョン「……え? 違うって……?」

ハルヒ「違う! これは違うのよ!!」

キョン「だから何が…………うわ!!」


グラッ・・・ グラグラグラグラッ!!!!


みくる「きゃあああ! じ、地面が揺れてます!?」

キョン「地震か! 何でこのタイミングで…………あ、あれ?」


グラグラ・・・・・・ シーン・・・・・・


キョン「おさまった……何だったんだ……?」

ハルヒ「ふにゃあ」グラッ

キョン「ハルヒ!? 危ない!」

古泉「おっと」ガシッ!

キョン「おお、ナイスキャッチ!」

古泉「すみません。遅くなりました」

330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:21:04.84 ID:NBG2jZEa0
みくる「す、涼宮さん! どうしちゃったんですか?」

キョン「おいハルヒ! しっかりしろ!」

長門「平気。眠っているだけ」

キョン「そうなのか? よ、よかった……」

古泉「いったい何があったのですか?」

キョン「ああ、それが……」



古泉「そうですか。そんなことが……」

キョン「ハルヒの豹変といい、さっきの地震といい、どういうことなんだろうな?」

古泉「おそらく……」

みくる「あ、あの……」

キョン「朝比奈さん? 何ですか?」

みくる「その、周りの様子が……」

キョン「周り?」

331: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:24:05.11 ID:NBG2jZEa0
男性1「あれ? 俺、何か言ったっけ?」

男性2「何かお前から凄いことを聞かされた気がするんだが……」

女性1「ねえ、あなた何か言わなかったっけ?」

女性2「ううん、全然覚えてないけど……」

DQN1「……何でお前そんなに傷だらけなんだ?」

DQN2「そっちこそ」


キョン「これは……様子がおかしいな」

古泉「どうやら皆さん、先ほどまでの記憶を失っているようですね」

キョン「さっきの地震……ひょっとしてハルヒの仕業か?」

古泉「ええ、普通の地震ではありませんでした。おそらく涼宮さんが能力を発動した影響だと思われます」

キョン「それでみんなの暴露したりされたりした記憶を消したってことか?」

古泉「そういうことでしょうね」

みくる「ということは、一安心ってことですよね?」

古泉「ええ、世界的な危機は脱したかと」

334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:27:04.89 ID:NBG2jZEa0
キョン「そ、そうか。とにかくよかった……」

長門「解除された」

キョン「ん? 有希、解除されたって……何がだ?」

長門「わたしたちが陥っていた秘密を強制的に暴露する状態。この状態が先ほど解除された」

キョン「ええええ!? ほ、本当か!?」

長門「本当」

みくる「で、では、あたしたち、もう暴露しなくてもいいんですね!」

キョン「よっしゃああああ!」

古泉「これは……思っていたよりあっさりと解除されましたね」

キョン「だな。しかし、なぜ急に解除する気になったのか。さっきの騒ぎで満足したのか?」

古泉「分かりませんね」

キョン「そもそも、結局ハルヒは俺たちに何を暴露させたかったんだか」

古泉「いろいろ謎は残りますが……とりあえず人気のないところへ移動しましょう」

キョン「あ、ああ、そうだな」

335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:30:04.98 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「うーん、ムニャムニャ……はら?」

キョン「目が覚めたかハルヒ」

ハルヒ「え? あれ? ここどこ?」キョロキョロ

キョン「どこって、公園だよ」

ハルヒ「公園? 何で公園なんかにいるのよ?」

キョン「何でって……お前が来ようと言ったんだろうが。少し疲れたから休憩しようって」

ハルヒ「へ? そ、そうだったかしら?」

キョン「で、ベンチでお前が見事にお昼寝を開始したというわけだ。ヨダレ」

ハルヒ「ふぶっ!? ちょ! あんたたち、それなら見てないで起こしなさいよ!」

みくる「だって涼宮さん、凄く気持ち良さそうに寝てましたし」

古泉「ここは起こさずにそっとしておこうということになったのですよ」

ハルヒ「もう。まぁいいわ。今何時?」

キョン「もうすぐ5時だ」

ハルヒ「もうそんな時間になってたのね。じゃあ今日はこれで解散にするわ!」

339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:33:04.92 ID:NBG2jZEa0
キョン「やれやれ。散々引っ張りまわしておいて、自分だけぐっすりとはな」

