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①ハルヒ「ねえ、朝倉涼子って今なにしてると思う?」キョン「しらん」

部室 古泉「では、ここで僕は転職と行きましょうか」 キョン「折角、医者になったのにか。お前、人生を舐めてないか?」 古泉「そうですか?僕としては転職し新しい世界を見るのもまた、人生の楽しみ

①ハルヒ「ねえ、朝倉涼子って今なにしてると思う?」キョン「しらん」

部室

古泉「では、ここで僕は転職と行きましょうか」

キョン「折角、医者になったのにか。お前、人生を舐めてないか?」

古泉「そうですか?僕としては転職し新しい世界を見るのもまた、人生の楽しみ方だと思うのですが」

キョン(能力のあるやつが言う台詞は腹立たしいね。俺みたいな奴は崖に噛り付いて生きなきゃならんというに)

ハルヒ「ねえ、キョン」

キョン「なんだ?お前もやるか、人生ゲーム」

古泉「涼宮さんも参加するなら、初めからになりますね。ここまでの世界をリセットしましょうか?」

ハルヒ「朝倉涼子って今なにしてると思う?」

キョン「しらん」

キョン(反射的に答えたが、模範的な回答に違いない。今の発言から会話を広げれば、とんでもないものを呼び寄せてしまいそうだったからな)

長門「……」

ハルヒ「あたしは思うんだけど、朝倉って転校したんじゃなくて誘拐されたんじゃないかしら?」

キョン「は?」

ハルヒ「だって、二ヶ月も経たないうちに転校なんてやっぱり怪しすぎるもの。これは誘拐されたのよ。で、未知の組織に人体改造を施されて地球の平和を影で守っているとか」

キョン「アホか。特撮ヒーローの見過ぎだ」

キョン(それをやってるのは今、部屋の隅で静かに本を読んでいる長門だ)

長門「……」

ハルヒ「そうかしら?でも、意外と良い線いってると思うのよねぇ」

キョン「何を藪から棒に。お前、今更朝倉のことが気になり始めたのか?」

ハルヒ「そうよ。朝倉涼子からは不思議の匂いがプンプンするわっ」

キョン(なんで、半年が経とうとするこの時期に気になり始めるんだよ。お前の好奇心は時差ボケでもしてんのか)

ハルヒ「有希、一緒のマンションだったんでしょ?なんか新情報掴んでない?」

長門「ない」

ハルヒ「そう……」

キョン「おい、ハルヒ。あいつはカナダに行ったんだ。それで解決だ。納得しとけよ」

ハルヒ「そんなのありえないわよ。急な転勤にしても急すぎる。これは国家権力も動いているわね。間違いない」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 19:14:39.90 ID:fRMRnYDF0
キョン「ねーよ。仮にそんなことがあったとしても、お前じゃその真相には辿り着けないと思うがね」

ハルヒ「そんなことないわ。そろそろ半年が経つんですもの、その内道端に倒れていて記憶を失っている状態で見つかったりするのよ」

キョン「は?」

ハルヒ「そこで良識ある人の家でお世話になりつつ、自分の使命を思い出して、奔走する。これで決まりね」

キョン「SOS団自主制作ムービーの構想か?割かし面白いと思うぞ?」

ハルヒ「なによ。あたしの考えが間違ってるとでもいうわけ?」

キョン(その間違った考えが正しいものになるからこっちは困るんだよ)

古泉「それにしても涼宮さん、どうして急に気になったのですか?何かきっかけでもあったのでしょうか」

ハルヒ「気になったんだから仕方ないじゃない」

古泉「そうですか」

朝比奈「あ、あの、でも、朝倉さんの父親って人から学校に電話があったんですよね?それならカナダに行ったでいいんじゃ」

ハルヒ「それも宇宙人がボイスチェンジャーとか使って父親を語っただけかもしれないでしょ?しかもどうして父親なのよ。普通は母親じゃないの、そういう電話をするのって」

キョン(こいつはどうでもいいところで勘が冴えてやがる。というか、このままだと朝倉が復活しちまうんじゃないのか、おい)

長門「……」

キョン(長門。そんなことはないよな?)

