穂乃果「お願いします…嫌いにならないで…」①

部室
穂乃果「海未ちゃん宿題出来ないよ~!みんな屋上行っちゃったし、もういでしょ?」
海未「先生に今日中に提出しろと言われたじゃないですか。後で困るのは穂乃果なんですよ?」
穂乃果「だってわからないんだもん!」
海未「だからここは…」
穂乃果「もういいってば!」
海未「……」バン!
穂乃果「ひっ!う、海未ちゃん…?」ビクビク
海未「なんですか?いいから早く宿題を…」
穂乃果「いや、だって今…」
海未「……」バン!
穂乃果「ひぃ!?う、うん!早く終わらせよ!」
海未「ちゃんと教えますから」
穂乃果「う、うん…ありがとう…」ビクビク
屋上
穂乃果「……」
絵里「あら、終わったの?」
穂乃果「うん…」
希「だめやで穂乃果ちゃん?宿題はちゃんとしないとね」
海未「全く…穂乃果には困ったものです…はぁ…」
穂乃果「!ご、ごめんね?海未ちゃん…」
絵里「ちょっと海未…あんまり穂乃果をいじめちゃだめよ?」
海未「別にいじめてなんか…とにかく遅れたぶん、練習しましょう」
穂乃果「う、うん!今日も頑張ろう!」
ことり「……」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 02:57:58.80 ID:X5Nn1GpVo
――――――――――――――
海未『弓道部に用事があって長引きそうなので先に帰ってて下さい』
穂乃果「てわけで、二人だけで帰るのってなんか久しぶりにだね!」
ことり「そうだね…」
穂乃果「ことりちゃんなんか元気ない?」
ことり「そんなことないよぉ?」
穂乃果「そんなことあるよ!悩みごと?相談に乗るよ!」
ことり「…最近ね、思うんだぁ」
穂乃果「なにを?」
ことり「あのとき穂乃果ちゃんに引き止められないで留学したらどれぐらい楽しいことがあったんだろうって…」
穂乃果「…え?」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 03:08:56.19 ID:X5Nn1GpVo
ことり「留学しとけばよかったかもなぁ…」
穂乃果「そん…な…」
ことり「はぁ…穂乃果ちゃんが来なければなぁ…」
穂乃果「なんで、そんなこと言うの?穂乃果のこと、嫌いなの…?」
ことり「うーん…そうかも?」
穂乃果「う、そ…」ジワ
ことり「あ!でもこれからもちゃんと友達でいるから!安心して?」
穂乃果「う…うぅ…」ポロポロ
ことり「なんで泣いてるの?あ、もう家つくね!ばいばい、穂乃果ちゃん」
穂乃果「う…ひっ…」ポロポロ
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 03:13:15.43 ID:X5Nn1GpVo
――――――――――――
弓道場
海未「……ふぅ」
海未「今日の穂乃果!さいっこうに可愛かったですー!」
海未「穂乃果!穂乃果!穂乃果ぁ!」
海未「怯えてる穂乃果!可愛い!可愛いですぅぅぅ!」
海未「ふぅ…やはりこの時間は誰もいなくて穂乃果への愛を叫ぶのに最適ですね」
海未「はぁ…明日はどうしましょうかねぇ…」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 03:15:55.21 ID:X5Nn1GpVo
――――――――――――
ことり家
ことり「うわあああ!やっちゃった!?やっちゃったよ!穂乃果ちゃんの泣き顔見たくてつい心にもないこと言っちゃったあああ!」
ことり「でも…えへへ…可愛かったなぁ…」ニヤニヤ
ことり「…もうしばらく続けて見よっかな」
ことり「うん!穂乃果ちゃんなら許してくれるよね!明日が楽しみぃ…♪」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/29(日) 03:19:38.83 ID:X5Nn1GpVo
―――――――――――――
穂乃果家
雪穂「お姉ちゃんどうしたの?元気ないね?」
