SS まどか・ほむら「終焉の物語?」⑥

なぎさ「そう言えばエク◯リアで、登場キャラがマミさんたちの衣装を着ていましたね。」
さやか「マミさんの衣装を着てたのはレ◯アだけど、胸的にはミ◯やミ◯ゼの方に着せた方が見栄えは良さそうだよね。」
杏子「さやかはまた平然とそういうセクハラ発言をするよな……」ハァ~
さやか「そう?」
なぎさ「でもなんでマミさんたちの衣装を着ていたエク◯リアじゃなくて、ヴェ◯ペリアの方にしたのでしょう?」
さやか「なんか完全版がどうとかでエク◯リアの方はまだやってないんだって。」
杏子・なぎさ「?」キョトン
さやか「それに『天才魔導士なんて響きが素敵だし、詠唱の台詞もかっこいいから!』って、ヴェ◯ペリアのリ◯にしたんだってさ。」
なぎさ「やっぱりマミさんはマミさんなんですね。」呆れ気味
312: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:18:01 ID:1PIQDqsY
さやか「ヴェ◯ペリアで思い出したけど、ゲームしてる時、パ◯ィ見てマミさんたら、ほむらと似てるって言ってたんだよね。」
杏子「そんなに似てんのか?」
さやか「確かに拳銃を使うとこは同じだけど、それ以外これと言って似てるとこなんてないんだけどねぇ。おそらくまどかに聞いても全然違うよって言うくらい、声もまるで別人みたいに違ってたし。」
なぎさ「またマミさんお得意の妄想癖なんじゃないんですか?」
さやか「たぶんそうだろうね。」
313: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:18:52 ID:1PIQDqsY
~少し後~
マミ「さぁ、ワルプルギスの夜も倒した事だし、美樹さん、今後の事はどうしましょう?」
さやか「そうですね……」
ワルプルギスの夜「ゴゴゴゴゴゴ……」
一同「!?」
マミ「嘘っ!?さっきあれだけの連続攻撃を与えたのに……」
さやか「しかもあの姿は……」
ワルプルギスの夜「ゴゴゴゴゴゴ……」四人目掛けて猛烈な攻撃を仕掛けてくる
一同「!?」寸前の所で回避(以降会話しながらワルプルギスの夜の攻撃を避け続けている)
314: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:19:44 ID:1PIQDqsY
杏子「どういう事だ!?今までとまるで様子が違うぞ!」
なぎさ「さやか、一体何が起きているのですか!?」
さやか「さっきのマミさんの攻撃で、危険を感じて本気になったんだろうね。その証拠に今まで逆さまだった人形が上になっているでしょう。」
マミ「嘘でしょう!?今までのは全てお遊びだったって事なの!?」
さやか「そう言う事になりますね……」
さやか「本気になったワルプルギスの夜の強さは全く検討もつきません。三人とも覚悟して下さいよ!」
マミ「えぇ!」
杏子「あぁ!」
なぎさ「はい!」
315: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:20:31 ID:1PIQDqsY
ワルプルギスの夜「ゴゴゴゴゴゴ……」
さやか(さて、とんでもない状態になっちゃったね。)
さやか(このままじゃ四人そろってあの世行きは確定だね。)
さやか(でも、まどかも今までとは違う気配を感じて、こっちに来ようとするはず。)
さやか(あとはあの精神状態のほむらをまどかがどうやって立ち直らせれるかが、私たちの生死の分かれ目だね……)
316: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:21:04 ID:1PIQDqsY
《少し前・ほむホーム》
ほむら「まどか、愛してるわよ……」未だに目は虚ろなまま、まどかとの快楽に溺れている
チュー
まどか「ほむらちゃん……」四六時中求めてくるほむらを受け入れているうちに、まどかも目が虚ろになりつつある
317: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:22:01 ID:1PIQDqsY
まどか「!」虚ろな目の状態が戻る
まどか(この気配は魔獣?いや、もっと強くて危険な気がする……)
まどか(この気配、今日だけは私も皆と戦わないといけない気がする……)
ほむら「まどかっ!どこに行くつもりなの……?また私を一人ぼっちにするの……?」離れようとするまどかをつかんで、離さまいとしている
まどか「ほむらちゃん……」
まどか(私はどうしたら……)四人の元に行かなくてはいけないと思う反面、今のほむらを放っておけない気持ちの板挟みに悩む
318: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:22:43 ID:1PIQDqsY
まどか「………」
まどか「ほむらちゃん、よく聞いて。」ほむらの肩をつかむ
ほむら「何?」イヤな予感がしてまどかにしがみついている