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 19:23:05.12 ID:fRMRnYDF0
ハルヒ「今週末の不思議探索は朝倉涼子探索にしようかしら」

キョン「やめろって」

ハルヒ「なんでよ?失踪したクラスメイトを探すだけじゃない」

キョン「万が一、いや、そんなことは絶対にありえないが、朝倉と出会ったらどうするつもりだ?」

ハルヒ「やっほーい、涼子ちゃん。元気してた?って感じでフレンドリーに話しかければ問題ないわよ」

キョン「お前、朝倉とそんなに親しかったか?朝倉が狼狽するだけだぞ」

ハルヒ「いっつも向こうから話しかけてきてたから、少なくともあっちはあたしのことを好意的に見てるでしょ」

キョン「それは委員長としてお前が心配だったからだろうが」

キョン(あと自律進化の可能性がどうので近づいてたんだろうけど)

ハルヒ「なら、今でもその心配はしてるでしょ。あの子、評判は良かったみたいだし」

キョン「……」

古泉「ですが、涼宮さん。転校してしまった人を街で目撃するのは難しいと思いますが」

ハルヒ「探すだけならタダよ。それにね、見つけられなくても痕跡ぐらいはあると思うのよね。半年経過したといっても三年前の足取りは掴んでるし、居たのは間違いないんだから」

キョン(いい加減にしてくれ……)

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 19:29:18.65 ID:fRMRnYDF0
ハルヒ「よし、きめたっ。今週末の不思議探索は朝倉探索に変更しますっ」

朝比奈「ひぇぇ……」

キョン「おい、ハルヒ。いるわけねえ奴を探す時間があれば、別の不思議を探したほうがまだ有意義だぞ」

ハルヒ「朝倉涼子も十分に不思議な存在よ。だって、不自然に転校して、そして半年後に街にひょっこり戻ってきてるなんて」

キョン(ああ、もうハルヒの脳内では朝倉は帰還しているようだな。今から防弾チョッキぐらい用意しておいてもいいかもしれん)

ハルヒ「異論は?ないわね」

古泉「んふっ」

朝比奈「あぁぁ……」

長門「……」

キョン(長門、なんとか言ってやれ。もう朝倉は南極にいて、今は永久凍土の中に埋まったとかよ)

ハルヒ「うん。満場一致で朝倉探索に決定します!!それじゃ、みんな明日いつも通りに集合だから。いいわね?」

キョン「待て、ハルヒ」

ハルヒ「異議なら月曜日に申し立てなさい」

キョン「な……」

ハルヒ「最後の人、鍵閉めよろしくねっ」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 19:41:23.44 ID:fRMRnYDF0
古泉「これは予想もしていなかった提案ですね。まさか涼宮さんがあの朝倉涼子に執着するとは……。いえ、ですがSOS団に勧誘してもいい存在だったのですから、この流れは当然……?」

キョン「古泉。お前には話したよな。朝倉が俺に何をしようとしたのか。忘れたのか?」

古泉「まさか。貴方の言葉はしっかりと覚えていますよ。何月何日何時に何を発言したのかも、全て」

キョン「相変わらずの気持ち悪さだな、おい」

古泉「冗談ですよ。そんなことができるのは長門さんぐらいでしょう」

キョン「長門」

長門「現時点では朝倉涼子の再構築は為されていない」

キョン「いないんだな?」

長門「いない」

朝比奈「はぁ……よかったぁ……。またキョンくんが刺されちゃったらわたし……わたし……ぐすっ」

キョン(朝比奈さんの心配も最もだ。朝倉が蘇って喜ぶのは俺以外の一般人だけだからなぁ。アホの谷口あたりは狂喜乱舞して、3日は正気を取り戻せないんじゃないか)

古泉「よかったですね。どうやら涼宮さんも本気で出会える、または帰ってきているとは思っていないのでしょう」

キョン「なら、どうしてあんなことを言ったんだよ」

古泉「こういうことではないでしょうか。漠然とした『不思議』を探すよりも、特定の或いは固有の『不思議』に注目して捜索するほうがいいと考えたのですよ」

キョン「それは『宇宙人を見つける』から『火星人を見つける』っていう目標に変わっただけだろうが」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 19:50:18.70 ID:fRMRnYDF0
古泉「いえ。それでも宇宙という広大な範囲から、火星という局地的な範囲になったわけですから、発見の可能性は格段にあがります」

キョン「発見してほしくないな」

古泉「同感ですが、長門さんが感知していない以上、現在は何も心配いりませんよ」

キョン「現在は、だろ?この先どうなるかわからん。日付が変わったと同時に朝倉が次元の裂け目から産声をあげたらどうする?」

長門「心配ない。私が対処する」

キョン「長門……いいのか?」

長門「朝倉涼子は非常に優秀。再構成され、活動を再開させることがあれば危険。最優先で処理する」

キョン(そりゃ朝倉の相手は長門に任せるしかない。俺や朝比奈さんは文字通り瞬殺だろうし、古泉だってなんの変哲もない場所で狙われたら致命傷は避けられない)

長門「……」

キョン「長門、悪いがまた頼む」

長門「……」コクッ

朝比奈「い、一応、わたしたちのほうでも警戒しておいたほうがいいでしょうかぁ」

古泉「そうですね。貴方の家に泊まりこんで警護する、なんてどうでしょうか?」

キョン「遊び相手が増えたと勘違いした妹が喜ぶだけだ。やめろ」

古泉「おや、残念」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 19:57:50.80 ID:fRMRnYDF0
古泉「まぁ、安心してください。貴方の身の安全を守ることは我々の最優先事項ですから」

