アイマスSS:真「えっ!?き、キスしたら、入場料無料!?」

真「野球観戦、かぁ~…」
真「観るの結構好きなんだよね…」
真「でも、お小遣い厳しいし…」
真「……ん?チラシに続きが…」
真「………!?」
真「か、カップルがキスしたら、入場料無料!?」
事務所
真「……………」
P「ん~…記入作業は眠たくなる…」
真「あ、あ、あの、プ、プロデューサー…」
P「ん?」
真「い、いま、少し話しても大丈夫ですか…?」
P「大丈夫だよ、何?」
真「あ、あの……ですね……」
真「き、…キス……して、欲しいんです…」
P「へぇ~」
P「…………」
P「………………」
P「わっ!???」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 13:45:19.77 ID:njZxWDD4O
真「あ、す、すみません!言葉足らずでした!」
P「ほ、本当だよ…焦った…」
P「本当は、どういうことなんだ?」
真「あ、あの、カップルになって、キスしたら、無料になるので」
真「き、キス…して、欲しいんです」
P「ちょっとわからん」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 13:50:18.82 ID:njZxWDD4O
まこりん説明終了
P「そんなのがあるんだな…」
真「はい…それで、その…ぜひ、プロデューサーに…き、キス…」
P「ダメだ」
真「えぇっ!!」
P「いや、常識的に考えろよ。アイドルとプロデューサー以前に、そんな仲じゃないだろ?」
真「う、嘘の、嘘のカップルでいいんです!」
真「だから…その…その時だけ、キスを…」
P「お前……そんなにも、野球観戦したいんか」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 13:56:08.13 ID:njZxWDD4O
真「えっ………」
真「…………」
真「あ、あぁ!はい!めちゃくちゃ観たいです!命賭けてます!」
P(何か、そういえばそんな目的もあったなみたいな反応だな)
P「しっかしなー…近くにいたから選んだ男に、キスなんて辛いだろー?」
真「そ、そんな!!プロデューサーだから、選んだんですよ!!」
P「女子校だしなぁ…知り合いの男が俺しかいなかったんじゃないのかぁ?」
真「そんな理由なら父さんにしますよ!嫌ですけど!」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 14:02:24.30 ID:njZxWDD4O
P「イマイチ信じられん…」
真「じゃ、じゃあ、今、ここで!キスします!」
P「えっ?」
真「何回もキスすれば、プロデューサーだからキスしたいって信じてくれますよね!!」
P「し、信じるけどさぁ…」
真「じゃっ、じゃあ、今すぐ!!ほら!!」グイッ
P「ちょ、まままま!待って!!」
真「ほら、キスしますよ!!」グイグイ
P「だ、ダメぇ!!もう一度よく考えてくれ!!」
真「考えた結果何ですよ!!」グイグイ
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 14:06:51.04 ID:njZxWDD4O
P「わ、わかりました!信じる!本当に信じる!!」
真「ほ、本当ですか!?」グイグイ
P「だから!!キスはやめてくれ!!」
真「どうせキスするじゃないですか!!なら、練習しときましょうよ!!」グイグイ
P「まだするって言ってないだろ!!」
真「ほら!!今のうちに呼吸して!!」
P「真!!近い!!近い!!」
小鳥「近い!あと少し!!」
3分後
P「な、何とか、貞操は守ったぁ…」
真「むぅ…してくれたって、いいのに…」
P「はぁ…真」
真「はい?」
P「野球、一緒に見に行くか」
真「!?じゃ、じゃあ…」
P「俺が、奢ってやるよ」
真「え、えぇ~~?キスじゃ…」
P「あのなぁ…キスはな、大事な時にとっておくもんだ、わかるか?」
真「ぶー………」
P「今日の夜だろ?ほら、支度するぞ」
真「………プロデューサー」
P「なに?」
真「……」チュッ
P「!?」
真「奢ってくれる分、ですよ」
真「先に、玄関で待ってますね…」
真「へへっ」///
ガチャッ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 14:21:55.30 ID:njZxWDD4O
次の日
響「動物園が、リニューアルオープン…」
響「うぎゃー!!行きたいぞ!!」
響「でも、お金が…」
響「うぅ……ん?チラシの続きが……」