穂乃果「ん?別に普通だよ?もう寝るね…」
雪穂「あ、お姉ちゃん…」
穂乃果「ふっ…うぁ…ひっく」グスグス
穂乃果「なんで、なんでぇ…ふぐぅ…」グスグス
穂乃果「海未ちゃんも、ことりちゃんもぉ…穂乃果のことぉ…」グスグス
穂乃果「ふぐ…ふぇぇぇん…」グスグス
――――――――――――――
穂乃果「お、おはよう…遅くなっちゃった…」
海未「はぁ…」
穂乃果「う…ごめんね…?」ビク
ことり「!…じゃあ行こっか」
穂乃果「うん…」
海未「急ぎましょう」
ことり「…穂乃果ちゃん?」
穂乃果「な、なに?」
ことり「ちょっと近いかな…もう少し離れてくれる?」
穂乃果「あ…ご、ごめん…」サッ
ことり「大丈夫だよ?」ニコニコ
穂乃果「うん…」ジワ
海未「……!」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/30(月) 01:04:48.30 ID:ZmZG8ZSYO
―――――――――――――
教室
海未「ことりも穂乃果になにかしたんですか…」
ことり「海未ちゃんだって♪穂乃果ちゃんあんなに怯えて…何したの?」
海未「大したことはしえませんよ?しかし穂乃果の泣き顔とは…貴女もやりますね」
ことり「えへへ…怯えてるのも泣いてるのも可愛かったね!」
海未「えぇ…これからは協力して穂乃果の可愛いところをもっと見せてもらいましょう!」
穂乃果「ふ、二人とも…どうしたの?なんの話?」
海未「……」
ことり「穂乃果ちゃんには関係ないことかな」
穂乃果「で、でも…今穂乃果って聞こえ…」
海未「……」バン
穂乃果「ひぅ!」ビク!
ことり「海未ちゃんどうしたの?」
海未「すみません。虫がいたもので…」チラ
穂乃果「!や、やっぱりなんでもない…絵里ちゃんとこ行ってくるね!」タタ
ことり「へぇ…海未ちゃんひどいなぁ…」
海未「ことりもなかなかですよ?とにかく…」
海未ことり「可愛い…////」
34 :穂乃果は生徒会長じゃありません :2014/06/30(月) 02:24:39.62 ID:ZmZG8ZSYO
―――――――――――――
廊下
穂乃果「……」ジワ
穂乃果「…っく」グシグシ
絵里「……」テクテク
希「……」テクテク
穂乃果「あ…絵里ちゃん!希ちゃん!」
絵里「……」テクテク
希「……」テクテク
穂乃果「…?ねえ!どこいくの!」タタ
絵里「……」テクテク
希「……」テクテク
穂乃果「ねえってば…絵里ちゃん?…希ちゃん!」バッ
穂乃果「喋ってくれるまで退かないよ!」
絵里「……」サッテクテク
希「……」サッテクテク
穂乃果「…なんで無視するの?」ジワ
絵里「……」テクテク
希「……」テクテク
穂乃果「う、ひっ…なんでぇ…」ポロポロ
希(ごめんな穂乃果ちゃん…本当はこんなことしたくないんやけど…絵里ちが二人のほうが効果あるって…でも泣いてる穂乃果ちゃん最高に可愛いよ?/////)
絵里(昨日ふと思い付いたから実行してみたけど…ハルァッショー!!やばいわこれ!あぁ!穂乃果ったらあんなに悲しそうな顔して…可愛い可愛い可愛い/////)
――――――――――――
昼休み
穂乃果(気まずいし、今日のお昼は一人で食べよ…)モソモソ
穂乃果「…美味しくない」
穂乃果(…絵里ちゃんや希ちゃんまで…穂乃果、嫌われるようなことしちゃったのかなぁ…)ジワ
ピロリン♪
穂乃果「あ…にこちゃんから…」
『部室に来て』
穂乃果「……」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/30(月) 06:16:50.46 ID:zlw0hRnOO
――――――――――――
部室
ガチャ
穂乃果「にこちゃん来たよ~」
シーン…
穂乃果「あれ?いないや…でも電気ついてたし…トイレかな?」キョロ
穂乃果「…にこちゃんなら相談に乗ってくれるかな?」
穂乃果「……」ジワ
バツン
穂乃果「え!?電気が…あれ?なんで?今、昼なのに…なんで真っ暗なの…?」
穂乃果「ど、ドアは…」ヨタヨタ
ガタガタガタガタ!!
