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人気アニメ“あの花”がついに実写化!ドラマプロデューサーが明かす決断とこだわり

深夜アニメで「大人も泣ける」と話題になり、映画化もされた“あの花”こと『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』がスペシャルドラマとなり、9月21日にフジテレビ系で放送される。

人気アニメ“あの花”がついに実写化!ドラマプロデューサーが明かす決断とこだわり

胸に秘めた“あの夏”がフラッシュバック!誰もが共感できる描写に涙が止まらない

深夜アニメで「大人も泣ける」と話題になり、映画化もされた“あの花”こと『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』がスペシャルドラマとなり、9月21日にフジテレビ系で放送される。

改めてストーリーを紹介すると、主人公は引きこもりの高校生・宿海仁太(じんたん)。小学生時代は幼なじみ5人と「超平和バスターズ」というグループを作り、リーダー的存在だった。6人は山の中の“秘密基地”で仲良く遊ぶ仲間だったが、ちょっとしたいさかいの後で本間芽衣子(めんま)が事故死してしまい、疎遠になっていった。7年後、じんたんの前に突然“幽霊”になっためんまが現れる。外見は成長していたが、言動は幼い頃のまま。その姿はじんたんにしか見えない。めんまは「お願いを叶えてほしい」と言うが、その願いが何だったか彼女自身も覚えていない。幼なじみの5人はまた集まるようになったものの、みんな昔とは変わっていて複雑な想いが行き違う。それでも「めんまの願いを叶えて成仏させてあげよう」となって……。

このアニメが人気を呼んだ要因は、誰もが自分の胸に秘めた“あの夏”を思い起こさせるからだろう。じんたんたちが秘密基地で過ごした夏。そして、二度と取り戻せない後悔。じんたんは、本当は好きだっためんまにひどいことを言ってしまったと悔やみ、次の日に謝ろうと思っていたが、めんまが死んでしまい永遠に謝れなくなった。それで、めんまのことをずっと引きずっている。超平和バスターズの他の面々も、それぞれの想いの中でめんまを忘れられずにいた。そこに現れた幽霊のめんま。失くしたものは戻るのか。

特別な出来事ではなくても、夏の思い出は誰にでもある。「あのとき、ああしておけば……」という後悔や、ほのかな想いを寄せていた相手なども。めんまが現れ、じんたんたちの時間が巻き戻されたように、視聴者も自分の“あの夏”をフラッシュバックさせた。甘酸っぱさと切なさが入り混じりながら。今は引きこもりのじんたんか、外見は派手になった安城鳴子(あなる)か、冷めた秀才高校生になった松雪集(ゆきあつ)か、登場人物の誰かに“あの夏”と変わってしまった自分を見たかもしれない。

特にこだわったキャスティングとロケーションは必見!

こうした“あの夏”からのやり直しの物語はドラマでも結構ある。そういった意味では、「あの花」は一見、実写化しやすそう。この作品では高校生が小学生時代の想いにとらわれているという、幼い子ども時代の無垢な“好き”が核にあり、それが掛け値なく純粋なものとして描がかれている。そして、何よりアニメならではだったのが、幽霊のめんま。じんたんには人間と同じに見えて、他の人には姿が見えない。そんな状況がアニメだと違和感なく、白いワンピースのめんまは重心がない感じがして、ファンタジーとして成立した。

つまり、アニメの“あの花”は実は“アニメならではの表現”が生かされた作品で、逆にドラマ化するとなれば、むしろハードルは高い。その点について、浅野澄美プロデューサーはこう語っている。

「『ここはアニメに寄せよう』『ここは実写の世界観を守ろう』と監督と相談をして決めました。アニメの世界観はなるべく崩してはいけない。監督もメイキングで言っていますが、龍勢のシーンなどは良い意味でコピーをしています。カット割りも含めて。一方で、登場人物たちの衣裳などがコスプレになり過ぎてはいけない。最後まで悩んだのは、めんまの髪の色です。アニメでは赤いのですが、ドラマでは黒髪にすることで、より実写化の意味が出ると判断しました」