キョン(最優先事項ね)

朝比奈「キョンくん、何かあったらわ、わたしに連絡して、いつでも時間平面を移動できるようにしておくから」

キョン「はい、助かります」

長門「……貴方の自宅近辺の見回りを強化する」

キョン「……え?」

長門「貴方は通常通りの生活に準拠すればいい」

キョン「長門、お前は俺の家の周りを巡回してるのか?」

長門「たまに」

キョン(ああ、これはいつか長門を温泉旅行にでも連れて行ってやらないといけないな)

古泉「それでは、また明日」

朝比奈「さようなら、キョンくん」

キョン「ええ、また明日」

長門「……」

キョン(表情に出ない分、判断が難しい。疲れたからもういいって言って大の字で寝てくれたら分かりやすいんだがな)

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:05:50.30 ID:fRMRnYDF0
キョン宅

キョン「ただいまー」

妹「おかえりー、キョンくんっ」テテテッ

キョン「おう」

妹「キョンくんにお客さんきてるよー」

キョン「俺に?誰だ?」

妹「あさくらりょーこって言ってた」

キョン「あさくら、なんだって?」

妹「あさくら、りょーこっ。今、リビングでシャミとあそんでるの」

キョン(長門、話が違うぞ。もう生まれてるじゃねーか)

妹「どうしたのー?りょーこちゃん、待ちくたびれてるよ?」

キョン「お前、どうして知らない人を家にあげるんだ?ダメだろ」

妹「でも、キョンくんに会いたいって言ってたし、制服もキョンくんの学校のだし……」

キョン(落ち着け……ここは長門に連絡をとって……瞬間移動でここへ……いや、このまま俺が家を出て長門のところに向かうのがいいか……)

妹「りょーこちゃーん、キョンくんかえってきたよー」テテテッ

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:10:34.19 ID:fRMRnYDF0
キョン「ばか!!呼ぶんじゃない!!」

妹「へ?」

ガチャ

朝倉「―――おかえりなさい。外寒かったでしょ?」

キョン「朝倉……」

朝倉「コート貸して。掛けてあげるから」

キョン「何のつもりだ」

朝倉「……」

キョン「何が目的だ……朝倉……」

朝倉「……」

キョン(ナイフか……それとも包丁か……。ここには妹もいる。せめて妹だけは……)

妹「キョンくん?」

朝倉「貴方しかいないの」

キョン「何のことだ?」

朝倉「貴方、私が誰が知ってるわよね?ううん、知っていてくれなきゃ困るのだけど……」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:19:14.09 ID:fRMRnYDF0
キョン「なんだと?」

朝倉「私の名前は朝倉涼子。あなたはええと……キョンくんよね?」

キョン「あ、ああ……」

朝倉「貴方は私のことを覚えてるわよね?」

キョン(忘れるわけがない。お前は俺を殺そうとしたんだからな)

朝倉「よかった……。その様子だと覚えているのね」

キョン(なんだ、この感じは。まさかと思うが、ありがちな展開だと思うが、この朝倉……)

朝倉「私、記憶がないの。気がついたら貴方の家の前に倒れていて……」

キョン(やっぱりか)

朝倉「覚えていたのは自分の名前と貴方の顔と名前だけなの」

キョン「この家が俺の家だっていうことも覚えていたのか?」

朝倉「いいえ。丁度、妹さんが私のことを見つけてくれて。事情を話したらここがそうだって」

キョン「なるほどな」

キョン(信じるわけにはいかないが)

朝倉「よければ私のことを教えてくれない?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:24:43.80 ID:fRMRnYDF0
リビング

妹「キョンくん、おちゃーいれたよ」

キョン「サンキュ」

朝倉「……」

キョン(さてと、まずな長門に連絡を入れたいところだが。連絡を入れようとした瞬間に斬りかかって来る可能性もある)

妹「シャミー、シャミシャミー」

朝倉「この猫、温かいわね。いつまでも抱いていたいぐらい」

妹「そうでしょー?」

キョン(そもそもいつこっちに戻ってきたんだ。長門が感知していないと言ってたし、30分ほど前まではこの世にいなかったんだよな)

朝倉「……あの」

キョン「な、なんだ?」

朝倉「そろそろ……教えてほしいな。私のこと」

キョン「何から話せばいいか整理しているところだ」

朝倉「もしかして、貴方とは深い関係だったの?」

キョン「ある意味な」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:32:42.45 ID:fRMRnYDF0
朝倉「そうよね。でないと、貴方のことだけを覚えているなんて変な話だもの。でも、妹さんは私のことを知らなかったみたいだし、まだご両親に紹介するような関係ではなかったのね」