ハルヒ「何か言った?」

キョン「なーんも」

ハルヒ「ふんだ! みんな、気をつけて帰りなさいよ! じゃあね!」


タッタッタッタッ・・・・・・


キョン「…………帰ったか」

古泉「今までと変わらない涼宮さんでしたね」

キョン「ああ、さっきあんな無言のハルヒを見たときは何事かと思ったが」

古泉「何か引きずっているようには見えませんでしたね」

みくる「えっと、今回の異変はこれで解決、ということなんでしょうか? 世界の混乱もなかったことになりましたし」

古泉「僕らの暴露体質も元に戻った。確かに全て元通りではありますが……」

キョン「何かスッキリしないな……」

古泉「現時点では何とも判断の下しようがありませんね。今日のところは我々も帰りましょう」

340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:36:04.98 ID:NBG2jZEa0
キョン「そうだな、とりあえずは元に戻ったわけだし」

みくる「あたし、もうクタクタです……」

長門「……」

キョン「有希もお疲れさん。無闇にお前の能力に頼る展開にならなくてほっとしたよ」

長門「……そう」

古泉「では、今日はこれで」

みくる「みなさん、お疲れ様でした」

キョン「また学校で」




~夜 キョンの部屋~


キョン「はあ、本当に疲れた……体力的にというより精神的に……」

キョン「しかし、確かに元に戻ったが、このまま素直に喜んでいいのか?」

キョン「結局分からないままなこともあるし……ハルヒはなぜこんな異変を起こしたのか……」

キョン「ああもう! 今日は寝る! 寝て明日考えよう!」

342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:39:05.00 ID:NBG2jZEa0
~深夜~


キョン「ムニャムニャ、う~、寒い……布団布団……」

キョン「……あれ? 掛け布団…………てか寒い! 寒すぎる!?」ガバッ!

キョン「ん? 気のせいか、ベッドがジャリジャリしてるような…………って! えええええ!?」

キョン「俺の部屋じゃない!? いつの間にか外にいる!? どこだここ!」

キョン「ま、待て待て。落ち着け俺。今さらこんなことで慌てることはない……」

キョン「とにかく状況確認を…………んんん? ここ北高だ! 北高の校門じゃないか!」

キョン「え? 俺、部屋で寝てたはずだよな? それが何で目が覚めたらこんなところに……」

キョン「……いや、こんなことできそうな奴に心当たりはあるし、似たような経験をした覚えもあるんだが」

キョン「よく見たら寝間着じゃなくて制服だし……これはやはり……」


ブロロロロロ・・・


キョン「ん? 車が近づいてくる……まさか俺をここに連れ去った奴らとか?」

345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:42:04.86 ID:NBG2jZEa0
新川「こんばんは」

森「どうも、お久しぶりです」

キョン「新川さん! 森さん! え? なぜここに?」

キョン「って、俺自身もなぜ俺がここにいるのかよく分かってないんですが。まさか森さんたちが俺を?」

森「いえ、違います。あなたをここに連れてきたのは涼宮さんですよ」

キョン「そ、そうですか。やっぱり……」

新川「やっぱりとは、ある程度目星がついていたようですな」

キョン「ええ。ところでハルヒはここに?」

森「ええ、校舎の中にいます」

キョン「森さんたちがここに来たということは……」

森「はい。現在北高を閉鎖空間が覆っています。その閉鎖空間の中に涼宮さんはいるのです」

キョン「はあ、またか……結局ハルヒは満足していなかったということか……」

森「はい。無理やり秘密を暴露させるのではなく、方法を変えてきたようですね」

キョン「あれ? そういえば古泉は? 一緒じゃないんですか?」

森「古泉ならあの中ですよ」

347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:45:05.09 ID:NBG2jZEa0
キョン「え? あの中って……閉鎖空間の中ですか?」