穂乃果「ひぃ!?なにぃ!?」ビクゥ
バン!バン!ガタガタガタガタ!
穂乃果「色んなとこから音が…」フルフル
バァン!!
穂乃果「ひぅっ!?やだぁ!ひっく、誰か、誰かぁ!!助けてぇ!!」ポロポロ
パッ
穂乃果「っ!つい…た…」グス
ガチャ
にこ「あはははは!」
凛「大成功ー!」
花陽「やりすぎだよぉ…」
穂乃果「え…?」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/30(月) 11:29:09.51 ID:BbbHyACPo
にこ「あーあーそんな泣いちゃって…」
にこ(可愛いわね!もう!)
凛「怖かった?怖かったかにゃ?」
凛(穂乃果ちゃんマジラブリーキュート)
花陽「あはは…ごめんね…?」
花陽(でもやっぱりやってよかった!穂乃果ちゃんのこの可愛さだけでお米が進むよ!)
穂乃果「……」ウル
穂乃果「…!」ダッ
ガチャ
にこ「ほ、穂乃果!?」
穂乃果「……っ」ダダダダダ
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/30(月) 11:39:24.09 ID:BbbHyACPo
穂乃果(あの三人も…私のこと、嫌いなんだ…だからあんなこと…)タッタッタッ
穂乃果(あんな…イジメみたいなこと…!)タッタッタ
ドン
真姫「痛…ちょっと、ちゃんと前を…穂乃果?」
穂乃果「まき、ちゃ…!」
穂乃果(真姫ちゃんも…私のこと…?)
真姫「気を付けてよね…え?ちょっと穂乃果…」
穂乃果「ごめん…ごめんなさい…ごめんなさい!」ダッ
真姫「あ!穂乃果!?」
真姫「今…泣いてた…?」
真姫「……」
真姫「部室のほうから来たわね…」タッ
ガチャ
花陽「どどどどうしよう、穂乃果ちゃんおこっちゃったんじゃ…!?」
凛「にこちゃんが悪いにゃー!」
にこ「は!?あんたが一番乗り気だったでしょうが!」
花陽「うぅ…穂乃果ちゃんに嫌われたら私…!」
ギャアギャアダレカタスケテー
真姫「あんた達…まさか本当にあれやったの…?」
花陽「ま、真姫ちゃん!」
凛「どうしよう真姫ちゃ~ん!穂乃果ちゃんが…」
真姫「はぁ…止めときなさいって言ったでしょ…」
59 :真姫ちゃんはぼっちじゃないよ! :2014/06/30(月) 20:49:18.02 ID:BbbHyACPo
――――――――――――
すこし前
凛「穂乃果ちゃんを驚かすにゃー!」
にこ「なによ急に?」
花陽「驚かすって…どうやって?」
真姫「……」カミノケクルクル
凛「うーん…やっぱり怖い系かなぁ?」
にこ「怖い系ね…ふぅん…」ニヤ
凛「お!にこちゃんなんか思いついた?」
にこ「こんなのどう?カクカクシカジカ…」
凛「それいいにゃー!」
花陽「だ、大丈夫かなぁ?」
凛「大丈夫大丈夫!真姫ちゃんも一緒にやろ!」
真姫「…私はパス」
にこ「なによノリ悪いわね」
真姫「だいたいそんなこと止めときなさいよ。可愛そうじゃない」
凛「真姫ちゃんはわかってないなさにゃあ」ヤレヤレ
真姫「なにがよ…」ムカ
凛「穂乃果ちゃんの怖がって泣いてる顔を見たいと思わないの?かよちんは?」
花陽「ち、ちょっと見たい、かも…」
凛「だよねだよね!」
真姫「…とにかく、やるならあんた達だけですれば?私は知らないから」スタスタ
にこ「見たいと思ってる癖に…素直じゃないんだから」
凛「じゃあ早速準備するにゃー!」
花陽「う、うん」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/30(月) 21:02:36.08 ID:BbbHyACPo
――――――――――――
真姫「でも、それぐらいで穂乃果が怒るなんて…」