まどか「今、これまでの魔獣の気配とは違う、とても強くて危険な気配を感じたの。」
ほむら「……」
まどか「だから少しの間だけ、待って……」
チュー
まどか「!?」
ほむら「嘘つき!まどかの嘘つき!ずっと私の側に居るって約束してくれたじゃない!」まどかを押し倒す
まどか「!」ズキッ
319: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:23:48 ID:1PIQDqsY
まどか「ほんのちょっとだけだから……」
ほむら「!」12話の別れのシーンを思い出す
ほむら「イヤだ!イヤだっ!イヤだっ!!」
ほむら「あなた、前もそう言って、二度と手の届かない所へ行ってしまったじゃない!」
まどか「えっ!?」
ほむら「まどかと離れるなんてもうイヤっ!絶対に離さない!」さらに強くしがみつく
まどか「ほむらちゃん……」
320: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:24:38 ID:1PIQDqsY
まどか「今この世界が危険なの。だから……」
ほむら「イヤだっ!私の側から離れる理由なんて聞きたくないっ!」
ほむら「この世界がどうなろうと、あなたさえ私の側に居てくれればあとは何もいらない!」
321: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:25:15 ID:1PIQDqsY
まどか「………」
まどか「ほむらちゃんのバカッ!!」泣きそうになりながら、ほむらの顔に思いっきりビンタ
ほむら「!?」
ほむら「ま…ど…か……?」少しだけ正気に戻る
322: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:26:14 ID:1PIQDqsY
まどか「私たちの友達や家族、守りたいものだって、たくさん、この世界にはあるよね?」
ほむら「……」
まどか「そんな世界で私に生きて欲しいと望んだのは、ほむらちゃんじゃない!」
ほむら「!」二回目の悪夢の時のやり取りを思い出す
まどか「だから、ほむらちゃん……」
323: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:26:49 ID:1PIQDqsY
ダキッ
まどか「!?」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「あなたの言う通り私が間違ってたわ。」完全に虚ろな目が元に戻る
324: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:27:37 ID:1PIQDqsY
まどか「じゃあ……」
ほむら「えぇ、この世界を、滅ぼさせたりなんかさせない!」
ほむら「この世界を、まどかが望んだ世界を、私が守る!」
まどか「ほむらちゃん!」ダキッ
325: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:28:18 ID:1PIQDqsY
ほむら「それでまどか、敵は?」
まどか「これまでの魔獣とは違う、とても強い敵の気配がするの。」
ほむら「……」
ほむら「!」
ほむら(この気配はまさか魔女!?しかもこの魔力パターンは、まさか……!)
326: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:29:20 ID:1PIQDqsY
ほむら「まどか急いで四人の援護に向かうわよ!」表情に焦りの色が見える
まどか「うん。ほむらちゃん、なんかすごく焦っているみたいだけど、どうかしたの?」
ほむら「おそらく気配の正体は本物の魔女よ!しかも四人が戦っているのはおそらく最強の魔女、ワルプルギスの夜よ!」
328: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:30:20 ID:1PIQDqsY
まどか「ほむらちゃん、みんな大丈夫だよね?」心配そうな表情
ほむら「……」
ほむら「私の知っている限り、あの魔女を倒せたのは、まどか、あなたただ一人よ……」
まどか「そんな……」
ほむら「私がもっとしっかりしていれば、こんな事には……」拳を握りしめる
まどか「ほむらちゃん……」
まどか「ほむらちゃんが責任を感じないで!」抱きつく
ほむら「まどか……」
まどか「きっとまだ大丈夫!皆絶対無事だよ!」ニコッ(なんとか作り笑いでほむらを安心させようとする)
ほむら「そうよね。あの四人なら必ず私たちが行くまで持ちこたえてくれるわ!」
まどか・ほむら(皆、どうか無事でいて!)変身(ほむらはリボほむの状態)して四人の元へ
329: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:31:42 ID:1PIQDqsY
《しばらく後・ワルプルギスの夜との戦闘場所》
杏子「さすがに本物の魔女は強さが桁違いだな……」ボロボロ