森「はい。古泉だけでなく、朝比奈みくるさんと長門有希さんも閉鎖空間の中にいます」

キョン「マジですか!」

森「マジです。3人とも涼宮さんの能力で閉鎖空間内に連れてこられたようです」

キョン「何で俺だけ外!? 俺だけのけ者!? 何で俺だけ蚊帳の外なんだ!」

森「おそらくですが……涼宮さんは迷ったのだと思います」

キョン「迷った?」

森「あなたを連れてくるべきかどうかを、です」

森「だからこそ閉鎖空間内ではなく、校門の前という中途半端な位置にあなたを呼び寄せた」

キョン「はあ……何のためにですかね?」

森「分かりません。それをあなたに確かめてきてほしいのです」

キョン「確かめてほしいって、森さんたちは?」

森「わたしたちはこの閉鎖空間へは侵入できません。涼宮さんに拒否されているようで」

森「ですが、あなたを中に送り込むことはできます。そのために我々は来たのです」

348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:48:04.91 ID:NBG2jZEa0
キョン「入れるのはSOS団のメンバーだけってことですか。分かりました。そういうことなら行ってきます」

森「お願いします。では、準備をしますので校門から中へ入ってください」

キョン「分かりました。よっと」ガシャン

森「そこで結構です。目を瞑ってください」

キョン「はい」

森「では…………涼宮さんをよろしくお願いしますね」

キョン「いつものことですから。何とかしますよ」

森「ついでで構いませんから、うちの古泉のこともよろしく」

キョン「はは……」

新川「さて、いきますぞ」

キョン「はい!」


キョン(一緒に閉鎖空間に連れて行かれたことはあるが、送り込まれるのは初めてだな。どうやるのか……)

351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:51:04.93 ID:NBG2jZEa0
キョン「……」

キョン「……………」

キョン「あ、あの? もう目を開けてもいいんでしょうか?」

古泉「ええ、構いませんよ」

キョン「ぎゃあああ! びっくりした! 近いんだよお前!?」

古泉「ははは、これは申し訳ありません」

みくる「キョンくん、お待ちしてました」

長門「……」

キョン「朝比奈さん、有希も」

みくる「あ、あの、あたし、家で寝ていたはずなのに、気がついたらここにいて……」

キョン「落ち着いてください朝比奈さん。それで、ハルヒはどこに?」

古泉「確認したところ、文芸部室の明かりが点いていましたので、そこではないかと」

みくる「たぶん、あたしたちを待ってるんだと思います」

長門「……」

354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:54:04.78 ID:NBG2jZEa0
キョン「やれやれ、やっと異変が終わったと思ったら、今度は誘拐とはな」

みくる「あたし、本当に誰かに誘拐されたのかと思いました……」

キョン「有無を言わさずですからね。相変わらず無茶苦茶だ」

古泉「あまりお待たせするわけにはいきません。そろそろ涼宮さんのところへ」

キョン「ああ、行くとするか」

みくる「うう、この灰色の空間、怖いです……」

キョン「すぐに慣れますよ」

長門「……」




キョン(それにしても……)

キョン(この3人は呼び寄せたのに、俺だけは呼び寄せるのをためらった)

キョン(ひょっとして、ハルヒが暴露させたかったことって……)

356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 22:57:04.96 ID:NBG2jZEa0
~部室前~


キョン「着いたな」

古泉「中に人の気配……間違いなく涼宮さんがいます」

みくる「涼宮さんも気づいたらこんな空間にいて不安でしょうし……どうやって声をかけたら……」

キョン「迷っていても仕方ありませんよ。うりゃああああ!!」


バーーン!!!!


ハルヒ「きゃあああ!! なになになに!?」


キョン「おっすハルヒ」


ハルヒ「うぇ? キョン? ちょっといきなり何よ! びっくりしたじゃない!!」

キョン「お前だって、普段でかい音立てていきなりドアを開けてくるだろうが。お返しだ」

ハルヒ「何ですって!! って、あら?」

357: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:00:06.33 ID:NBG2jZEa0
みくる「こ、こんばんは涼宮さん」

古泉「どうも」

長門「……」

ハルヒ「みくるちゃん! 古泉くん! 有希も……何でみんながここに?」

キョン(お前が呼んだんだろう……とは言えるわけないよな)