キョン(そうだな。殺人未遂犯を両親に紹介するような物好きがこの世界にいるなら是非とも会ってみたいもんだ。紹介されたほうは度肝抜かれるぜ)

朝倉「まだ、まとまらない?」

キョン「ああ。本当に困ってる」

キョン(お前が宇宙人であることをこの場で告げるのは問題が多い。妹もいるしな)

朝倉「あ、分かった。それなら、貴方の部屋で話しましょう?」

キョン「どうしてそうなる?」

朝倉「妹さんの前では言えないような関係だったんでしょ?あまり、想像したくはないけど、体だけの関係とか……」

キョン「断じて違う」

朝倉「そうなの?妹さんの耳には毒で、深い関係といったらそれぐらいしか」

妹「なんのはなしー?」

キョン「お前には関係ありません。シャミセンと部屋で遊んでいなさい」

妹「でもー」

キョン「いいから。二人っきりで話したいんだ」

キョン(せめてお前だけは遠くにいてほしい。血の海の中にいてほしくはないからな)

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:38:47.72 ID:fRMRnYDF0
妹「もー。シャミー、いこっ」

シャミセン「ニャァ」

朝倉「―――妹さんには言えない関係かぁ。恋人の類ではないのね。残念」

キョン「どうして残念なんだ」

朝倉「だって、貴方良い人そうだもの」

キョン(谷口にも言われたな。崖まで同伴するようなお人よしだと)

朝倉「それで、私は一体誰なの?」

キョン「朝倉、本当に記憶がないのか?」

朝倉「ええ。自宅もわからないし、親の顔も思い出せないの」

キョン「長門有希って名前に覚えはないのか?」

朝倉「ながと、ゆき……さん?ごめんなさい、誰かしら?」

キョン「なら、涼宮ハルヒは?」

朝倉「いいえ。でも、その名前は何となく懐かしい感じがするわね。もしかして、私の姉妹とか?」

キョン「どちらかというと長門のほうがそれに近いな。血縁ってわけじゃないが」

朝倉「そうなの。その涼宮さんに会えば何か分かる?」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:47:06.80 ID:fRMRnYDF0
キョン「いや。会ってもわからないだろうな。特に向こうはお前のことをあまり覚えてないだろうし」

キョン(ってことにしときたい)

朝倉「そう。なら、長門さんはどうなの?血縁関係に近いってどういうことかしら?私とは幼馴染なの?」

キョン「どうなんだろうな。それが一番近い表現かもしれないが」

朝倉「キョンくん、もしかして私のことあまり覚えてないの?」

キョン「よく覚えている。お前は俺のクラスの委員長であり、学年、いや学校全体で見てもトップクラスの容姿だからな」

朝倉「嬉しい。キョンくんは、私のこと好きだったの?」

キョン「……ノーコメントだ」

朝倉「照れなくてもいいのに」

キョン(苦手とか嫌いとかの次元じゃないんだよ。殺されかけた身になればわかるが、俺にとってお前は恐怖の対象以外何物でもないんだ)

朝倉「……これからどうする?」

キョン「え?」

朝倉「貴方さえよければ、私を家まで案内してほしいんだけど……」

キョン(迷子なら交番まで連れて行ったらいいんだが。朝倉はそうもいかないからな。このまま長門のところに連れて行くべきか……)

朝倉「貴方しか頼れる人がいないの。ねっ、お願いっ」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:53:32.44 ID:fRMRnYDF0
キョン「今から、長門に連絡を取る。いいか?」

朝倉「ええ。勿論。私からもお願いするわ」

キョン(襲ってくる様子はないな……。本当に記憶がないのか。ハルヒの脳内設定のおかげで俺は命拾いしていることになるが……)

朝倉「……」

キョン(考えても仕方ない。覚悟を決めて長門に連絡をするしかない)

キョン「……」ピッピッ

キョン「―――もしもし、長門」

長門『……』

キョン「あのだな、長門。お前が嘘を吐いたとかは全然思ってないんだ。ただ、その事態を飲み込めない」

長門『なにかあった?』

キョン(事実を告げれば、あの長門もひっくり返るんだろうか)

朝倉「キョンくんっ、代わってくれない?私も長門さんと話をしてみたいから」

キョン「なに?」

朝倉「お願い。長門さんなら私ことを知っているんでしょう?色々、聞きたいなぁって思って」

キョン「それは当然の考えだが……」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:00:56.89 ID:fRMRnYDF0
朝倉「ね、いいでしょ?」