なぎさ「ここまで強いとは思わなかったのです……」ボロボロ
マミ「美樹さんに聞いていた通り、鹿目さんしか倒した事がないと言う事は証明されたわね……」ボロボロ
さやか「出来れば私たちだけでどうにかしたかったですが、悔しいけどまるで歯が立ちませんね……」ボロボロ
ワルプルギスの夜「ゴゴゴゴゴゴ……」
さやか(ソウルジェムも限界だし、これまでなのかな……)
マミ(ソウルジェムも限界だし、これまでなのかしら……)
杏子(ソウルジェムも限界だし、これまでなのかよ……)
なぎさ(ソウルジェムも限界だし、これまでなのですか……)
ワルプルギスの夜「ゴゴゴゴゴゴ……」四人目掛けて攻撃をする
330: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:32:33 ID:1PIQDqsY
まどか・ほむら「思いよ貫け!私たちの絆の旋律!二重小夜射撃(ティロ・デュエット・セレナータ)!」二人の矢がワルプルギスの夜の攻撃を全てはじき返す
一同「!?」
まどか「皆遅れてごめん!」
ほむら「これまで耐えてくれてありがとう。」
さやか・杏子・なぎさ「まどか、ほむら……」
マミ「鹿目さん、暁美さん……」
まどか・ほむら「後は私たちが必ず仕留めてみせる!」
331: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:33:14 ID:1PIQDqsY
なぎさ「主役は遅れて来るものですが、二人ともいくら何でも遅すぎなのですっ!」プンプン
まどか「ごめんごめん。お詫びに今度駅前のあのチーズケーキたくさんあげるから許して。」
なぎさ「もうっ!仕方ないですね。今日は大目に見てあげるのです。」ニコッ
332: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:34:22 ID:1PIQDqsY
マミ「……」ポロポロ
ほむら「ちょっとマミ!泣く事ないでしょう!?」
マミ「違うの。暁美さんが初めて私の付けた必殺技を言ってくれてすごくうれしいの。」
ほむら「あなたたちには随分迷惑をかけてしまったからね。今回だけは特別に言ってあげただけよ!」プイッ(恥ずかしくてマミさんの方向けない)
マミ「そんな事言わずに今度暁美さんのために考えた……」
ほむら「お断りするわ。」ファサッ
マミ「そんな~」マミーン
一同(こんな状態でも相変わらずブレない……)ハァ~
333: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:35:13 ID:1PIQDqsY
杏子「それにしても、よくあの状態から立ち直れたな。」
ほむら「まどかに思いっきりビンタされて、目が覚めたのよ。」
ほむら「この世界にはあなたたちや、友人、家族、たくさんの守りたいものがあるって。」
ほむら「そんな世界でまどかに生きて欲しいと望んだのは、この私だもの。」
ほむら「この世界を、まどかが望んだ世界を、魔女なんかに滅ぼさせたりなんかさせないわ!」
杏子「そっか。まぁ、いつものお前が戻ってきて良かったよ。」ニコッ
334: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:36:19 ID:1PIQDqsY
さやか「二人ともまだ病み上がりでしょ。相手は本気のワルプルギスの夜だよ?」
まどか「大丈夫。ほむらちゃんから聞いたよ。私ならあの魔女をやっつけられるって。」
さやか「でも、そんな事したらまどかが……」
ほむら「大丈夫よ、さやか。今はまどか一人が相手じゃない。私も居るのよ。今の私の強さ、あなたなら分かるでしょ?」
さやか「……分かった。トドメはあんたたちに任せるよ。」
さやか「それと……」
さやか「受け取りな。」自分のソウルジェムを渡す
まどか「さやかちゃん、どういうつもり?」
さやか「見ての通り、今の私に戦えるだけの力は残ってない。だからそれでちょっとは魔力の足しにしな。生半可な威力じゃアイツは倒せないよ。」ニコッ
ほむら「さやか……」
335: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:37:14 ID:1PIQDqsY
マミ「そういうことなら私たちの魔力も足しにして!」自分たちのソウルジェムを渡す
杏子「そういうことならアタシたちの魔力も足しにしな!」自分たちのソウルジェムを渡す
なぎさ「そういうことならなぎさたちの魔力も足しにするのです!」自分たちのソウルジェムを渡す
まどか「みんな……」
ほむら「あなたたち……」
336: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:37:57 ID:1PIQDqsY
さやか「受け取って!これが私たちの希望だよっ!」
マミ「受け取って!これが私たちの希望よっ!」
杏子「受け取りな!これがアタシたちの希望だっ!」