キョン「ま、お前が1人で退屈してるんじゃないかと思ってみんな集まったんだよ」

ハルヒ「何よそれ……あ! それよりキョン! あたしこの灰色の空間って夢で見たことあるんだけど!」

キョン「なあハルヒ」

ハルヒ「確かその時あんたも一緒に……って、何よ? 話の途中で割り込まないでくれる?」

キョン「お前、俺たちに何か聞きたいことがあるんじゃないか?」

ハルヒ「え?」

キョン「いや、正確には……」



キョン「有希、朝比奈さん、古泉。この3人に何か聞きたいことがあるんじゃないのか?」

359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:03:05.24 ID:NBG2jZEa0
みくる「え!?」

古泉「ふむ……」

長門「……」


ハルヒ「聞きたいことって……あたしが3人に?」

キョン「そうだ」

ハルヒ「別に聞きたいことなんて……」

キョン「いいや、あるはずだ。安心しろハルヒ」

ハルヒ「え?」

キョン「今度ははぐらかしたりしない。3人ともちゃんと答えてくれるからよ」

古泉「あの、どういうことでしょうか?」

キョン「いいから。ハルヒの話を聞いてくれ」



ハルヒ「……………………キョンがそこまで言うなら」

360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:06:05.52 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「あ、あのさ、みんなはあたしやSOS団のこと…………どう思ってる?」


みくる「涼宮さん……」

長門「……」

古泉「どう思ってるか……ですか?」


ハルヒ「あたしが何か行動を起こしたりイベントに参加したりする時、みんないつも黙って着いてきてくれるわよね」

ハルヒ「それこそ、何か反論してきたり文句を言ってくることもない」

ハルヒ「最初はみんな従順でやりやすくていいわと思ってたのよ。でも……」

ハルヒ「ずっとみんなとSOS団として過ごすうちに、考えるようになってきたのよ」

ハルヒ「みんな、本当はどう思ってるんだろう? 心の中ではどう思ってるんだろう?」

ハルヒ「表面には出さなくても、あたしには言えない秘めた思いがあるんじゃないかしら……」

ハルヒ「1度考え出したら止まらなくなっちゃって……ついみんなに聞いてしまったのよ」

ハルヒ「『あんたたち、あたしに何か隠し事してない?』って……」


キョン(やっぱりそうだったか。ハルヒもこんなことが考えられるようになってたんだな……)

364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:09:05.34 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「だから、その、えっと、みんなどう思ってるのかなーって……」

キョン「というかそれ、俺には聞かないのかよ?」

ハルヒ「あんたはいつもあたしにビシビシ言ってくるじゃない! あたしのやることにいちいち口出ししてくるじゃない!」

ハルヒ「だから聞く必要なんてないわよ! むしろあんたはもう少し黙ってなさい!」

キョン(こいつは…………俺だけ呼び出されなかった理由はそれかよ……)


キョン「ま、まあ、そういうことみたいだ。ハルヒの言いたいことは」


長門「……」

古泉「……」

みくる「え、えっと……」


キョン「朝比奈さん、ここは1つ、ぶちまけてみてはどうですか?」

みくる「ええええ!? そそ、そんなこと!?」

キョン「本音をぶちまけないと、ハルヒは納得しないと思いますよ?」

みくる「でも……本当に大丈夫かな……?」

368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:12:05.14 ID:NBG2jZEa0
キョン「大丈夫です。今のハルヒなら、ショックを受けても世界をどうこうすることはないと思いますよ」

みくる「うう~~……わ、分かりました! やってみます!」


みくる「えっと、涼宮さん」

ハルヒ「みくるちゃん……」

みくる「SOS団の活動はとっても楽しいです。毎日が充実しています」

みくる「でもでも! エッチなコスプレを強要するのはやめてください!」

ハルヒ「う……」

みくる「普通のコスプレならいいんです! でも過激なのは本当に本当に嫌なんですよ!」

ハルヒ「うぐぐ……」

みくる「あと、どんなことでもできる限り一生懸命やりますけど、どんなに頑張っても無理なことがあるんです!」

みくる「あたし、スポーツとか苦手なのに、涼宮さんは無理やり……気合いや根性では限界があるんですよ!」

ハルヒ「ううううう……」

みくる「まだあります!! 他にも…………――――」

375: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:15:05.31 ID:NBG2jZEa0
みくる「はあ、はあ……」


キョン(凄い勢いだったな……よっぽど鬱憤がたまってたんだろうな……)

キョン(朝比奈さんはハルヒのターゲットになることが多かったしな。さて、ハルヒはどう出るか)


ハルヒ「…………ごめんね、みくるちゃん」

みくる「ええ!?」

キョン(あっさり謝った!?)