にこ「確かに…それに今思うと怒ってるというか悲しそうな顔だったような…」
真姫「…さっきそこでぶつかったんだけど、穂乃果…泣いてたわよ」
花陽「ええ!?」
凛「そ、そんなに怖かったのかなぁ…」
真姫「とにかく昼休みが終わる前に謝りにいきなさい」
にこりんぱな「はい…」
真姫「私もついてってあげるから…ほら、行くわよ」
―――――――――――
二年教室
真姫「…え?」
花陽「ほ、穂乃果ちゃん帰っちゃったんですか?」
ヒデコ「今日は帰るからμ'sのみんなにに伝えておいてってだけ言ってすぐに帰っちゃったよ」
ミカ「あそこに海未とことりがいるのにね」
フミコ「なんか具合悪そうだったけど、大丈夫かな…」
キーンコーンカーンコーン
凛「あ…」
にこ「戻んなきゃ…」
真姫「…ありがとうございました」ペコ
ヒデコ「全然大丈夫だよー」
フミコ「練習頑張ってね!」
真姫「はい…」
凛「どうしようどうしようどうしよう…」
花陽「帰っちゃうなんて…」
にこ「と、とにかく!今日帰りに穂乃果の家に」
真姫「ちょっと待って、本当に具合が悪いのかもしれないし…とにかく部活のときに話しましょ?授業が始まるわ」
花陽「う、うん…」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/01(火) 02:19:03.76 ID:WaMzOaZKO
―――――――――――――
真姫(話合った結果、明日穂乃果が学校に来たときにみんなで謝るということでまとまった。具合が悪いから早退したと聞いて心配していた海未達にもこの話をしたら、からかわれたから拗ねて帰ったと思ったらしく、少し怒っていたけど…)
真姫「電話にもメールにも反応なし…あの顔を見たらただ拗ねてるだけとは思えないけど…」
真姫(とにかく明日になったら穂乃果に聞けばいいか…今日は穂乃果とぶつかったときしか話せなかったな…)
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/01(火) 02:32:34.19 ID:WaMzOaZKO
――――――――――――
次の日
真姫「え?穂乃果来てないの?」
ことり「うん…風邪引いたから休むってメールきたよ」
海未「実は仮病で凛達にされたことにまだ拗ねていたりするのでは…」
にこ「なら今日は家に直接行きましょ。とにかく謝らなくちゃ」
凛「今日は練習…」
海未「もちろんありますよ」
花陽「じゃあ終わったあとだね…」
海未「私も一緒に行きます」
ことり「私も!」
真姫「…そうね。一応ご機嫌とるためになにか買っていきましょう?」
凛「パンだね!」
花陽「パンは違うような…」
ことり「穂乃果ちゃんはショートケーキに弱いよ♪」
にこ「じゃあそれで」
真姫「……」
―――――――――――――
部活後
真姫「結局全員でいくのね…」
絵里「当たり前よ」
希「穂乃果ちゃんとこでお饅頭買ってこうかな…」
真姫「こんな大人数で迷惑になりったりしないかしら…」
絵里「希、穂乃果のこと無視するのはあれでおしまいね?」ヒソヒソ
希「せやなぁ…話しかけたら違う意味でまた泣きそうやね…////」
絵里「ハラショー…////」
ことり「今回はもう終わりにしちゃおっか…」ヒソヒソ
海未「もうですか?」ヒソヒソ
ことり「だって穂乃果ちゃん今拗ねてるみたいだし…これ以上したらしばらく許してくれなさそう…」ヒソヒソ
海未「そうですね…ではいつも通りの私達で…きっと穂乃果の可愛い笑顔が見れますね////」ヒソヒソ
ことり「そうだねぇ////」ヒソヒソ