なぎさ「受け取るのです!これが私たちの希望ですっ!」
まどか「みんなの希望、確かに受け取ったよ!」ワルプルギスの夜と対峙するように、上空へ上がって行く
ほむら「あなたたちの希望、確かに受け取ったわ!」ワルプルギスの夜と対峙するように、上空へ上がって行く
337: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:38:52 ID:1PIQDqsY
さやか・マミ・杏子・なぎさ「……」バタン(ソウルジェムが体をコントロールできる範囲から外れるかどうかの微妙なラインにあるため、意識はあるが倒れてる)
ワルプルギスの夜「ゴゴゴゴゴゴ……」二人が今までの四人とは違うと感じ取り、攻撃の隙を狙ってる
まどか・ほむら「………」恋人繋ぎで手を握ってる
ほむら「かつて、あの魔女は私にとって絶望の象徴だった……」
ほむら「でも、今は絶望なんかしない!仲間たちの希望を託されたんだもの!」
まどか「うん。ワルプルギスの夜に見せてあげよう、私たちの希望と言う名の光を!」
338: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:40:20 ID:1PIQDqsY
ワルプルギスの夜「ゴゴゴゴゴゴ……」二人目掛けて今までで最大の攻撃を仕掛ける
まどか・ほむら「!?」
まどか・ほむら「この世界を、私たちが守る!」二人で腕を伸ばして、自分たちの前に六人のソウルジェムを核にした六つの重なった魔法陣を描き、ワルプルギスの夜の攻撃を跳ね返す
ワルプルギスの夜「ゴゴゴ……」攻撃が跳ね返されてひるむ
まどか・ほむら「どんな絶望の中でも、人の心から、希望が消え去る事は無い!」二人で一つの弓を召喚し、一本の光の矢を弓につがえ、それと同時に二人にアルティメット形態時の翼のようなものが見える
一同「!?」
まどか・ほむら「貫いて!私たちの希望の光!イリュージョニック・シューティングスター!」放たれた一本の矢が、魔法陣を通して無数の実体のある矢に分裂し、ワルプルギスの夜を四方八方から貫いて攻撃する
ワルプルギスの夜「ドッカーン!!」ワルプルギスの夜が消滅すると同時にグリーフシードも砕ける
339: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:41:41 ID:1PIQDqsY
ほむら・さやか「!?」
まどか「やった!やったよ、ほむらちゃん!」ダキッ
ほむら「えっ、えぇ……」
ほむら(今回の敵は間違いなく本物の魔女だった。)
ほむら(消滅したとは言え、グリーフシードも落とした。)
ほむら(円環の理はやはり正常に機能していないようね。)
ほむら(これで確証が得られたわ……)
ほむら「………」
340: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:42:18 ID:1PIQDqsY
まどか「どうしたの、ほむらちゃん?」
ほむら「いえ、何でもないわ、まどか。」
チュー
まどか「!?」
まどか「ほっ、ほむらちゃん!?皆も見てるんだよっ!?」カァ~
ほむら「構わないわ。今だけはこうさせて……」抱きついて再びキス
341: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:43:06 ID:1PIQDqsY
さやか「………」
さやか(ほむらのやつ、いよいよ死ぬつもりだね……)
杏子「おいおい、周りにアタシたちがいるってのに見せつけるねぇ。」
なぎさ「マミさん、見えないのです!手をどけて欲しいのですよ!」ジタバタ(マミさんに目を塞がれている)
マミ「子供は見ちゃいけません!」
なぎさ「むぅぅ~~!なぎさはもう立派なレディーなのです!」プンプン
342: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:43:47 ID:1PIQDqsY
~しばらく後~
まどか・ほむら「皆、これありがとう。」ソウルジェム返し
一同「どういたしまして。」
杏子「それにしても全員ソウルジェムギリギリみたいだな。」
なぎさ「大丈夫なのです。ソウルジェムが限界になっても円環の理が迎えにきてくれるから、なぎさたちは魔女になんかならないのです。」
ほむら「……」ズキッ
343: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:45:43 ID:1PIQDqsY
まどか「大丈夫。みんなまだ戦えるよ。」一瞬目が金色になる
ほむら・さやか「!?」
マミ「そうは言っても、さっき倒したワルプルギスの夜は何も落とさなかったわよ?」
まどか「大丈夫、諦めないで!」マミさんのソウルジェムを手で包み込む
マミ「!?」自分のソウルジェムが回復して驚いている
マミ「鹿目さん、これは一体……?」
まどか「えっ!?私一体何を!?」自分がした事を気づいていない
ほむら(まどかが円環の理として覚醒する予兆なのかしら?)