響「!?」
響「カップルが、キスしたら入場料無料!?」
おしまい
響「…………………」ドキドキ
P「亜美は、ビジュアルが高いと思うんだがな…」
響「プ、プ、プ、プロデューサー!!」
P「えっ?な、なに?」
響「あ、あのさぁ…動物…好き?」
P「ん?何だその質問……」
P(ま、まさか……)
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 14:35:55.46 ID:njZxWDD4O
P(こいつ……動物好きの友達がいないから、寂しいんだな…)
P(ここは、のってやるか)
P「うん、大好きさ」
響「ほ、本当!?」
P「あぁ」
響「じゃあ、キスしよう!!」
P「うんうんうんうんうんうん……、はい??」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 14:39:00.89 ID:njZxWDD4O
響「って!うぎゃー!早とちりしちゃったぞぉ!!」
P「な、何を早とちりしたか知らんが、心臓に悪いぞ…」ドキドキ
P「本当は何なんだ?」
響「えっと……キスして……動物を……」
P「さっきと内容が変わらんぞ」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 14:42:52.63 ID:njZxWDD4O
ひびきん説明終わり
P「ダメです」
響「は、早いぞ!」
P「女の子が、軽々とキスしちゃダメだ」
響「男ならキスしていいのか!?だから、真とはキスしたのか!?」
P「わぁー!!なんで知ってんだ!!」
響「ぴよ子」
P「音無さん!あ、いない!」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 14:50:43.87 ID:njZxWDD4O
響「とにかく、動物園に行こうよ!」
響「それと…あと…キ、ス…も…」///
P(くっ、これでは又、動物園を奢る羽目に……)
P「!!そうだ!!響!!」
響「?」
P「貴音と行け!!」
響「え?」
P「今はどんな形の愛だって認識されてんだ!」
P「カップルって言って、貴音とキスの一つや二つ、かましてこい!!」
響「……………へっ」
響「変態プロデューサー!!」
P「えぇ!?何だ!?」
響「女の子同士のキスなんて、変態が考えることだぞ!」
P「そ、そんな事は…」
響「それに…この話を見た時、自分、真っ先に…」
響「プロデューサーと、って思ったんだぞ!!」///
P「!?そ、それって……」
P「キスは異性とするもんって発想しかなかったって事か?」
響「うぎゃーー!!」激おこ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 15:01:20.93 ID:njZxWDD4O
響「もう、許さないぞ!!」
響「無理矢理キスしてやるぅ!!」グイッ
P「キャッ!!や、やめろ!響!!」
響「もう遅いもんね!!んー!!」グイグイ
P「くっ….目をつぶってするなんて、何て乙女チック!!」
P「だが、あっち向いてホイ全国大会初戦棄権負けの実力見せてやる!!」ブンッ
響「こ、こらぁ~!!顔を避けて抵抗するなぁ~!!」
小鳥「神妙にするピヨ!」
3分後
響「悔しいぞ……」ハァハァ
P「か、紙一重か…」
響「……あれ?自分達、何してたんだっけ?」
P「はぁ~………全くお前は…」
P「………動物園、行くか」
響「えっ!!じゃ、じゃあ……」///
P「俺が奢るよ」
響「………えぇ~…」
P「えー、じゃない。ほら、行くぞ」
響「うん……あ、プロデューサー、ちょっと屈んで?」
P「なに?」
響「………」チュッ
P「あっ……しまっ……」
響「へへっ、かなさんどー!!」///
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 15:17:32.83 ID:njZxWDD4O
やよい「新しく、スーパーが出来るんだ…」
やよい「ちょっと、高いかなぁ…」
やよい「あ、チラシに続きがまだ…」
やよい「恋愛…割引…?2割引!?」
やよい「……カップルの人達でも、大丈夫なんだ…」
やよい「えぇ!?キ、キスしたら、卵が無料!?」
今度こそ、おしまい
やよい「………………」
P「パソコンを学び直したいな…」
やよい「ぷ、プロデューサー…」
P「ん?何かな?」
やよい「あの、あの………」
やよい「お、屋上で、ま、待ってます!!」タッタッタ
P「えっ、待っ……」
P「……え?喧嘩売られたのか?俺は?」