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/02(水) 03:04:51.74 ID:443D6i0KO
にこ「なにこそこそと話してんの?」
海未「な、なんでもありませんよ?」アセ
絵里「こそこそなんてしてないわよ!?」アセ
真姫「なに焦ってるの?」
雪穂「……」
ことり「あ!雪穂ちゃん!」
凛「穂乃果ちゃんの妹ちゃんにゃ!」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/02(水) 03:05:18.57 ID:443D6i0KO
花陽「ど、どうも…」ペコ
雪穂「……」
海未「…雪穂?」
雪穂「…皆さん、どうしたんですか?」
ことり「穂乃果ちゃんのお見舞いに来たんだ~♪」
凛「ケーキも買ってきたよ!」
雪穂「はぁ…それはわざわざ…」
海未「気にしないでください」
雪穂「でもすいません。お姉ちゃんは今酷い風邪で会わせられないんです。連絡はきてますよね?」
海未「本当に風邪だったんですか!?」
ことり「そんな酷いの!?」
雪穂「…お姉ちゃんが仮病だと思ってたんですか?なんでですか?お姉ちゃんが仮病を使う理由があるんですか?」
希「ゆ、雪穂ちゃん…?」ビク
雪穂「…とにかくお姉ちゃんは明日…明後日も休むと思うので、よろしくお願いします」
絵里「そんなに!?」
にこ「で、電話も出れないの?」
雪穂「そうですね。辛そうにしてるのでそれも控えて頂けると」
花陽「あ…じゃ、じゃあせめてこれ…ケーキ…」ガサ
雪穂「…ありがとうございます。お姉ちゃんに渡しときますね。それじゃ」ペコ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/02(水) 03:14:54.13 ID:443D6i0KO
海未「まさか本当に風邪を引いてるとは…拗ねてるとばかり」
ことり「メール…寝てるかもしてないしやめとこう…」
絵里「しばらく穂乃果に会えないなんて…」ズーン
希「ウチらの太陽が…」ズーン
にこ「謝れないのね…」シュン
凛「大丈夫かにゃー…」シュン
花陽「穂乃果ちゃん…」シュン
真姫「…とりあえず今日は帰りましょ」
ハーイ…
真姫(それにしてもあの目…まるで私達が憎いような…)
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/03(木) 00:54:14.93 ID:idSWuxa0O
―――――――――――――
穂乃果家
台所
雪穂「……」ガサ
雪穂「……」ポイ
穂乃果「あ…雪穂お帰り…どうしたの?お腹すいた?」
雪穂「ん?そんなことないよ?」ニコ
穂乃果「そう…?ちょっとお店手伝ってくるね」
雪穂「わかった」
穂乃果「…ありがとうね」
雪穂「……」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/03(木) 01:11:30.57 ID:idSWuxa0O
――――――――――――
昨日の夜
穂乃果「お母さん…明日学校休む…」
穂乃果母「なに言ってんの?ダメに決まってるでしょ」
穂乃果「…休むったら休むの!絶対行かないから!」ダダ
穂乃果母「あ!穂乃果!」
雪穂「…私がお姉ちゃんと話してくるよ」
穂乃果父「……」コク
コンコン
雪穂「お姉ちゃん入るね?」ガチャ
穂乃果「雪穂…」
雪穂「なんかあった?」
穂乃果「なんでもないよ…」ジワ
雪穂「!な、泣くほどのことがあったの…?話してよ」
穂乃果「……」グシ
雪穂「ね?話せば楽になるかもしれないよ?」ギュ
穂乃果「……みんなに嫌われた」グス
雪穂「みんなって…μ'sのみんな?気のせいじゃないの?それともなんかしちゃった?」