マミ「今鹿目さんが私のソウルジェムを包み込んだら、ソウルジェムの穢れが消えたのよ。」
まどか「嘘っ!?」
なぎさ「まどか、何をしたんですか?」
まどか「私はただ皆を助けたいと無我夢中でやっただけで、何が起きたのか自分でもよく分からないの……」
杏子「理由はよく分かんねぇが、これはラッキーだな。まどか、アタシたちのも頼む。」
まどか「うん。やってみるね。」
344: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:47:04 ID:1PIQDqsY
~全員のソウルジェム浄化後~
なぎさ「それにしても不思議な事もあるのですね。」
杏子「あぁ。まさかまどかにソウルジェム浄化の力があるなんてな。」
マミ「それに鹿目さんと暁美さんがワルプルギスの夜を攻撃した時、二人に翼のような物も見えたのよ。」
まどか「?」
ほむら「!」
さやか「……」
なぎさ「驚いたですけど、二人とも綺麗だったのですよ。」
まどか「ありがとう。」
ほむら「ありがとう……」
345: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:48:02 ID:1PIQDqsY
杏子「あの翼みたいなのって……」
ほむら「……」フラッ
まどか「ほむらちゃん!」ほむらを支える
ほむら「ごめんなさい。少し疲れてしまったようだから、私は先に帰らせてもらうわ。」
まどか「なら、私も付いてくよ。」
ほむら「ありがとう、まどか。」
マミ「二人ともまだ病み上がりなのだから、今日はゆっくり休んでね。」
まどか「はい。」ほむらはまどかに支えられるように、二人して帰ってく
ほむら「えぇ。」ほむらはまどかに支えられるように、二人して帰ってく
さやか「……」何かを勘づいたように二人を見ている
346: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:48:54 ID:1PIQDqsY
~まどかとほむら帰宅後~
杏子「今日の敵は大変だったから、アタシたちは今夜はパァッ~と喰って、気分転換しようぜ!」
さやか「あんたはいっつも食べてばっかりでしょうが。」
杏子「よく言うだろ、『腹が減っては戦はできぬ』って。」
さやか「はいはい。」
347: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:49:42 ID:1PIQDqsY
なぎさ「なぎさは、おいしいチーズ料理が食べたいのです!」
マミ「なぎさちゃんも相変わらずチーズが大好きね。」
なぎさ「同じチーズでも、マミさんが作った物はどんなものよりおいしいのです!」
マミ「あらあら、うれしい事言ってくれるわね。なら今日はいつも以上に腕を振るわないと!」
なぎさ「ワーイ!マミさん、大好きなのですっ!」ダキッ
348: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 03:51:59 ID:1PIQDqsY
さやか「なんだろう。同じ事してるはずなのにあっちのバカップルとは、随分印象が違うよね?」
杏子「マミとなぎさはアイツらと違って親子にしか見えないからだろ。」
さやか「なるほど!元々見た目はすごく大人っぽいから、アレな事言ってないマミさんからは母性があふれてるんだね。」
マミ「二人ともそれは私が老けて見えるって事かしら?」ゴゴゴ
さやか・杏子「!」ビクッ
さやか「いやですね~、マミさん。褒めてるに決まってるじゃないですか。」
マミ「その割には発言に余計な単語が入っていたような気がするのだけど?」
さやか「うっ……」
杏子「まっ、それは置いといて早く飯にしようぜ。もう腹ぺこだぜ。」
なぎさ「なぎさも早くチーズが食べたいのです!」
マミ「そう?なら今日は美樹さんも佐倉さんも、私の家で夕飯一緒にどう?」
さやか「いいですね。是非お邪魔させてもらいます。」
杏子「よっしゃー!今日はうまいもんたらふく喰えるぜ!」
349: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:00:21 ID:1PIQDqsY
《ワルプルギスの夜撃破後・ほむホーム玄関》
まどか「ほむらちゃん大丈夫?」
ほむら「………」まどかに担がれてぐったりしているように見える
まどか「ほむらちゃん……?」ほむらの様子を見ようとする
ほむら「まどか、これで最後だから……」ボソッ
まどか「えっ!?」
ほむら「……」まどかを玄関に押し付けてキス
まどか「!?」
ほむら「……」キスしてた口を離し、二人の唾液が糸を引いている
350: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:01:48 ID:1PIQDqsY
まどか「ほむらちゃん、イキナリどう……」
ほむら「……」まどかを強く抱きしめて再びキス
まどか(今度は舌まで!?)