P「や、やよいに勝てるかな……」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 15:29:44.26 ID:njZxWDD4O
屋上
やよい「わ、わざわざ来てもらって、ありがとうございます…」
P「う、うん…で、何かな?」
やよい「あの…プロデューサー…」
やよい「す、好きです!!か、カップルになって欲しいです!」///
P「うん………」
P「…………」
P「…………」
P「え、ごめん。何が何て?」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 15:37:37.76 ID:njZxWDD4O
やよい「あ、あの…もう、恥ずかしくて、言えないです…」///
P(お、落ち着こう……まず、今までのパターンを思い出そう…)
P(た、確か、真は無料目的、響は無料目的……)
P「それだ!!」
P「やよい!!どうせ何かの無料目的だろ!?」
やよい「え?あ、は、はい…」
P「やっぱりな!!畜生!!俺は便利道具か!!飛び降りてやる!!」
やよい「ま、待ってください!!それだけじゃなくて……あの、理由を聞いて欲しいです!!」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 15:45:17.70 ID:njZxWDD4O
やよやよ説明終わり
P「カップル2割引に、キスしたら卵無料ねぇ…」
やよい「は、はい…」
P「た、卵は諦めてもらいたいが、カップルの割引なら付き合うぞ?」
やよい「えっ!?じゃ、じゃあ、カップルになって……」///
P「いやいや!!フリだから!な?フリ」
P「フリしとけばいいだろ?わざわざ本当にならなくても」
やよい「だ、ダメです!!」
P「!?」
やよい「嘘つくのはダメです!!」
P「うわぁ~、いい子」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 15:52:07.69 ID:njZxWDD4O
やよい「ちゃんと、カップルになって……」
やよい「なって……うぅ」///
P「喋ってる途中で恥ずかしくなるなよ…」
P「う~ん……まぁ、今回は悪いが諦めた方がいい」
やよい「えぇっ!?」
P「仕方ないよ、やよいの正直さを大切を大切にして欲しいし、かといってカップルはいないし…」
やよい「私じゃ…いや、ですか?」
P「いやぁ…そういうわけじゃ…」
やよい「だったら…カップルになって…キス、して欲しいです…」
P「いやぁ…それも」
やよい「プロデューサー!ちゃんと、カップルになるかならないか言って欲しいです!」
P「うぅ~、難しい…哲学タイムだ…」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 15:58:13.84 ID:njZxWDD4O
やよい「……じゃあ!一回、試しましょう!!」
P「試すって……え?」
やよい「行きますよ!」グイッ
P「わ、わが!引っ張っちゃダメだろぉ!」
やよい「プロデューサーが、なかなか決めないせいです!」グイグイ
P「ひぃ!?こ、こら!悪い子!!」
やよい「今は、悪い子でいいです!チュー、します!」グイグイ
P「チューって言い換えやがった!ロリ感上げてきやがった!!」
やよい「プロデューサー…んっ!」グイグイ
小鳥「今です!!」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 16:03:12.51 ID:njZxWDD4O
3分後
P「ま、まもったぜ…ゴールはよ…」
やよい「うぅ……ごめんなさい、プロデューサー…」
P「人間、興奮したら何するかわからんからな…」
P「……はぁ、仕方ない。やよい、焼き肉行くぞ」
やよい「や、焼き肉…ですか?」
P「割引は諦めてもらうが、変わりに焼き肉奢ってやるよ」
やよい「そ、そんな!悪いですよ!」
P「大丈夫!慣れたんだよ?俺」
やよい「………じゃあ、プロデューサー」
P「屈まないからな」
やよい「えっ」
P「あ、ごめん、ちょっと昔にな…」
やよい「……じゃあ、私の手、見て貰えますか?」
P「手を?」
やよい「はい、どうぞ」スッ
P「うん……見てるぞ」
やよい「もっと近くで見て欲しいです」
P「うん……」グイッ
やよい「プロデューサー?」
P「ん?なに?」
やよい「えいっ」チュッ
P(しまっ…顔を上げた瞬間…)
やよい「えへへ…やっと、出来ましたぁ」///
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 16:19:47.05 ID:njZxWDD4O