ハルヒ「それがみくるちゃんがずっと心に秘めてた本音なのね。本当にごめんね」

みくる「あ、あの、怒らないんですか……?」

ハルヒ「何で? 怒ってるのはみくるちゃんでしょ?」

みくる「あ、えっと、いろいろ言いましたけど……でも涼宮さんやSOS団のことは大好きですよ!」

ハルヒ「ふふ、ありがとうみくるちゃん」


キョン(これは何とも。以前朝比奈さんが無断欠席という無言の抵抗をした時は、有無を言わさず強制連行したくせに)

キョン(ハルヒも変わってきてるってことか。それが普段の態度にも出てくれるといいんだけどな)

377: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:18:05.25 ID:NBG2jZEa0
古泉「ふむ、何とも珍しい光景でしたね」

キョン「古泉、お前もどうだ? いっちょ秘めた本音とやらをぶつけてみないか?」

古泉「……そうですね。やってみますか」

キョン「おう、行ってこい」


古泉「……」

ハルヒ「あ、古泉くん、えっとね……」

古泉「……………………なぁ涼宮よ」

ハルヒ「……え?」

キョン(あれ?)

古泉「お前はみんなが反論もしてこないし、文句も言ってこないっつってたけどよ」

古泉「お前のほうこそちゃんと聞く態度をとってくれよ。こっちが何か言っても毎回毎回スルーだろうが」

ハルヒ「あ、あれ? 古泉くん?」

古泉「普段やることに関しては特に文句はない。こっちも何だかんだで楽しんでるしな」

古泉「あとできればイライラすることなく平常心でいてくれないか? じゃないとこっちの気も滅入ってくるからよ」

386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:21:05.17 ID:NBG2jZEa0
キョン「……」

ハルヒ「……」

古泉「……」

ハルヒ「えっと、古泉くん、今のって……」

古泉「…………ふふ、すみません涼宮さん」

ハルヒ「え? あれ?」

古泉「やはりSOS団ではこちらの方がしっくりきます。無理はするものじゃないですね」

キョン(元に戻った……)

古泉「言いたいことは言わせていただきました。では」

ハルヒ「あ、う、うん……」


キョン「古泉、今のはお前の素か?」

古泉「さて、どうでしょうね」

キョン「はは、何にせよ普段と違うお前が見れて面白かったよ、素泉」

古泉「誰が素泉ですか」

388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:24:05.09 ID:NBG2jZEa0
長門「……」

ハルヒ「最後は有希ね! さぁドンと来なさい!」


キョン(長門か。あいつはある意味、もっともハルヒから迷惑を被っているからな……)

キョン(繰り返す夏休みのせいで、冬にあんな事件を起こしたり……あれは気づけなかった俺も悪いんだが)


ハルヒ「……どうしたの有希? あたしはどんなことでも受け止めるわよ?」

長門「……涼宮ハルヒ」

ハルヒ「な、何?」

長門「あなたは…………看病してくれた」

ハルヒ「え?」

長門「わたしが熱を出して倒れた時、付きっ切りで看病してくれた」

ハルヒ「あ、あったわね、そんなことも」

長門「だから…………ありがとう」

ハルヒ「あ、うん、どういたしまして」

ハルヒ「……………………え? それだけ?」

392: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:27:05.39 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「ほ、他に何かないの?」

長門「これだけ。他は特にない」

ハルヒ「でも……」

キョン「くっくっく……ははっ」

ハルヒ「な、何よ、何を笑ってるのよキョン?」

キョン「ハルヒ、それが長門の秘めていた思いだ。しっかり受け止めとけ」

ハルヒ「でも、これだけのはずは……」

キョン「長門の言いたいことは、すでに昨日今日と聞いたはずだぞ」

ハルヒ「え? あ……」

キョン「フリマで本を売ろうとしたことで怒っていたこと」

ハルヒ「あと、キョンに名前で呼んでほしいなんてことも言ってたわね……」

キョン「ハルヒ、お前それを聞いて…………正直、嬉しかっただろ?」

ハルヒ「……うん、普段無口な有希が、自分から意思表示してくれたから」

キョン「長門はお前に伝えたいことは全部伝えたんだ。もういいだろ?」

ハルヒ「……まあ、そういうことなら」

394: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:30:05.02 ID:NBG2jZEa0
キョン「さてハルヒ。どうだったよ? 3人の思いを聞いて」