ほむら「……」むさぼるようにまどかの口の中で舌を動かしている
まどか(キスだけなのに、今までよりすごく激しいよ……)目がトロンとしている
ほむら「……」キスしてた口を離す
まどか「はぁ……はぁ……」顔は紅潮し、体の力が抜けてへたり込む
ほむら「……」少し顔が紅潮している
まどか「ねぇ…ほむらちゃん…続き…してくれる……?」
ほむら「……」コクンと小さくうなづく
351: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:02:32 ID:1PIQDqsY
~ほむホーム寝室~
まどか「ほむらちゃん、今日はどうしたの?またあの悪夢なの?」
ほむら「……」違うと首を振る
まどか「ならいいんだけど……」
ほむら「……」
ほむら「もっとあなたを感じさせて……」ボソッ(まどかを押し倒しキス)
まどか(ほむらちゃん、やっぱり何か様子がおかしいよ……)
まどか(ほとんど喋らないし、何か思い詰めた顔をしてる……)
352: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:03:22 ID:1PIQDqsY
~数時間後~
まどか・ほむら「はぁ……はぁ……」裸でほむらがまどかに覆い被さるように抱きあってる
ほむら「まどか、キモチいい?」左手でまどかの頭を寄せてキスしながら、右手で下腹部を触ってる
まどか「はぁ…はぁ…うん…とってもキモチいいよ……」
ほむら「うれしい……」更に右手を激しく動かす
まどか「はぁ……はぁ……」
353: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:04:19 ID:1PIQDqsY
まどか「ダメぇ!私が裂けちゃうっ!」
ほむら「!」まどかを引き裂いた時の事がフラッシュバックする
354: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:04:59 ID:1PIQDqsY
ほむら「いやあぁぁ~~~!!」錯乱状態に
ほむら「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい………」ポロポロ
ほむら「私はただあなたが笑顔でいられる世界にしたかっただけなの!」
ほむら「だから私を拒絶しないで!私を嫌わないで!私の側からいなくならないで!!」
まどか「ほむらちゃん……?」錯乱状態のほむらに驚いている
ほむら「お願い!私を嫌いにならないで!」うわ言のように言っている
355: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:05:51 ID:1PIQDqsY
まどか(一体なんで急にこんなに取り乱したりなんか……)
まどか「ほむらちゃん、大丈夫だから!」ほむらを抱きしめる
ほむら「!?」正気に戻る
まどか「私がほむらちゃんを嫌いになるわけないよ。」
ほむら「まどか……」
まどか「今までも、これからだって、私はほむらちゃんが大好きだし、ずっと側に居るよ。」ニコッ
ほむら「……」思い詰めた顔をしてる
ほむら「そう…よね……」ニコッ(作り笑い)
まどか「?」
356: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:06:50 ID:1PIQDqsY
ほむら(やっぱり私のした事は間違ってたの……?)
ほむら(私の欲しかったのは本当にこの世界だったの……?)
ほむら(まどかを悲しませているのは私なの……?)
ほむら「………」
ほむら「……」
ほむら「…」
ほむら(そうか、そういう事だったのね……)
ほむら「アハハハハ……」自嘲したような笑い
ほむら「私、何て馬鹿な間違いを……」
357: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:07:22 ID:1PIQDqsY
まどか(ほむらちゃん、あの悪夢以外にも何か悩みがあるのかな?)