雪歩「こ、この緑茶…」
雪歩「ほ、欲しいなぁ……でも、高いなぁ……」
雪歩「あれ?続きが……」
雪歩「先着10組の…カップル様は…」
雪歩「き、キスをしたら無料で差し上げますぅ!?」
そろそろ終わっていいはず
雪歩「………………」
P「肩こったなぁ~」
雪歩「あの………」
P「霊でも付いてるんだろうか…」
雪歩「その………」
P「……………」
雪歩「あぅ………」グスッ
P「ん?え!?な、何で泣いてんの!?」
雪歩「ぷ、プロデューサーに声かけても返事がなくて…」
P「ご、ごめん!他の事に注意しちゃってて!」
P「用事は何かな?お詫びに、やりたい事があったら聞くよ」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 18:54:37.61 ID:Dp2ccYe+O
雪歩「………何でも、ですか?」
P「えっ…その…」
P(まぁ、雪歩なら、亜美真美と違って無茶な事言わないだろう)
P「あぁ、どんと来い!」
雪歩「!!」
雪歩「じゃ、じゃあ!先着だから、早く!」
雪歩「き、キス、して下さい!!」///
P「おおぉ」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 19:04:33.72 ID:Dp2ccYe+O
P「ゆ、雪歩、落ち着いて…」
雪歩「は、早くしないと!早くしないと!は、早く!」グイッ
P「ちょ、ちょっと!?あれ?早くないこのパターン?」
雪歩「プロデューサー!早くキスをぉ!!」グイグイ
P「ま、待ってください」
P(何か混乱してるぞ…落ち着かせないと…)
P「な、何で早くキスしないとダメなんだ?」
雪歩「早っ…え?それは、先着10名だから…」
P「何が?」
雪歩「新茶が貰えるのが…」
P「何処で?」
雪歩「専門店で…」
P「じゃあ、事務所でキスしたらそれが貰えるのは何故?」
雪歩「いえ…………その……」
雪歩「………………」
雪歩「………こ、混乱して……早とちりしてました……」///
雪歩「す、すみません…あうぅ……」///
P「落ち着いたか…」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 19:12:17.29 ID:Dp2ccYe+O
ゆきぴょん説明終了
P「なるほど!!やっとわかったよ!!」
P「やっと整理出来たよ!!雪歩!!」
P「だから!!穴から!!出てきて!!」
雪歩「うぅぅ……私ったら……プロデューサーにぃ……」///
P「出そうに無いな…」
P「しかし、唯一普通に話せる男が俺しかいないからって、俺にキスだ何て…」
雪歩「!!」
雪歩「そ、そんな理由で選んだんじゃないですぅ!!」ヒョコ
P「おぉ、雪歩叩きだ」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 19:24:00.65 ID:Dp2ccYe+O
雪歩「あ、私は、プロデューサーに…プロデューサーになら…」
雪歩「キ、ス……されても……いいって……思ってぇ……」///
P(お、俺なら、キスされてもいい?)
P「……つ、つまり、雪歩は俺を息子のように思ってるって事?」
雪歩「………もう!知りません!」ヒュッ
P「あぁ!穴ん中に戻った!?」
P「ごめん!雪歩!娘と思ってるんだよな!男より女だよな!?」
雪歩「プロデューサー……もう……」
P「娘だろうが息子だろうが、どっちでもいいから帰ってきてくれー!!雪歩ー!!」
雪歩(…何だか、将来の子供の話してるみたい…)///
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 19:27:40.97 ID:Dp2ccYe+O
P「あ!!そうだ!!雪歩!!その新茶、プレゼントしてやるよぉ!!」
雪歩「えっ…そ、そんな…」
P「雪歩が喜ぶならそれでいい!!あと肺活量やばいから早よ来て!!」
雪歩「………あ、ありがとうございますぅ」ヒョコ
P「ハァハァ…やっと、出たか…」
P「じゃ、早速行くとしようかね」
雪歩「………あの、プロデューサー…」
P「騙されないからな」
雪歩「えっ」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 19:32:53.27 ID:Dp2ccYe+O
P「すまん……過去が俺をさ……」
雪歩「は、はぁ…」
P「で、なんだい?」
雪歩「……目に、ゴミが入っちゃって…」
P「なにっ!?だ、大丈夫か?見せてごらん!」
雪歩「ん……」
