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【クレヨンしんちゃん】脚本家、中島かずきに聞いた父「野原ひろし」がいま、男として熱い理由

『クレヨンしんちゃん』の父、野原ひろしがいまアツい!? 4月19日に公開される『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』や『キルラキル』の脚本家・中島かずきさんに、作品のこととひろしの

【クレヨンしんちゃん】脚本家、中島かずきに聞いた父「野原ひろし」がいま、男として熱い理由

『クレヨンしんちゃん』の父、野原ひろしがいまアツい!? 4月19日に公開される『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』や『キルラキル』の脚本家・中島かずきさんに、作品のこととひろしの魅力について伺いました。

今、野原ひろしがアツい!

……と、名前だけ聞いてもピンと来ないかもしれませんが、こう言えばすぐにわかるはず。野原ひろしとは、国民的コンテンツ『クレヨンしんちゃん』の主人公・しんのすけの父ちゃんのことです。
ごくごく平凡なサラリーマンであり、家ではグータラな父ちゃんのひろしですが、テレビアニメ放送開始後20年が経った最近になって評価が急上昇しています。
35歳で係長、専業主婦の妻と子ども2人を養いつつ、庭つき一軒家まで持っているスペックと、なによりも家族と子どもを愛する姿勢が、元しんちゃんファンの若者たちの間で見直され、“理想の父親”として尊敬のまなざしを一身に集める存在になったのです。
忘れちゃいけないのが、子どもだけでなく大人も楽しめると評判の劇場版『クレヨンしんちゃん』でのひろしの活躍です。愛する子どもたちを守るため、家族と一致団結して悪に立ち向かうひろしの姿に喝采を送るファンも数知れません。
4月19日に公開される『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』は、22作目にして初めてひろしがフィーチャーされた物語。

本作の脚本を担当した中島かずきさんは、『天元突破グレンラガン』『キルラキル』など数々の脚本を手がける一方、かつては双葉社の社員として『クレヨンしんちゃん』のプロデューサーを務めていたという人物です。そんな中島さんに、作品のこととひろしの魅力について伺いました。

――今回はどうして題材にひろしを選ばれたのでしょう?
中島 実は最初の企画会議で、高橋渉監督が「ひろしがロボになったら」というアイデアが出て、「それだ!」と決まったんです(笑)。そのシチュエーションが出た瞬間、その場にいた全員がこういうストーリーを思い描いたんじゃないかな。
ひろしがロボになって家族のもとに帰ってくるということで、自動的に今回のテーマは「父親」になっていきました。ならば、敵役は頑固親父が世界を席巻することを狙っているよう組織がいいんじゃないかと。

「今の父親って何?」というテーマが隠し味になった

――弱くなった父親の復権を目指す「父よ、勇気で立ち上がれ同盟」、通称「父ゆれ同盟」ですね。彼らの登場によって、父親としてのひろしの存在がいわゆる頑固親父的なものとは対極にあることが際立ったように思いました。
中島 そうですよね。「今の父親って何?」というテーマが隠し味になったと思います。『しんちゃん』なので、表面はおもしろおかしい愉快な映画になっていますが、裏側にはそういうテーマが流れているんです。
――あらためてお聞きしたいのですが、中島さんから見たひろしの魅力とはどのようなものなのでしょうか?


中島 やっぱり「情けないことが強い」ということだと思います。ネガティブなことでもプラスになる。ギャグ的に言うと、ひろしの足の臭さはロボットにも通じたりするとか(笑)。弱さとか人間くささもひっくるめて、がんばって生きているところがひろしのいいところだと思うんです。
――うんうん。
中島 それがハッキリしたのって、『オトナ帝国』(映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』)だと思うんですよ。ひろしが正気を失うんだけど、しんのすけに自分の足の匂いをかがされて、自分の人生を思い出しながら意識を取り戻すシーンがありますよね。それって足の匂いで目が覚めたんじゃなくて、「ここまで自分が歩んできた人生は間違っていなかったんだ」という匂いで目が覚めたんだと思うんです。
――営業で外回りしていれば足も臭くなりますよね。
中島 生きてきて年をとれば、足も臭くなるんですよ。その生きてきた匂いが彼を正気に戻したんです。それを言葉でなく絵と音楽だけで表現していて、すごく素敵なシーンでしたね。ひろしはこれで正気に戻るんだ、ひろしとはこういう男なんだ、というのが僕の中のひろし像です。
――自分が歩んできた道や家族といることに大きな不満があったら、正気は取り戻せなかったということですね。一方で、家族は父親を敬うものだ、強い父親がこの国の秩序を守るんだ、という「父ゆれ同盟」がアピールしている父親の“強さ”や“正しさ”についてはいかがお考えですか?


