名探偵、折木奉太郎の推理をとくとご覧あれ!
私が氷菓を見始めた理由ははっきりしたものではなくなんとなく作画が気に入ったという理由でした。
ところが全話見終わった頃には原作小説を買い揃えるほどにハマってしまいました。
話の舞台は文化祭だったりひな祭りだったりと統一されてはいないのですが、殆どの話で主人公の折木奉太郎は推理をすることになります。
あるときは30年前の真実を解き明かしたり、またあるときはいたずらの真犯人を突き止めたり。
仲間とのやりとりも相まって推理している、という割にはまんざらでもなさそうです。
氷菓では推理だけでなく高校生の恋模様も描かれます。
同じ部の部長である千反田えるのふと見せる仕草にドキッとしたりする様は普段から「やらなくていいことはやらない」を信条としている奉太郎もやはり男なのだなと思わずニヤッとしてしまいます。
同じ部の福部里志と伊原摩耶花、2人の恋模様を描く1話も必見です。
ただ話が良いというだけではなく雪景色の作画が2人の二人の心情を映し出しているようで見入ってしまいました。推理モノはあんまり見ない、という方でも氷菓は見やすい内容になっているかと思うのでこの機会に是非奉太郎の名推理と高校生の間で描かれる恋模様を堪能してみては如何でしょうか。
文:た