ハルヒ「うん! 何か凄くスッキリしたわ!」

キョン「スッキリするだけじゃなく、ちゃんと反省して今後に生かしてくれよ」

ハルヒ「分かってるわよ、うるさいわね」

キョン「まったく、これだけのためにあんな大騒動を巻き起こしやがって……」

ハルヒ「何か言った?」

キョン「なーんも。とにかく! これからはもっと周りの声に耳を傾けてだな……」

ハルヒ「分かってるってば! あたしのスリーサイズはB85、W62、H82よ!」

みくる「ふぇ?」

古泉「む」

キョン「お、お前…………いきなり何を言ってるんだ?」

ハルヒ「え? あれ? 何今の? 実はあたし、アソコの毛がまだ生えてないの!」

みくる「ひゃ!?」

キョン「おい古泉、これは……」

古泉「ええ、我々の時と同じ……」

402: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:33:05.14 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「実はあたし、家では『でちゅ~』って赤ちゃん言葉で会話してるの!」

ハルヒ「実はあたし、パンツ穿き忘れて登校したことが15回あるの!」

ハルヒ「実はあたし、霊感商法にものの見事に引っかかって、10万円払っちゃったことがあるの!」

ハルヒ「実はあたし、興味本位で作った落とし穴に自分でハマッて、丸2日間泣き喚き続けたことがあるの!」

ハルヒ「実はあたし、毎日ヌイグルミを使ってキスの練習をしているの!」


古泉「ほうほう」

みくる「これはこれは」

キョン(ふ、2人が何か悪い顔になってる!? やはり密かに恨んでいたか!?)


ハルヒ「な、何よこれ! 止まらない! 実はあたし、あんたをオカズにオナn……ほあああああああ!?」

キョン「お、落ち着けハルヒ!?」

ハルヒ「違うの! こ、来ないで!? こっち来ないでぇぇぇぇぇぇ!?」


グニャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!


キョン「うおっ! な、何だ!? 空間が――――歪――んで――――!!――――」

408: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:36:05.09 ID:NBG2jZEa0
キョン「……………………見慣れた天井だ」

キョン「ここは俺の部屋か……どうやら戻ってきたみたいだな……」

キョン「はあ、また盛大な夢だったな。まぁ夢じゃないんだろうが。っと、電話だ」ピッ

古泉『どうやら、あなたも無事に戻ってこれたようですね』

キョン「ああ。さっきのは何だったんだ? 急にハルヒがいろいろ暴露し始めたが」

古泉『おそらく……涼宮さんも心の奥底では罪の意識を感じていたのでしょう』

キョン「俺たちに無理やり暴露させたことをか?」

古泉『ええ、その罪滅ぼしとして自らも秘密を暴露した。もちろん本人に自覚はなかったでしょうが』

キョン「相当テンパッてたもんな。よっぽど恥ずかしかったんだろうな」

古泉『ええ、あまりに恥ずかしすぎたために、勢いで閉鎖空間を消滅させてしまったのでしょう』

キョン「やれやれ。そんな恥ずかしいことを俺たちにやらせていたんだ。自業自得だがな」

古泉『とにかく、これで今回の異変は本当に終了です。お疲れ様でした』

キョン「ああ、森さんと新川さんにお礼を伝えておいてくれ」

古泉『分かりました。では』ピッ

キョン「はぁ…………寝よ…………今日は疲れた……」

413: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:39:05.09 ID:NBG2jZEa0
~月曜日 朝 教室~


キョン「ようハルヒ、おはよう」

ハルヒ「おはよ……」

キョン「どうした? 何かグッタリしてないか?」

ハルヒ「何かすっごい変な夢見ちゃって……」

キョン「ほう、どんな夢だ?」

ハルヒ「言わせないでよ……思い出させるんじゃないわよ……」


キョン(そうか、やはりあれは夢として処理したか)

キョン(だが、すべてを夢として切り捨てたわけじゃないよな、ハルヒ?)