長門『そこに誰がいる?』

キョン「……朝倉だ」

長門『すぐに行く。待っていて』

キョン「あ、おい。長門!?」

朝倉「キョンくん、どうかしたの?貸してっ」

キョン「もう切れた。長門がこっちに来るそうだ」

朝倉「そうなの?わざわざ長門さんから会いにくるなんて。もしかして私は行方不明になってから時間が経っていたのかしら?」

キョン「ああ。半年以上、見かけなかったぜ。お前のことは」

朝倉「半年……?そんなにも私はどこでなにをしていたのかしら……。誘拐とか?学校では私がいなくなったことについてどう説明されていたの?」

キョン「親の都合で海外に行ったことになってる」

朝倉「海外……。飛行機に乗った覚えなんて欠片もないけど……」

キョン(長門が用意したシナリオだからな。あってもらっては困る)

―――ピンポーン

朝倉「あら?もう来たの?2分も経ってないのに、もしかしてご近所さん?」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:06:17.49 ID:fRMRnYDF0
キョン(お世辞にも近所ではないが。もしかして巡回中だったのか)

朝倉「キョンくん、出てあげて」

キョン「あ、ああ……。そこに居ろよ。立つなよ?」

朝倉「どうしたの?私は他に行くところが無いんですもの、どこにも行けないわ」

キョン「あ、ああ、そうだな」

朝倉「……」

キョン(記憶がないとはいえ、ハルヒの脳内設定を鑑みれば何かの拍子に思い出すんだろうな……。そのトリガーが長門やハルヒじゃないことを祈るしかねえ)

キョン「―――長門」ガチャ

長門「どこ?」

キョン「リビングにいる」

長門「……」

キョン「長門、あのな……」

長門「こちらの不手際。謝罪する」

キョン「そんなことねえよ。で、長門。お前の見解を聞かせてくれないか?」

長門「私はまだ朝倉涼子の存在を確認できない」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:12:46.68 ID:fRMRnYDF0
キョン「な、何いってんだよ。もう5メートル先には朝倉がいるんだぜ?お前にわからないわけ」

長門「確認できない」

キョン「長門……」

長門「……」

キョン「とにかく、上がってくれ。朝倉はハルヒの言ったとおりの状態になっている」

長門「記憶の損失?」

キョン「ああ。自分と俺の名前以外は忘れているみたいだ」

長門「分かった」

キョン「長門、大丈夫なんだよな?」

長門「分からない。これは不測の事態」

キョン(不測?長門にとって不測の事態だと?文化祭では淡々と予言を披露していたお前が?冗談だろ?)

長門「……」

キョン「ハルヒが原因か?」

長門「まだ分からないが可能性はある」

キョン(ハルヒ。朝倉にどんなパワーを与えたんだよ。長門ですら慎重になるなんて、朝倉を出世させすぎだろ)

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:20:15.13 ID:fRMRnYDF0
朝倉「あ。貴方が長門さん?」

長門「そう」

朝倉「ごめんなさい、ここまで来てもらって。長門さんは私のこと知っているのでしょ?」

長門「知っている」

朝倉「なら、教えて欲しいな。キョンくんは何も喋ってくれないし」

キョン(どれを喋っていいのか俺には判断ができないんだよ)

長門「貴方は対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースであり、私のバックアップ」

朝倉「え?」

キョン「長門、いきなりそれをいうのか?」

長門「今から三年前、惑星表面を覆った情報フレアの中心にいた涼宮ハルヒを監視する為に情報統合思念体によって生み出された」

朝倉「……?」

長門「涼宮ハルヒの監視中、貴方は独断専行し、彼を抹消しようとした。その際、私は貴方の情報連結を解除し、消去した」

朝倉「……キョンくん、長門さんって変な人なの?」

キョン「いや……そういうわけじゃ……」

長門「全て事実」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:28:06.26 ID:fRMRnYDF0
朝倉「あの、たいゆうきなんとかって言われても私には分からないわ。もっと分かりやすく言ってほしいな」

キョン「簡単にいうとだな……」

長門「宇宙人」

朝倉「う、ちゅうじん?」

キョン(俺と同じリアクション。今の朝倉は本当に記憶喪失になった普通の人間なのか?)

長門「貴方と私は同じ存在」

朝倉「キョンくん……私ってこういう人だったの?オカルトマニアとか?」

キョン「そうだな……。長門、どうなってるんだ?やっぱり、朝倉は記憶を失っているのか?」

長門「不明」

キョン「なんでだ?」

長門「朝倉涼子の形をした個体を解析することができない。ノイズが発生している」

キョン「なら、どうする?」

長門「私が連れて帰り、監視及び解析を続ける」

キョン「まあ、それしかないか」

長門「ない」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:34:00.17 ID:fRMRnYDF0
朝倉「キョンくん、もしかして記憶障害だからって私をからかってるの?」