P「よし、見るぞ…どれど」
雪歩「……」チュッ
P「!!しまっ!!」
雪歩「えへへ…行きましょう、プロデューサー」///
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/22(火) 19:42:01.05 ID:Dp2ccYe+O
亜美「遊園地に行きたいかー!?」
真美「おー!!」
亜美「亜美も行きたいぞー!!」
真美「真美もー!!」
亜美「でも高いね…入園料…」
真美「ここは、兄ちゃんのお財布殿に頼るしかありませんなぁ!」
亜美「『俺には頼らないのかよ!』って兄ちゃんなら言うね……んん?」
真美「どしたの?」
亜美「チラシに続きが…えっと…」
亜美「カップル割引、でも、もしも入園時にキスをすれば…」
亜美「入園料無料!!!」
真美「!!!」
落ち着いたようなので、おちまい
事務所
亜美「……………」
真美「……………」
P(大人しいな…嵐の前のってやつかな…)
亜美「………兄ちゃん!!ちょっといい!?」
P「嵐もう来た。何だ?」
真美「兄ちゃんって、年の差カップルとか、どう思う?」
P「結婚なら、経済や老後や介護の問題が降り掛かるが…」
P「カップルなら……まぁ、大丈夫じゃないかな?」
亜美「むむ!」
真美「聞き捨てならないことが沢山ありますなぁ!」
P「え?」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 08:11:57.21 ID:Nuh2J9U0O
真美「兄ちゃん!カップルだって、結婚するかもなんだよ!?」
亜美「兄ちゃんのその考えじゃ、カップルが結婚しないのが普通みたいじゃん!」
P「そ、そうか…すまん…」
亜美「反省した?」
P「あぁ」
真美「じゃっ、カップルになって!」
亜美「遊園地でチューして無料でデートしよっか!」
P「ちょっと待って、展開がジェットコースター過ぎる」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 08:18:54.66 ID:Nuh2J9U0O
あみまみちゃん説明中
P「遊園地の前に、警察行くことになっちまうよそれ…」
真美「何で?兄ちゃん、悪いことしたの?」
P「遊園地の入り口で悪い事するハメになるんだよ…その通りにしたら…」
亜美「カップルって言っちゃえば大丈夫だYO!」
P「中学生ってのを自覚してくれ…」
P「大体、カップルは2人一組だろ」
真美「ぐぅ…兄ちゃん何で1人なの?」
P「俺にアメーバになれと?」
亜美「浮気中って事情話せば…」
P「取調室で事情話すことになるわ」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 08:29:09.35 ID:Nuh2J9U0O
真美「じゃあ、カップルはいいよ!でもチューはいいでしょ!」
P「1番ダメな部分です」
真美「先手必勝!行っくよー!?」グイッ
P「わぁ!最近の中学生力、ヤバっ!!」
亜美「あぁ!ずるいよ!亜美も亜美も!」グイグイ
P「ひょえぇ!!ロリのダブルコンビ炸裂!!」
真美「ほらほらぁ!観念するのじゃ~!」グイグイ
亜美「良いではないか~良いではないか~」グイグイ
小鳥「法律の壁なんて、打ち砕くピヨ!」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 08:37:07.27 ID:Nuh2J9U0O
3分後
P「大人の力、思い知ったか!」
亜美「そりゃあ、涙目になったらねぇ…罪悪感でパンパンになっちゃうYO…」
真美「大人の涙何て初めて見たYO…」
P「これが、大人の特権だ」グスッ
亜美「もう……兄ちゃんは仕方ないなぁ」
真美「ほら、兄ちゃんが奢ってあげるから、一緒に遊園地に行くよ!」
P「うん……あれ?いつもと逆だけど、金銭的にはいつも通りだ」
真美「………あっ!そうだ!に~~~いちゃん!」
亜美「ちょっとお願いが……」
P「屈まない、目を見ない、手も見ない」
亜美&真美「え、何そのキャッチコピーみたいなの」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 08:42:48.92 ID:Nuh2J9U0O
真美「熱中症って、ゆっく~~~り、言ってみて!」
P「はい?」
亜美「ほらほら、座って座って」
P「まぁ…いいけど…えっと……」ストン
P「ね~~~~~ちゅ~~~~しよ~~~~」
亜美&真美「いいよっ!」チュッ
P「あっ!こ、コラっ!」
亜美「兄ちゃんがチューしよって言ったから、兄ちゃんが悪いんだよ~!」
