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映画「STAND BY ME ドラえもん」山崎貴、八木竜一共同監督インタビュー

すてきな未来が来るんだぜ、と言う 映画「STAND BY ME ドラえもん」山崎貴、八木竜一共同監督インタビュー

すてきな未来が来るんだぜ、と言う 映画「STAND BY ME ドラえもん」山崎貴、八木竜一共同監督インタビュー

 国民的人気漫画「ドラえもん」の生みの親、藤子・F・不二雄(1933~96年)の生誕80周年を記念して制作されたのが、映画「STAND BY ME ドラえもん」だ。ドラえもんシリーズ初の3DCGアニメ作品で、日本を代表する映像クリエイター、山崎貴(たかし、50)と八木竜一(49)が共同監督を務め、ドラえもんと少年のび太の出会いから別れまでを情感あふれるタッチで描き出した。山崎監督は「あえて当たり前にある日常の風景を中心に描くことで、いかにそれが尊いものであるかを伝えたかった」と強調し、八木監督は「今の子供たちに『こんな未来を作ってね』とメッセージを込めました」と映画化の意図を説明した。

 何をやらせても失敗ばかりのさえない少年、のび太(声・大原めぐみ)のもとへ、22世紀の世界からのび太の孫の孫、セワシと、猫型ロボットのドラえもん(声・水田わさび)がやってきた。のび太は2人から自分と子孫たちに訪れる暗く悲しい未来を聞かされ、ショックを受ける。そんなのび太の未来を変えようと、ドラえもんはお世話係として連れてこられたのだが…。

僕はのび太そっくり

 両監督はドラえもんの大ファンで、子供時代は漫画が掲載された学年誌の発売を心待ちにしていたという。山崎監督は監督デビュー作「ジュブナイル」の登場人物の関係や構成について、ドラえもんの原作漫画を参考に作りかえたほどだ。一方、単行本が発売された74年、のび太と同じ10歳だった八木監督は「のび太とともに育ってきたようなもの。僕ののんきな性格はのび太とそっくりで、親しみも感じていました」とドラえもんへの愛情を語った。

 「STAND BY ME ドラえもん」では、大人になったのび太たちが暮らす21世紀の未来の姿が肯定的に捉えられているのが印象的だ。山崎の思いはこうだ。「僕たちの世代は明るい未来を否定することが格好いいと考えてしまう。(SF映画の金字塔)『ブレードランナー』(82年)がいい例で、未来はデストピア(地獄郷)に結びつけられて描かれてしまう。同時に、今の子供たちは未来をとても暗い時代と考えている節もある。だからわれわれは今こそ『すてきな未来が来るんだぜ』と、嘘であっても言わなければいけないと考えたんですよ」

独自の「便利な装置」

 3DCGで描くのにあえて冒険物語ではなく、静かな日常の生活に題材を求めたのはなぜだろう。「映画の冒頭からすでに登場人物がみんな友達で、『さあ冒険に出かけるぞ』というノリには、違和感を覚えました。出会いという人間関係の根っこから丁寧に描きたかった」と山崎監督。CG映画の楽しさを日本に根付かせることに心血を注いできた八木監督も「小さいお子さんに加え、大人が楽しめる作品を作りたかったから」と言葉を継いだ。もっとも、ドラえもんのポケットにある数々の道具は人知を越えた事態を招く取り扱いに注意を要するものばかり。山崎監督は「タケコプターで空を自由に飛ぶこと自体がスペクタクルなものでしょう。皆さんは忘れていませんか?」と強調した。

 ドラえもんの体内には、セワシの意向に反する言動を取ると、たちまち厳罰が与えられる「成し遂げプログラム」が組み込まれており、これは本作独自の設定だ。

 この成し遂げとは、将来のび太としずかちゃんを確実に結婚させること。ドラえもんは少しでも「未来に帰りたい」と口走ろうものならば、即座にプログラムが働き、強烈な電流を体中に流して反省を促すのだ。考案した山崎監督は「ドラえもんの葛藤がしっかりと描けるし、のび太との出会いと別れを効果的に表現できる。最初はドラえもんがのび太と一緒に暮らすことを嫌がり、友情を育んだ後半はのび太と別れたくないのに未来へ帰らねばならなくなる。便利な装置でしょう」と狙いを説明した。

漫画と実写の中間

 トヨタのCMで大人ののび太を演じた俳優の妻夫木聡(33)が、本作では青年時代ののび太の声を担当し話題を集めた。CGは漫画と実写の中間にいるような不思議な世界観を演出するので、八木監督は声優たちへの説明に苦労したようだ。「声優には『もっとリアリティー豊かに表現してほしい』とか、逆に妻夫木さんら俳優出身者には『漫画っぽさを出して声を出してほしい』とかね…」。8月8日、全国公開。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:宮崎瑞穂/SANKEI EXPRESS)

情報

 ■やまざき・たかし 1964年6月12日、長野県生まれ。86年、白組に入社。2000年「ジュブナイル」で監督デビュー。主な監督作は、05、07、12年「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、10年「SPACE BATTLESHIP ヤマト」、興行収入87億円の大ヒットを記録した13年「永遠の0」など。

 ■やぎ・りゅういち 1964年12月19日、東京都生まれ。87年、アニメ映画などを手がける「白組」に入社。CMのデジタルマット画やゲームムービーのCGディレクションに携わる。「バイオハザード0」「うっかりペネロペ」「もやしもん」、ゲーム「鬼武者3」のオープニングムービーなど。2011年、日本初の長編3DCGアニメ「friends もののけ島のナキ」を山崎貴監督と手がけ、映画監督デビュー。

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