キョン「そんなつもりはない。ないが……」

長門「家まで案内する」

朝倉「え?」

長門「一緒に来て」グイッ

朝倉「いや、はなしてっ」バッ

長門「……」

キョン「おい、朝倉」

朝倉「キョンくん、おねがい。キョンくんが私の家まで案内して」

キョン「長門に任せたほうがいい」

朝倉「自分のことを宇宙人って言う人を信じられないもの」

キョン「なら、そんな相手を紹介した俺も同類だろ」

朝倉「ううん。キョンくんは私が覚えていた唯一の人だもの。きっと何かあるはず」

キョン(それはお前が俺を殺したくて仕方ないとかそういうことじゃないだろうか)

朝倉「キョンくん、私には貴方しかいないの。見捨てないで」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:39:34.10 ID:fRMRnYDF0
長門「ダメ」

朝倉「いや、こないで」

キョン「お、おい。朝倉」

朝倉「キョンくん、長門さんには帰ってもらえるように言ってくれない?」ギュッ

キョン「抱きつくなよ」

キョン(悪寒が走ったぞ、今。ここから頚動脈を切られないか心底不安だ)

長門「貴方のことは私が請け負う。こっちへ」

朝倉「いやだって言ってるでしょ」

長門「貴方はここに留まるべきではない」

朝倉「だから、キョンくんに送ってもらうから」

長門「……」

キョン(俺を見るな、長門よ。どうしたらいいんだ……。って、俺が長門のマンションまでついていけば解決か)

キョン「わかった。俺も付き添う。それでいいな?」

朝倉「うれしい、キョンくんっ。ありがとう」

長門「……」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:46:40.92 ID:fRMRnYDF0
マンション

朝倉「キョンくんの家から随分と歩いたわね。ここがそうなの?」

キョン「ああそうなるな」

長門「……」

キョン「(長門、朝倉はどうするんだ?部屋を用意するのか?)」

長門「(明日でないと用意はできない)」

キョン(そういえば長門たちはきちんとした手続きを踏んでマンションの一室を買っていたみたいだからなぁ……。今すぐに入居は無理なのか)

朝倉「私の部屋はどこにあるの?えーと……朝倉……朝倉……」

キョン「あー、朝倉、悪いんだが……」

長門「貴方の住居は存在しない」

朝倉「え……?」

長門「私の部屋に招待する」

朝倉「……キョンくん……どういうことなの……?」

キョン「ええとだな……」

朝倉「私のお母さんやお父さんはどこにいるの?半年の間に何があったの?」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:54:43.67 ID:fRMRnYDF0
長門「貴方に親類は存在しない」

朝倉「私はキョンくんに聞いたの」

キョン「朝倉、長門の言うことは真実なんだ。残念だけどな」

朝倉「……私、独り暮らしだったの?」

キョン「そうだ」

朝倉「こんな駅の傍の高層マンションに?私、そんな良い暮らしをしていたの?」

キョン(完全に怯えている。部室に拉致されてきた朝比奈さんを思い出す)

朝倉「キョンくん……私って……一体……」

キョン(なんて言えばいいんだ。本当に何も覚えておらず、一般人に成り下がったのならお前は宇宙人なんて言っても信じるほうが可笑しい。むしろこっちの頭を心配されるぜ)

朝倉「キョンくん、おしえて……おねがい……私は……誰なの……?」

長門「貴方は対有機生命体―――」

朝倉「長門さんには聞いてないわ!」

長門「……」

キョン(これはやはりハルヒの脳内設定が現実のものになっているんだな……。だとするといつかは自分の為すべきことを思い出すことになるんだが……)

朝倉「こわい……なにがどうなっているの……」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:03:42.40 ID:fRMRnYDF0
長門「とにかく、今日は私の部屋で休むべき」

朝倉「いやっ!!」

キョン「朝倉、長門はお前のことを心配している。それだけは間違いない。保障する」

朝倉「キョンくん……」ギュッ

キョン(重症だな……。未知とのファーストコンタクトはやっぱり大事なんだな)

長門「……」

キョン(俺を見つめても答えはでないぞ、長門。俺の頭脳は一般人より少し劣るんだからな。摩訶不思議には場慣れしているだけが強みだ)

長門「貴方はどうしたい?」

朝倉「キョンくんの傍にいる」

キョン「なに?!」

朝倉「だって、もうキョンくん以外にいないもの……信頼できる人が……」

キョン「しかしだな、お前を俺の家には置いておくことはできないぞ?」

朝倉「……っ」ギュッ

キョン(これが演技なら、大女優だな。アカデミー主演女優賞を余裕で取れちまう。ジョディ・フォスターも裸足で逃げ出すだろうね)

長門「……分かった」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:10:34.31 ID:fRMRnYDF0
キョン「何が分かったんだ?」

