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星野八郎太

ホシノハチロウタ

プラネテス ΠΛΑΝ...

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キャラクター紹介

主人公、日本人(千葉県九十九里出身)。自家用宇宙船を買うという夢を持ちながら、日常に埋もれることに迷い続けつつ、惰性もあって仕事を続けている。直情的で根っからのオプティミストだが、置かれている状況に順応してしまっているだけに過ぎない。後に「もうひとりの自分」や「ネコ」と遭遇することで、常に己自身と向き合うことになる。
「もうひとりの自分」と対決していた頃は、様々な事柄に怒ることで自分を発奮させようとしており、「一人で生きて一人で死ぬのが完成された宇宙船員(ふなのり)」を座右の銘としていたが、他人との関係において「愛」を唱える田名部(タナベ)と激しく対立する。
木星往還船の乗組員に選ばれる前後にフィーの言う「はしかみたいなもの」(実際の病気の麻疹ではなく、宇宙で働く者が陥りやすい精神的状態で、宇宙の広漠さにあてられ自身の存在理由を見失う状態)にかかり自分を見失うが、「一人では生きていけない」という悟りをタナベに関わる中で見いだし、おそらく彼女が持つであろう答えを尋ねに地球へ降りて、後に求婚した。
「空間喪失症」などさまざまな障害に出会いつつも、より遠くの宇宙を目指すハチマキの姿は、事故による人的損失や膨大なコストなど、少なからぬ犠牲を払ってでも宇宙を探求する人類の営みと重なる。その理由に関しては、「バイアス(性向)があるから」としか答えられないが、ハチマキ自身もそのバイアスに沿って宇宙を目指し、後にデブリ屋を退職して木星往還船「フォン・ブラウン号」選抜試験を受験、「学科はちとアレだが」と言われるも船外活動においては教官や試験官も一目置くほどで後に正式クルーに選抜されることになる。
ちなみに、「八郎太」という名前は阪神ファンである父・ゴローがかつて火星に遠征していた時に、阪神が8連覇したことに由来している。もともとは宇宙にちなんだ名前にするつもりであったが、「メンドくせー」の一言で決定。

アニメ版
声 - 田中一成
テクノーラ社デブリ課船外活動員。宇宙船購入資金を貯めることを目標としながらも、会社員宇宙飛行士として、惰性で生きている。とある事情から、いくら自分の実績を上げても、著名な航宙士である父親の七光りだと言われるのが悩みとなっている。現場育ちの叩き上げで、標準よりも優秀な船外活動員のようである。

出典:wikipedia

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星野八郎太とは?(プラネテス ΠΛΑΝΗΤΕΣ)
※内容によってはネタバレを含む可能性が御座います。予めご了承下さい。

デブリ課船外活動員。宇宙船購入資金をためることを目標にしながらも、会社員宇宙飛行士として惰性で生きている。現場育ちの叩き上げで標準よりも優秀な船外活動員。

性別

あだ名

ハチマキ

声優

田中一成

髪の色

学校・会社

デブリ課

職業

船外活動員
情熱的に夢を追い、苦しみの果てに愛する事を覚えた男「星野八郎太」の魅力『プラネテス』
【画像】星野八郎太(プラネテス ΠΛΑΝΗΤΕΣ)
 『プラネテス』。聞き慣れないこの言葉は、古代ギリシャ語で「惑う人」転じて「惑星」という意味を持っています。本作品には、どうにもならない現実に直面し、惑いながらも生きることや愛することに真摯に向き合っていく人々が数多く登場します。まさに「惑い人」のタイトルの通りです。

 ほんの少し未来の地球と宇宙を舞台にした、味わい深く壮大な人間ドラマ『プラネテス』。今回は、そんな『プラネテス』の主人公「星野八郎太(通称:ハチマキ)」の魅力を紹介したいと思います。
身の程知らずと言われてもいい!がむしゃらで熱く有能な男
 ハチマキは宇宙開発会社・テクノーラ社のデブリ課で船外活動員として働いています。デブリとは、捨てられて使われていない衛星などの「宇宙に浮遊するゴミ」のこと。デブリ課は、宇宙船に乗ってデブリを回収するのが仕事です。

 社会的評価の低い大赤字部門でゴミ拾いの仕事をしているデブリ課。会社の中で「半人前・半端者・反抗的・反省しない・人数が半分」などの意味を込めて「半課」と陰口を叩かれています。しかし、ハチマキはそんな揶揄にも真っ向から噛みつき、「自分個人で宇宙船を買う」と大きな夢を持っています。

 口は悪く、新人のタナベに対してもぶっきらぼうな態度ですが、厳しい宇宙環境で叩き上げてきた船外活動員としての能力は一流です。色々と文句を言いながらも、タナベの訓練に長時間付き合って励ましたり、「不可能」と言われる難しい仕事をさくさくとこなしたり、有能な男なのです。

 デブリが増える事件が起これば激怒し、世界連合議長の息子が観光気分でデブリ回収の「お試し体験」に来ても会社の新人のように叱りつけ、命がけの業務にも躊躇なく挑みます。どんなにサラリーマンとして割り切ろうとしても、デブリ拾いの仕事に対する誇りや正義感が滲み出てしまうのです。