真美「ほら!行こう、兄ちゃん!」
P「まったく……」
亜美「兄ちゃん!」
P「ん?」
亜美&真美「ありがとう!大好きだよ、兄ちゃん!」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 08:53:20.06 ID:Nuh2J9U0O
千早「………あ、これ、春香が言ってた…」
千早「……観に行って、みようかしら…」
千早「……でも、私1人じゃ…」
千早「……春香に、付いて来てもらおうかしら…」
千早「………あら?チラシに続きが…」
千早「……え!?チケット売り場にて、カップルでキ、キスをしたら……これが、貰えるですって!?」
閉店ガラガラ、おしまい
事務所
千早「………………」ペラッ
P(千早は読書中か……勉強熱心だな)
千早「…………あの、プロデューサー」
P「ん?なんだい?」
千早「プロデューサーの意見を聞きたいのですが…」
P「良いコメント出来るかわからないけど…いいよ」
千早「あの…文化って、世界に色々あるじゃないですか?」
P「あぁ、一つ一つの場所に、色々とな」
千早「その多種多様な文化…プロデューサーは、一つ一つの文化を理解しようとしますか?」
千早「それとも…理解出来ないものは、理解しないままでしょうか?」
P「そうだなぁ…文化は、出来るだけ大切にしたいと思うし…」
P「何より、違う文化の人と触れ合うならば、出来るだけ理解はしたいと思うよ」
千早「!!」
千早「じゃ、じゃあ!キスして下さい!!」
P「最後どうしたお前」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 09:33:30.44 ID:Nuh2J9U0O
千早「あ、そ、そうですね…事情を話して納得してから、キ、キス、ですよね…」
P「キスする前提なのが納得出来ない」
千早「あの…じ、実は、私の家系の文化は……」
千早「な、仲のいい人とは、スキンシップ程度にキスをするんです」///
千早「ほ、本当ですよ」///
P「じゃあ何で顔赤くして言うんだよ……」
千早「こ、この症状も、家系の文化で…!」
P「嘘だろ」
千早「………嘘って、バレ、ちゃいました、か……」
P「態度が隠せないタイプらしいな千早は」
千早「せっかく……勉強したんですけど……」
P「勉強って……文化のか?」
千早「はい……私が、外国人だったら、しやすかったのかもしれませんね…」
P「……な、何で急に、キスだなんて……」
千早「………プロデューサー、『同じ穴の狢(むじな)と女王』って映画、知ってますか?」
P「あぁ……『蟻を~穴の~中に入れ吸うの~よ~』の歌で、ありの巣をテーマにした有名なやつだろ?」
千早「はい……それを、春香に観るように勧められて…」
P「へぇ……あれ?キスする理由は?」
千早「……このチラシ、見て下さい」パラッ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 09:58:32.90 ID:Nuh2J9U0O
P「チラシ?……えっと、映画の宣伝と…」
P「チケット売り場にて………か、カップルでキスをしたら、有名メーカーのイヤホンをプレゼント……!?」
千早「…………」///
P「なるほど……これが欲しいからか」
千早「はじめは、それが動機でした…」
千早「でも、あの……今じゃ……」
千早「プロデューサーと、どうやったら、キス出来るかで頭がいっぱいで…」///
P(何でみんな、俺の意見を取り入れようとしないんだろ)
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 10:08:42.88 ID:Nuh2J9U0O
P「う~む…ま、まぁ、千早は稼いでるんだ、それくらい買えるだろ…」
千早「い、イヤホンだけの為じゃないです!」
千早「私、プロデューサーと一緒に、映画も観たいですし!」グイッ
P「うを、近ぁい」
千早「プロデューサーと一緒にそのイヤホンで音楽を聴きたいですし!」グイグイ
P「う、うん、千早、距離」
千早「ぷ、プロデューサーとなら、キスしても大丈夫ですから、懸命に納得させてからキスしようとしたんですよ!!」グイグイ
P「ま、待とう待とう馬」
千早「物欲しさだけで、キスだなんて、しません!!」ンー
P「なんで今キスしようとしてんだ!」
小鳥「理屈じゃない」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 10:17:00.58 ID:Nuh2J9U0O
3分後
