大出世?アニメ化した同人出身漫画家作品(2)
さて、前回に引き続き同人活動を経てプロになり、アニメ化も達成した作品をご紹介したいと思う。
再度記述させていただくが、各先生方が活動していたジャンルについてはここでは明記しない。ネットの発達した現代、調べれば本当にサクッと出てきたりもするので、気になる人だけ各々調べて頂けるとありがたい。
ハチミツとクローバーの羽海野チカ先生
アニメ化のみならずドラマ化を果たし、オタクじゃない人にも圧倒的人気を誇るこの作品!羽海野先生も、同人出身の漫画家だ。
ハチクロでは切ないどころではない恋愛模様を描いていたが、同人では切ないながらもしっとりとした両想いを描いている。
ただ、ジャンルがハチクロからは想像もつかない作品だったりもするので、もし知らずに見つけた人がいたらかなりびっくりするかもしれない。
黒執事の柩やな先生
こちらもアニメ化、そして実写映画化を成し遂げた作品だ。
映画なんてなかったとか言ってやるんじゃない。一応ちゃんと上映されたじゃないか。
以前からセバスチャンが某キャラに似ていると話題になっていたが、恐らく表情や仕草の原型はそのキャラだろうと思われる。
また、シエルに関しても柩先生が同人活動をしていたちょっと生意気な主人公を彷彿とさせる部分がある。
元々、柩先生はブログで黒子のバスケのイラストをアップしていたりしたので、知っている人は多いかも?
カードキャプターさくらのCLAMP先生

そして同人出身の漫画家でアニメ化も数多く成しているといえば、CLAMP先生!!
現在は大川先生やもこな先生、いがらし先生や猫井先生の4人の共同ペンネームだったが、元々は7人だったのをご存じだろうか?
その7人構成だった頃、同人誌を発行していたのだ。
しかもその影響は未だに濃い。様々な作品中に出てくる男子二人組は、そのもとジャンルの影響を多大に受けているとご本人たちが公言している。
今までご紹介してきたのは皆さんアニメや漫画のパロディ同人誌、いわゆる二次創作をメインになさっていた方々だ。しかし当然、オリジナル漫画や小説を同人誌として発表していた先生で、アニメ化まで漕ぎ着けた方もいる。
こうなると、同人誌だからといって侮れない。そこは趣味の場でありながらも、将来のヒット作を生む可能性を秘めた原石の眠っている採掘場でもある。
しょせん素人と思わず、一度覗いてみるのも面白い。
(あにぶ編集部/井之上)
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