 エロ本への興味を隠さなかったり、遺書を書けと言われて落書きを書いたり、忍者ごっこをしてケガしたりと、女性がドン引きするような「男子」の側面も持っているのですが、どこか憎めないのは、一仕事人としてのハチマキが、極めて信頼できる人間だからでしょう。
仲間を思う優しさと密かに抱えた苦悩
 何かと憎まれ口を叩くハチマキですが、時折優しい面を見せることがあります。デブリ拾いをしながらこっそり奥さんの遺品を探している同僚の「ユーリ」に「相談してくれたっていいだろ、仲間なんだから」と怒ったり、タナベが落ち込んでいるのをいち早く察したり・・・。口が悪く直情径行なので、細やかな気遣いはできないのですが、本当は仲間思いなのです。

 基本的にポジティブに振舞っているハチマキですが、実は色々と悩みを抱えています。一介の会社員であるハチマキにとって、自分の宇宙船を持つという夢が、途方もなく遠い夢であること。どんどん新しい仕事を任されて先へ進んでいく同期たちと比べ、自分の位置が一向に変わらないこと。高名で優秀な宇宙船機関士の父親と比べられることに、コンプレックスを感じていること。管制課のエリート同期「クレア」との恋に破局したことも、心の傷になっているようです。

 時には人類が宇宙に進出することに疑問を抱き、なかなか理想通りにいかない自分に焦るハチマキは、タイトルの通りまさに「プラネテス(惑う人)」なのです。普段のぶっきらぼうで楽天的な姿からは想像もつかない複雑な苦悩。それもまた、ハチマキの魅力の一つです。
迷走の果て、思索を重ねて得た「人を愛する心」
 何事に対しても「愛」を振りかざす「タナベ」を、最初は突っぱねていたハチマキですが、一緒に仕事をするうちに、だんだん仲間として認め、共感を覚えるようになりました。そして2人はお互いの気持ちを確認し、つき合うことになります。

 ところがそんな矢先、ハチマキの心が変化していきます。仕事中に事故に遭い、後遺症が出てしまったのです。ハチマキは、自分で自分を厳しく責め、自暴自棄になり、苦しみます。仲間たちはハチマキを元気付けるため、木星往還船に使われる最新型のタンデムミラーエンジンの見学に連れて行きます。

 タンデムミラーエンジンに直に触れたハチマキは、元気付けられ、自分の夢をシフトチェンジしました。「マイ宇宙船じゃなくて、どこまでも速く遠くへ飛べる船に乗りたい」。ハチマキは改めて「木星往還船の乗組員になる」という夢を持つのです。そして、現実的な目標を定めたハチマキは、別人のように変わっていきました。

 コンプレックスだった父親と対峙し、自分の夢を叶えるためには残酷な人間になることも辞さないと決意し、突然会社を退職します。リアリストからエゴイストへ変貌してゆくハチマキ。とうとうタナベのことも突き放します。仲間思いだったハチマキは、自分に繋がる人をどんどん切り捨て、「結局人間は独りなんだ」という境地に達してしまうのです・・・。そしてハチマキは再び苦しみます。

 そんなハチマキの前に立ちはだかったのが、先進国に蹂躙された祖国を持つテロリスト集団「宇宙防衛戦線」でした。友人「ハキム」がテロリストの一人だったことを知り、テロに巻き込まれたハチマキは、完全に無気力になってしまいます。苦しみ抜いた末の虚無。
ハチマキはうすうす気づいていたのです。全ての繋がりを絶って、自分本位に夢を叶えることが、本当に自分の望むことではないということを・・・。

 一度休暇をとり、デブリ課に立ち寄ったハチマキは、自分を追いかけてきたタナベがテロに遭い、瀕死の重傷を負って会社を辞めたことを知ります。居ても立ってもいられず、ハチマキは北海道の実家で療養しているタナベのもとへバイクで向かいますが、あと少しのところで、うっかり交通事故を起こし、海に落ちてしまいます・・・。しかし、そこでハチマキは悟るのです。

「自分すら宇宙の一部で、この世界に自分と繋がっていないものなんかない」

「自分対宇宙」で闘ってきたハチマキは、はじめて「自分=宇宙」であることを認識します。たくさんの人と繋がり支え合って、自分は存在している。自分は人を愛することをやめられないのだと、やっと気付いたハチマキ。心の底からタナベをいたわり、プロポーズします。

 情熱で突っ走ってきたハチマキの最大の魅力。それは、正直に悩み苦しんだ過程そのものと、長く幾重にも重なった苦悩の果てに手に入れた、深く穏やかな「人を愛する心」です。

 仕事についての物語としても、愛についての物語としても重厚な『プラネテス』。一話一話の密度が濃く、緻密に張り巡らされた伏線は、後半に向かうにつれて一気に収束していきます。先進国と後進国の格差は埋まらないのか?会社組織の建前と人間としての倫理は一致できないのか?人と人は愛によって本当に解りあえるのか?自分の限界はどこにあるのか?

 様々なことを考えさせてくれるこのアニメは、何度観ても胸に迫ります。アプローチの違う原作と比べながら観るのもオススメです。綿密に設計された宇宙船などの設定と合わせて、じっくりお楽しみください。
(C)幸村誠・講談社/サンライズ・BV・NEP

記者(水澤奈那子【公式】さん)

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