千早「わ、私ったら……何で……あんな大胆に……」///
P「はぁ……まぁ、お前の気持ちはわかった。」
P「どうやら、ここは俺が映画代奢って、イヤホンをプレゼントしたら丸く収まるって事だな」
千早「えぇっ!?そ、そんな…悪いです…」
P「慣れたよ、もう。あと、俺も千早と映画観たいし、日頃頑張ってる千早にプレゼントしたかったし」
千早「プロデューサー…」
千早「……じゃ、じゃあ、あの、プレゼントのイヤホンは…」
千早「プロデューサーが、選んでくれませんか……?」
P「え?好きなやつ選んでいいんだぞ?」
千早「……プロデューサーの選んでくれたイヤホンで、聴きたいんです…」///
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 10:24:05.81 ID:Nuh2J9U0O
P「そうか……なら、千早に似合いそうなイヤホン、選ぶか」
千早「お願いしますね、プロデューサー」
千早「……それと、プロデューサー?ネクタイ、ゆるゆるですよ?」
P「お、おぉ。つい、ゆるゆるになっちゃうんだよな…」
千早「ふふっ、直しますよ」ススッ
P「おっ、ありがとう」
千早「……出来ました」
P「おぉ、上手いな。ありがとな、千早」
千早「……プロデューサー」
P「ん?」
千早「………」チュッ
P「!!?や、やられた…」
千早「私からの……今日と日頃のお礼、です」///
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 10:39:45.85 ID:Nuh2J9U0O
あずさ「あらあら、ウェディングドレス…」
あずさ「これを着て、運命の人と……」///
あずさ「試着、してみたいわぁ…///」
あずさ「……でも、このお店、相手がいないと、試着出来ないのね……」
あずさ「……プロデューサーさんにお願いして、夫のフリをしてもらおうかしら…」
あずさ「そこから、本当の夫婦に……な、なぁんて……」///
あずさ「………あら?チラシに、続きが….」
あずさ「!!?」
あずさ「し、試着した時に夫婦、カップルがキスをしたら……これをプレゼント!?」
ゲームセット、終わり
あずさ「……………………」
P「小鳥さんのPC待ち受け画面、ひよこのイラストなんだ…」
あずさ「あ、あの~…プロデューサーさん…」
P「あ、あずささん。どうしました?」
あずさ「あの…プロデューサーさんって、スイーツに興味ありませんか?」
P「スイーツですか…コンビニのお菓子を食べるくらいなら」
あずさ「そんなのではなくて…例えば、ケーキ屋とかの、結構お値段のする…」
P「ははは、味覚を満たす為の金何て、ありませんよ」
P「毎度毎度、いろんな人に奢ってしまいましてね…はは…」
あずさ「……よ、よかったら、ご一緒に食べませんか?」
P「え!?いやいや、すみませんが僕、今月もう、ピンチ何ですよ!奢れないし、割り勘も….」
あずさ「いえ、あの…プロデューサーさん、お金を出さなくても大丈夫何です」
P「え?」
あずさ「その……あの、私に、キ、キスを、してもらえれば……」///
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 13:07:50.47 ID:38hwFCwcO
P「………えっと……」
P「え?それって、あずささんのキスの味がスイーツ味という……」
P「って違ぇよ!何混乱してるんだ!」
あずさ(な、何だか盛り上がってるわ…)
P「あずささん!そんな、いきなり何を言ってるんですか!?」
あずさ「す、すみません、ちょっと早とちりしちゃいまして…あの…」
あずさ「じ、実は、これをしたら、貰えるらしくて…」
P「えっ?これは……う、ウェディングドレス販売のチラシ!?」
P「あずささん!?まさか、ご結婚……」
あずさ「ま、まだしません!気になって、見ただけです!」
あずさ「そ、それより、続きを見て欲しいです!」
P「そ、そうですか…えっと、『ドレス試着をした夫婦、カップルがキスをすれば、ゴージャスセレブプリンをプレゼント』………」
P「な、なぁんだ……これを食べたいから、キスだなんて…」
あずさ「……た、確かに、それも、一割の理由です…」
あずさ「したかった事をするキッカケになったようなものです…でも」
あずさ「私がしたかった事は、ウェディングドレスの試着なんです」
P「あぁ~成る程…あ、でも、これ相手の方がいないと、試着出来ないと明記して…」
あずさ「……わ、私は、プ、プロデューサーさんに、その相手の役をして欲しいです」///
P「えぇ?つ、つまり、夫のフリをしろと?」