まどか「ほむらちゃん、何か悩みがあるなら相談して。」
ほむら「……」
ほむら「大丈夫よまどか。これで全て終わりにするわ。」うっすらと涙
まどか「?」
358: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:08:01 ID:1PIQDqsY
~数時間後~
ほむら「………」Zzz(思い詰めた表情で寝ている)
まどか「ほむらちゃん……」
まどか(ほむらちゃん、大丈夫かな?)
まどか(『これで全て終わりにする。』って言ってたけど、まさか死んだりなんかしないよね……)うっすらと涙
ほむら「まどか……もう二度と……あなたを…離さない……」寝言
まどか「………」
まどか「うん、私もずっとほむらちゃんの側にいるよ……」ほむらを抱きしめる
359: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:08:51 ID:1PIQDqsY
《ほむらが眠りについてから・ほむらの夢》
ほむら「まどか……」キョロキョロ
ほむら「どこにいるの?ここはどこなの?」辺りは真っ暗で何も見えない
ほむら「私はどこにいるの?」
ほむら?「見捨てられた。あなたは見捨てられたのよ。」
ほむら「!?」
ほむら「私がもう一人……?」
360: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:10:39 ID:1PIQDqsY
ほむら?「あなたは見捨てられたの、大好きなまどかに。全ての魔法少女を救うという大義名分の名の下に。」
ほむら「見捨てられた……」
ほむら「………」自分だけがまどかに関する記憶をもったまま、まどかが円環の理となって自分の元を去っていった事を思い出す
ほむら「まどかが全ての魔法少女を……私よりも私以外の人間を選んだ……」
ほむら?「そうよ、あなたより全ての魔法少女を選んだのよ。」
ほむら「私より他の人間を……」
ほむら「私より……」
ほむら「いやよ!いやっ!そんなの認めない!絶対に認めないっ!」
ほむら「まどかは……まどかは、私だけのまどかよっ!」
ほむら「まどかは私のもの。私のものよ!私のもの……」
361: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:11:31 ID:1PIQDqsY
ほむら?「まどかが欲しい?取り戻したい?」
ほむら「欲しい!まどかを取り戻したいっ!」
ほむら「だってまどかは私だけのものなんだから!」
ほむら「私だけのもの。誰にも渡さない。円環の理なんかに戻したりしない。絶対に!」
362: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:12:45 ID:1PIQDqsY
ほむら?「なら、皆殺してしまいなさい。」
ほむら「!?」
ほむら「皆を殺す……?」
ほむら「まどかの友達も、仲間も、家族も、皆みんな、まどかと私の邪魔をするものは全て殺す……」
ほむら?「そうよ。まどかを自分の元に取り戻したいのでしょう?」
ほむら「皆を殺せば、まどかを取り戻せるの?私の元に帰ってきてくれるの?私の側から離れなくなるの?」
ほむら?「そうよ。あなたにはその力があるじゃない?まどかがもう二度とあなたから離れなく出来る力が。」
363: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:13:32 ID:1PIQDqsY
ほむら「私にはある…その力が……まどかを離さない力が……」
ほむら「ウフフフフ、アハハハハ!!」狂気を帯びた笑い声
ほむら「…………」
ほむら「………」
ほむら「……」
ほむら「…」
ほむら「!」
ほむら「……」暗闇の中どこかへ去っていく
ほむら?「あなたが悪いのよ、まどか……」
364: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:14:18 ID:1PIQDqsY
《翌日・喫茶店》
さやか「それで私に相談ってのは、ほむらの事だね。」
まどか「うん。ほむらちゃん、あの悪夢以外にも何か悩んでいる事があるみたいなの。」
まどか「昨日も帰って、『これで最後だから。』って言っていきなり……」カァ~
さやか「押し倒されたと?」
まどか「ちっ、違うよっ!」アセアセ
365: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/27(木) 04:14:55 ID:1PIQDqsY
さやか「それでナニされたのかなぁ~?」ニヤニヤ
まどか「……」カァ~
まどか「さやかちゃん、ちょっと耳貸して。」
さやか「はいはい。」
まどか「いきなりキスしてきて、その上舌まで入れてきて……」ヒソヒソ
さやか「それで感じちゃったと?」ニヤニヤ
まどか「……」カァ~
SS まどか・ほむら「終焉の物語?」⑦|鹿目まどか(カナメマドカ)|魔法少女まどか☆マギカ【キャラペディア-CHARAPEDIA-】
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