そして、今回のキャスティングは、そのハードルをものともしなかったように感じさせる。

浅野プロデューサーによれば「名前のある方だとその人の印象が強くなってしまう。色が付いていなくて本当にアニメの世界観に合った人を探そう」と決断したという。特に、めんま役の浜辺美波の抜擢は大ヒットだろう。「本当にピュアな美少女。色も白く、透けて見えるほどの瑞々しさがめんまの透明感とピッタリで、かわいい声もアニメのイメージを壊さないと思えました」。

じんたん役は村上虹郎。俳優の村上淳と歌手のUAを両親に持ち、地上波ドラマは初出演。「宣材写真がじんたんにそっくりで、面接で事務所のドアを開けた瞬間、“じんたんがいた”と思いました。佇まいもしゃべる雰囲気も合っていて」。村上が167cm、浜辺が155 cmという身長バランスも、アニメのじんたんとめんまに似つかわしかった。

ゆきあつ役の志尊淳は、特撮『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)で主演している。「スタッフに推薦されて、トッキュウジャーのイベントを観に行ったんです。終わって会いに行くと、彼もまた佇まいがゆきあつっぽい。清潔感があるけど、胸の奥に何か秘めていそうなところがハマるかなと」。彼と同じ進学校に通う大人っぽい鶴見知利子(つるこ)は飯豊まりえ。「制服でオーディションに来て、その感じがつるこにピッタリで。長かった髪を切ってメガネを掛けてもらって決めました」。あなる役の松井愛莉は「長身のプロポーション、華やかな顔立ちと完璧なルックスなのに控えめで、自信なさそうな雰囲気が被っていた」そうだ。

大柄でガッチリした体型がネックで難航した久川鉄道(ぽっぽ)役は、NHK連続テレビ小説『まれ』に出演中の高畑祐太に決まった。女優・高畑淳子の長男。「朝ドラで見て“いたいた!”となって、本人に会ったら明るくて元気で。この人を逃したらぽっぽは見つからない、となりました」。

さらに、もうひとつの“主役”となるのが、舞台の秩父だ。アニメで都会から遠くない山に囲まれた田舎としての光景がノスタルジックな心象と重なり、劇中に登場した旧秩父橋、定林寺、椋神社の龍勢やぐらなどがファンの“聖地”となったが、ドラマでは実際に一連のスポットで撮影が行われた。そこは実写に勝るものはない。ラストシーンの背景に山がある大きな木も、スタッフが必死にロケハンして人が入らない崖の上に見つけたそうだ。

浅野プロデューサーは「アニメの“あの花”のファンの方は、それぞれのめんま像やじんたん像があって、“実写化なんかして欲しくない”という方も多いですよね。もちろんその気持ちも汲み取っていますし、観ていただいてダメだと思ったら消してもらっても仕方ないと思います。だけど、取っ掛かりとして一回観てほしいですね。観ていただけたら、納得していただけるんじゃないかと思っています」と話している。

小学生時代の超平和バスターズを演じる谷花音ら子役選びと満開のポピー畑などでの撮影、小泉今日子、小日向文世、吉田羊ら大人キャストとの絡みにも制作サイドのこだわりが込められている。浅野プロデューサーによると、撮影で村上らメインキャスト6人は「みんな『こんなに泣き芝居が多かったことはない』と言っていたくらい、毎日泣くシーンがありました」とのこと。予告映像で村上が涙を流しながら「めんま、好きだ」と言っているのを観るだけで、胸が震えてくる。

願いが叶うなら、死んでしまった人にもう一度会って、気持ちを伝えたい——。じんたんたちの想いは、大人でも子どもでも誰もが重なるものがあるはず。お彼岸の時期に放送されるドラマ版“あの花”も、ティッシュ箱を用意して観たほうがいいかもしれない。

文/斉藤貴志


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宿海仁太

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

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