あずさ「はい……で、でもプロデューサーさんが…」
あずさ「プロデューサーさんが良ければ……本当の夫役を……」///
P「えっ?それって……」
P「俺が本当に役者になれ、という事ですか?」
あずさ「ち、違います~~!!」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 13:28:34.43 ID:38hwFCwcO
P「俺が俳優役者何て、そんな大層な…」
あずさ「ぷ、プロデューサーさん!違いますって!」
あずさ「そ、それに!私がしたかったのはそれだけじゃなくて…」
P「え?それだけじゃないんですか?」
P「……あ!そうか!」
あずさ「わ、わかりましたか?キ、キスって……」
P「結婚相談ですね!!そりゃ、フリの夫役がこんなんだから、せめて本物の夫はしっかりした人を探したいですよね?」
あずさ「…………も、もう!プロデューサーさん!!」グイッ
P「キャア!身長高いあずささんが迫って来た怖いぃ!」
あずさ「わかってもらえないのなら、行動で示します!」グイグイ
P「あわわわわ、あ、あずささん、む、胸ぇ!!」
あずさ「じゃあ…い、行きますよ!」///ンー
P「め、目をつぶった!か、覚悟があるぞこの人は!」
小鳥「凄味もあるピヨ」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 13:41:17.58 ID:38hwFCwcO
3分後
あずさ「す、すみません…興奮しちゃって…」
P「ゆる~い人が、暴走するとギャップあるな……」
P「まぁ……その、ゴージャスセレブプリンは、明日、一緒に食べましょう。買っときますから。」
あずさ「えっ、そ、そんな…悪いですよ~…」
P「俺があずささんと一緒に、食べたくなりましたから」
P「さて、行きましょうか」
あずさ「え?もう買いに行くんですか?」
P「いやいや、ドレス試着の方ですよ」
あずさ「え?」
P「夫…….じゃなくて、彼氏の役しますよ。これなら、相手がいるから試着出来ますよね?」
あずさ「は、はい~!ありがとうございます、プロデューサーさん」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 13:47:42.07 ID:38hwFCwcO
P「さ、行きましょう。出来るかなぁ…彼氏っぽく…」
あずさ「あの…プロデューサーさん…」
P「……………」
P(ちょっと待て、そろそろ何かパターンが分かって来たぞ)
P(この呼び掛けに応えたら、俺は隙をつかれるはず…)
P(ならば!!)
P「あ、あずささん、すみません、先にちょっと聞いていいですか?」
あずさ「えっ!?あ、は、はい…」
P(よっしゃ!どうじゃ!!)
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 13:59:27.95 ID:38hwFCwcO
P「えっと…………」
あずさ「…………」
P「…………」
P(わ、話題を考えてなかった…)
P(ど、どうしよ、あずささんがキョトン顔してる…)
P(何か話題…話題…あ!そうだ!)
P「お、お互いにフリをするなら、何かサインを決めときましょう!」
あずさ「さ、サイン…ですか?」
P「アクシデントが発生して、話せない状況になった時に便利かと!」
あずさ「な、なるほど……」
あずさ「じゃ、じゃあ、私、一つ考えたんですが…」
P「おっ、早い!何ですか?」
あずさ「プロデューサーさん、目をつぶってもらえますか?」
P「はい」パチっ
あずさ「んっ……」チュッ
P「あぁ、やっちまった」
あずさ「ふふふっ……キスの合図、です」///
あずさ「それと…色々してもらう、そのお返し、です」///
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/23(水) 14:07:23.93 ID:38hwFCwcO
美希「あふぅ……もぅ、眠れないの…ムニャムニャ…」
美希「…………ん?手に毛布じゃない感触が……」
美希「………チラシ?」
美希「内容は…おにぎり専門店……!!要チェックなの!」
美希「もうすぐ開店するらしいの……続きは、なになになの……?」
美希「………!!」
美希「カップルが会計時にキスをしたら、いちごババロアも一緒に付く!?」
後は、みんなが想像しよう!おわり
まだまだ続く・・・↓でどうぞ
真「えっ!?き、キスしたら、入場料無料!?」 - ゴールデンタイムズ
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