穂乃果「わかんな、ひっ…みんな、私のこと、ひっく…だがら学校、行きたくな、ふぐぅ…」グスグス
雪穂「そっか…わかった。お母さん達には上手く言っとくからさ…でも学校行かないならその分勉強しなくちゃだめだよ?」ナデナデ
穂乃果「スン…うん…ありがと…」グス
雪穂「大丈夫大丈夫…私はお姉ちゃんの味方だからね…」ナデナデ
穂乃果母「どうだった?」
雪穂「なんか学校で嫌なことあったんだって…言いにくいことみたいだから、とりあえず休ませてあげたら?勉強はそのぶんちゃんとするって約束したし」
穂乃果母「あなた…」チラ
穂乃果父「……」コク
穂乃果母「…わかった。じゃあ穂乃果にも言っといて?」
雪穂「うん」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/03(木) 01:20:34.86 ID:idSWuxa0O
――――――――――――――
雪穂(お姉ちゃんがあんなになるなんて…きっとあの人達が酷いことしたんだ…)ギリ
雪穂(お姉ちゃん…大丈夫、学校に行きたくないなら私がお母さんとお父さんを説得する。それがダメなら転校…通信教育だってある…学校出なくてもお店継げばいいよ…)
雪穂(私がお姉ちゃんを守らなきゃ…)
――――――――――――
五日後
屋上
凛「おかしいにゃあ!土日挟んで五日も穂乃果ちゃんに会えてない!」ウガー
花陽「家に行っても妹さんが会わさせてくれないし…」
にこ「風邪でこんな休むわけないわよね…」
絵里「穂乃果…穂乃果に会いたい…」ズーン
希「絵里ちぃ…これみてみぃ…」スッ
トードーケテーセーツーナサーニハー
絵里「!あぁ…穂乃果!可愛い!可愛い!」
希「いいやろこれ…スノハレの穂乃果ちゃん…スマホで何時でもみれるようにしとるんよ…」
絵里「あぁ…でもやっぱり本物に会いたい…」ジー
希「そやねぇ…」ジー
絵里希「はぁ~…」
海未「穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果…」ドヨーン
ことり「穂乃果ちゃん穂乃果ちゃん穂乃果ちゃん穂乃果ちゃん…」ドヨーン
海未「穂乃果成分が…穂乃果成分が足りない…グフッ…」バタ
ことり「こんなに会えないなんて初めてなんじゃ…ことりがインフルエンザにかかっても穂乃果ちゃんはお見舞いにきてくれて…その逆もまた然り…限界は三日辺りからとうに越えている…ガフッ…」バタ
海未ことり「穂乃果(ちゃん)~!」ジタバタ
真姫「穂乃果がいないだけでこんなことに…練習は!?」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/03(木) 01:53:51.66 ID:idSWuxa0O
海未「穂乃果がいないのであまり進めたくありません…各自柔軟の後外でも走ったらいいんじゃないですか?」ダラー
ことり「海未ちゃんもやりなよー…」ダラー
絵里「今参考動画観てるから」ジー
希「うん…」ジー
真姫「しゃんとしなさいよぉ!」
真姫(あぁ…でも私も穂乃果に会えなくて…穂乃果ぁ…)ドヨーン
花陽「今日もだめかな…」
凛「もう無理にでも…」
にこ「流石にそれは駄目なんじゃ…でも早く謝りたい…」
にこりんぱな「うぅ…」ドヨーン
続き
穂乃果「お願いします…嫌いにならないで…」 ② | 高坂穂乃果(コウサカホノカ) | ラブライブ! | 【キャラペディア-CHARAPEDIA-】
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穂乃果「お願いします…嫌いにならないで…」 ②|高坂穂乃果のまとめ。|キャラペディア