中島 それは今となってはアナクロですよね。ここ最近の日本にはそういうムードが漂っているので、なんかちょっとコワいよね、と映画を通して感じ取ってもらえればいいのですが。そもそも、そういうことを言う人は、自分の弱さを認められない人なのかもしれない。だから虚勢を張ってしまうんでしょう。それは、ひろしとは対極にある父親なんです。
――ひろしは自分の弱さを認めることができますからね。そんなひろしが今回はロボットになってしまうという。
中島 主役のしんのすけとすれば、父ちゃんがロボットになって帰ってきたら大喜びでしょうね(笑)。実はロボットが絡む父子の話って、映画にも多いんですよね。『リアル・スティール』も父子の話だったし、『パシフィック・リム』にも父子の話がありますし。
――本当だ! 『ターミネーター2』も父子の話と言えなくもないですよね。
中島 どうしてもロボットの話となると、親父と息子の話になるんでしょう。父子を描くとき、ロボットって結構適した題材なのかもしれませんね。
――劇中に出てくる「なんで男って巨大ロボが好きなのかしら」というみさえの呟きがすべてを表している気がします(笑)。

自分の弱さもひっくるめたところで、開き直って言葉にしてしまうひろしに共感

ところで、昨今のひろし人気については、中島さんはどう捉えていらっしゃいますか? みさえでもしんのすけでもなく、なぜひろしに若い人たちから注目が集まっているのか、と。
中島 それはまさに、自分の弱さもひっくるめたところで、開き直って言葉にしてしまうひろしの魅力に多くの人が共感するからじゃないでしょうか。僕が今回使ったセリフでいうと、みさえが「うちの旦那は結構しぶといのよ。足のにおいだって洗っても洗っても落ちないんだから!」と言うと、ひろしも思わず認めてしまう(笑)。
――見栄を切るときも、いちいち「ローン32年!」と自分で言ってしまいますからね。


中島 自分の情けなさや弱さを認める強さを持っている男に注目が集まる。それが今なんじゃないかと思うんです。自分を背伸びさせて見栄を張っても仕方ない。変なプライドにこだわっても意味がない。でも、俺は俺だよ、俺は父親だよ、と主張するひろしの気持ち良さみたいなものがあるのだと思います。弱くて心が折れても、必死で粘るのがひろしですから。それが「こんなお父さんいたらいいな」という気持ちになっているのかもしれません。今回、脚本を書くときも、そういう部分は考えていましたね。

昨今のひろしブームを象徴といえば、ひろしが家族や人生、生き様などについて語った“ひろしの名言”でしょう。『逆襲のロボとーちゃん』にも、さまざまなひろしの名言が登場します。
そうだ!
子供が俺たちの戦うエネルギーだろ!
なんていうセリフには、やっぱりグッと来てしまいますね。今回の映画のもう一つの楽しみだと思います。


オレの命に代えてもしんのすけを助ける!!
サラリーマンだってやるときゃやるさ!!
俺は家族と一緒に未来を生きる!
いいか、屁をするときは音出して堂々としろ。
すかしっ屁ってのは卑怯者のする屁だ。覚えとけ!
……などのひろしの名言をギュッと詰め込んだ『野原ひろしの名言』(双葉社)という書籍も刊行されますので、こちらもお楽しみに。また、テレビシリーズでのひろしの活躍を集めた2枚組スペシャルDVD『クレヨンしんちゃん きっとベスト☆凝縮!野原ひろし』(バンダイビジュアル)も発売されます。今年の春は、やっぱり野原ひろしがアツい!

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【クレヨンしんちゃん】脚本家、中島かずきに聞いた父「野原ひろし」がいま、男として熱い理由

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