長門「貴方も私の部屋に泊まって」

キョン「はぁ?!な、何言ってるんだよ!?」

長門「それしかない。彼女を貴方の自宅に待機させるのは極めて危険」

キョン「確かにそうかもしれないが」

長門「ここにいて欲しい」

キョン(長門の家に泊まるって、まあ三年間も泊まっていたわけだし、今更1日ぐらい宿泊して何の問題があろうか)

キョン(それにこれは長門からの誘いでもあるし、加えて俺の家族の身を守るためでもある)

朝倉「……」

キョン(ライオンを前にした小動物の如く震えている朝倉だって、演技でないと誰が言い切れる。そもそも長門が分からないって判断しているんだ。俺に見分けがつくはずもない)

長門「……」

キョン「(一晩で大丈夫、だよな?流石に二晩もなんて精神衛生上負担が大きい)」

長門「(一晩でいい)」

キョン「……わかった。なら、泊まることにする」

長門「感謝する」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:16:12.23 ID:fRMRnYDF0
キョン「俺も一緒なら、いいだろ?朝倉」

朝倉「……え、ええ。キョンくんがいるなら」

キョン「よし。長門、そういうわけだ」

長門「……」コクッ

朝倉「キョンくん、私のこと守ってくれる?」

キョン「あ、ああ……」

キョン(俺だって長門にそれを訊きたいところなんだが……)

朝倉「……」ギュッ

キョン(こんなにもしおらしい姿、春先での一件がなければ一発で恋に落ちているところなんだがな)

長門「あがって」

キョン「おう」

朝倉「おじゃま、します……」

キョン「そういえば、長門の家も久しぶりだな」

長門「……こっち」

朝倉「……」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:20:16.78 ID:fRMRnYDF0
リビング

朝倉「何もないのね……」

キョン「長門はそういう奴なんだよ」

朝倉「そう……なんだ……」ギュゥゥ

キョン(これは俺の理性が試されているのだろうか)

長門「……飲んで」

キョン「サンキュ」

朝倉「……私はいいわ」

キョン「毒も幻覚剤も入ってないぞ」

朝倉「……キョンくんがそういうなら飲むけど」

長門「……」

キョン「長門、これからどうする?泊まるのはいいんだが、着替えもないし」

長門「私が用意する。心配はない。それよりも食事はどうする?」

キョン「飯か。なんでもいいぞ」

長門「そう。買ってくる」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:28:03.03 ID:fRMRnYDF0
長門「―――どうぞ」スッ

キョン(コンビニ弁当か。長門らしい)

朝倉「お料理しないの?」

長門「しない」

朝倉「ふぅん」

キョン「朝倉は料理できるのか?」

朝倉「分からないけど、できるような気がする」

キョン「長門、朝倉はその辺りの能力はあったのか?」

長門「彼女は私と違い、高いコミュニケートが可能。より人間に近い活動を得意としていた」

キョン「それは家事ができるってことか?」

長門「我々にとってそれは必ずしも必要なことではないが、朝倉涼子という個体はその能力を比較的重視していた傾向にある」

キョン(よく見てはいないが、朝倉はきちんとした弁当を持ってきていた気がする。やっぱり宇宙人も個性は出したいのだろうか)

朝倉「言っている事がよくわからないし、怖いわね」

長門「……」

キョン(俺には朝倉、お前のほうがよっぽど怖いぜ。あの長門ですら困惑させるんだからな)

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:32:38.84 ID:fRMRnYDF0
キョン「―――ご馳走様でした」

朝倉「ご馳走様」

長門「……」コクッ

キョン「腹も膨れたし、なにする?」

長門「シャワーを使用するならどうぞ」

キョン「お、おお……」

長門「一通りの洗剤も用意してある」

キョン(石鹸やシャンプーも長門にとっては洗剤か。まぁ、当然だけどな)

キョン「朝倉、風呂に入ってきたらどうだ?今日は疲れただろ?」

朝倉「キョンくんも一緒?」

キョン「そんなことできるか!!」

朝倉「……」

長門「どうぞ」

朝倉「……それじゃあ、お先に……」

キョン(やれやれ……。明日はハルヒと会うんだぞ。大丈夫か……)

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:39:59.05 ID:fRMRnYDF0
キョン「長門よ。まだ何もわからないのか?」

長門「あの朝倉涼子は生命体」

キョン「それは見れば分かる」

長門「……」

キョン「それだけか?」

長門「解析不能。構成情報にノイズが発生している。あの個体がどのような経緯で生み出されたのか分からない」

キョン「未知の生物ってことか。UMA朝倉か」

長門「……」コクッ

キョン「古泉に話しておいたほうがいいな」

長門「古泉一樹に話したところで事態は好転しない」

キョン「それはそうだが、俺たちだけが抱えてても何も起こらないだろ」

長門「……」

キョン「とにかく話すだけ話してみようぜ、な?」

長門「……」コクッ

キョン(古泉に訊かずとも朝倉を消す方法は分かってるんだけどな。それは長門も承知しているはずだ)