ハルヒ「…………ふん!!」ガバッ!!

キョン「うわ! びっくりした! いきなりどうした!?」

ハルヒ「いつまでもグジグジしててもしょうがないわ! 復活よ!」

キョン「立ち直り早いな……ま、その方がお前らしいが」

417: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:42:05.09 ID:NBG2jZEa0
~放課後 部室~


ハルヒ「みくるちゃん、ほらこれ、ネットで新しいコスプレ衣装を見つけたんだけど」

みくる「えっと、これはちょっと……」

ハルヒ「違う違う、そっちの過激なのじゃなくて、こっちの可愛い方よ」

みくる「あ、それなら大丈夫です」


ハルヒ「古泉くん、今度SOS団でキャンプに行きたいと思ってるんだけど……」

古泉「分かりました。では手頃なキャンプ場を見繕っておきます」

ハルヒ「いつもありがとね、古泉くん。何かろくにお礼も言ってなかったわね」

古泉「いえいえ、僕は皆さんに喜んでいただければ満足ですから」


ハルヒ「有希ー! 今度一緒にスイーツ食べに行こうね!」

長門「……行く」

421: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:45:05.08 ID:NBG2jZEa0
キョン(やはりな。あの出来事を夢として処理したとはいえ、いい影響はしっかり残っていた)


ハルヒ「有希は何が食べたい?」

長門「……シュークリーム」

ハルヒ「おっけい! おいしい店知ってるわよ! 行きましょ行きましょ!」


キョン(以前に比べてみんなに気を配れるようになってるな。よかったよかった)


古泉「どうも。将棋でもどうです?」

キョン「いいだろう。しかし、変わったなハルヒ」

古泉「ええ、少々驚きました」

キョン「お前らの本音が聞けたことで吹っ切れたんだろう。しかしな……」

古泉「何でしょうか?」

キョン「もうちょっと俺にも気を配ってくれたらな。何か俺だけ扱いが変わらん気がするんだが」

古泉「はは、あなたの場合は最初から信頼しているから変わらないのでは?」

キョン「何だそりゃ」

424: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:48:05.34 ID:NBG2jZEa0
ハルヒ「ねーキョン、ちょっとこっち来なさい」

キョン「ん? 何だ?」

古泉「ふふ、お呼びですよ」

キョン「分かってるっての」


キョン「何だよ?」

ハルヒ「あんた、何か隠し事してない?」

キョン「またそれかよ……前にも言ったが」

ハルヒ「やましいことはないと誓えるの?」

キョン「な、何だよ、やけに噛み付くな」

ハルヒ「いいから答えなさい」

キョン「ないとは言い切れんが……周りを不快にさせるような隠し事はないつもりだぞ」

ハルヒ「ほお、じゃあこれは何? さっきパソコンいじってて偶然見つけたんだけど」

ハルヒ「これ、『mikuruファルダ』って書いてあるわね。中身は何なのかしら?」

キョン「あ”」

427: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/15(土) 23:51:04.99 ID:NBG2jZEa0
~夕方 帰り道~


キョン「ううう、あんまりだ……」

ハルヒ「あれはあんたが悪い! みくるちゃんも怒ってたでしょ!」

キョン「必死に謝って何とか許してもらえたが…………はぁ、完全に油断してた……」

ハルヒ「まったくもう! この馬鹿キョン!」


キョン(それにしても……こいつには結局3人の正体だのハルヒ自身の能力のことは話せないままなんだよな)

キョン(仕方がないとはいえ、やはり若干の後ろめたさはある。だが、いつかは……)

キョン(そうだ。それは『いつか』にとっておくとして、今はこいつを精一杯楽しませてやるか)

キョン(…………これくらいの秘密ならいいかな。やばくなりそうなら誤魔化せばいいし)


キョン「なあハルヒ」

ハルヒ「何よ?」

キョン「実は俺とお前は…………」


~おしまい~

前半

転載元


記事タイトル:

続き:キョン「ハルヒに秘密を暴露するハメになった」

関連ワード :

キョン

涼宮ハルヒの憂鬱

イケメン

髪色(茶)

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杉田智和(声優)




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