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:47:46.14 ID:fRMRnYDF0
古泉『―――涼宮さんが朝倉涼子の件から手を引けば解決でしょうね』

キョン「やっぱり、そうなるか」

古泉『ただ、現状では厳しいでしょう。少なくとも明日までは涼宮さんの好奇心は尽きないでしょうし』

キョン「あいつのことだ朝倉と会うまでは探索を続けるかもしれない」

古泉『そうなってしまうと朝倉涼子を涼宮さんに会わせた方がいいかもしれませんね』

キョン「そうなって俺が殺されたら恨むぞ」

古泉『冗談です。そのような危険行為を僕が勧めるわけないじゃないですか』

キョン「ふん。お前はどう見る、UMA朝倉のことを」

古泉『長門さんでも解析できないとなると、何を言っても妄言の域はでませんがよろしいですか?』

キョン「どうせ言いたくて仕方ないんだろうが」

古泉『ありがとうございます。実はその通りでして』

キョン「なんだ、言ってみろ」

古泉『ポイントはいくつかありますが、最も注目すべきところは長門さんでも全容を知ることができないというところですね』

キョン「そらそうだろう。寧ろ、それ以外になにがある」

古泉『長門さんサイドが解析できない生命体は、初めてではない。そんな生命体に心当たりはありませんか?』

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 23:00:48.34 ID:fRMRnYDF0
キョン「ハルヒしかいない」

古泉『大正解です。涼宮さんこそ長門さんたちが知りあぐねた存在の第1号ですから』

キョン「それがなんだ?」

古泉『UMA朝倉さんも同類なわけですから、涼宮さんと何かしらの接点がある』

キョン「あいつの頭から生まれたなら接点もあるだろうな」

古泉『ええ、まさしくその通りですよ。思い出してください。涼宮さんは朝倉涼子なる人物に対してどのようなイメージを持っていたか』

キョン「謎の転校生か」

古泉『はい』

キョン「本当に謎の生命体になったってことかよ」

古泉『涼宮さんが朝倉涼子は謎の存在であると認知し、そんな朝倉涼子がここにいると考えた。そうなったら生まれてくるのは誰にも中身が伺い知れない生命体しかありません』

キョン「お前の考えるあの朝倉は一体なんだ?」

古泉『神から派生したもう一人の神。涼宮さんとは別の唯一神なるものかもしれませんね』

キョン(ハルヒ、宇宙人の委員長を神にまでしたのか。大出世させたな、おい)

古泉『まあ、これは飽く迄も僕個人の考えですから。間違っているかもしれません』

キョン「朝倉に願望実現能力があるかもしれないってことか?」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 23:14:24.21 ID:fRMRnYDF0
古泉『そこまではなんとも言えませんが、涼宮さんの力を分け与えられた存在ならあるいは、といったところですか』

キョン(末恐ろしいことだ。ハルヒみたいな何でもありの能力者がもう一人いるなんて)

古泉『こちらも警戒しておきます。それにもう一つ』

キョン「なんだ?」

古泉『長門さんが存在を感知できないのも非常に興味深いです。人間の五感でのみその存在を認識できる生命体など、中々いませんからね』

キョン(銀河を探しても一人もいないだろうな。いや、そもそも朝倉ぐらいしかいないんじゃねえか?)

古泉『長門さんの傍に居る限りは大丈夫でしょうが、注意はしてください。知らない間に貴方がこの世から消えたなんてことになれば、僕は首を吊らねばなりませんからね』

キョン「俺だって目を開けたら三途の川が広がってるなんていやだぜ」

古泉『とはいえ、涼宮さんから生まれた存在であれば、貴方に危害を加えるような行動は取らないでしょう。貴方に依存するかのごとく信頼しているのは涼宮さんの思考が影響しているかもしれませんし』

キョン「そうだといいな。朝倉はただの美人な女子高生に格下げでいいし」

古泉『では、また明日。くれぐれも涼宮さんと朝倉涼子は邂逅させないようにしましょう。涼宮さんの設定通りなら、それが引き金となって貴方を殺害しようとするかもしれません』

キョン「言われなくても分かってる」

古泉『おやすみなさい』

キョン(古泉のは全部想像。確かな情報でもなんでもない。チラシの裏に書くようなことだ)

キョン(だが、聞いちまった以上、意識はするな。以前の朝倉とは違い、俺を襲ったりはしないってことを)


記事タイトル:

①ハルヒ「ねえ、朝倉涼子って今なにしてると思う?」キョン「しらん」

関連ワード :

朝倉涼子

涼宮ハルヒの憂鬱

美少女

ロングストレート

優等生

SS

桑谷夏子(声優)




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