轟八千代

　北海道のとあるレストラン「ワグナリア」を舞台に、一癖も二癖もあるスタッフやその周辺のキャラクターの日常を描いたアニメ『WORKING!!』。笑顔が素敵なフロアスタッフさん、しかしその腰にあるものは・・・！？思わず客の誰しもが注目してしまうのが、ワグナリアのフロアチーフ「轟八千代」です。 　ワグナリアのフロアスタッフの中では、２０歳と最年長の八千代。仕事ぶりも有能な彼女は、フロアチーフとして日々ワグナリアで働いています。常に笑顔を絶やさない優しい性格の持ち主で、ぽぷらをはじめとしたスタッフたちからの信頼も厚いです。店長である杏子がレジ打ちくらいしかやらないと豪語するシーンを見る限り、正確な描写はされていませんが、実質彼女が中心となり店を回しているのでしょう。 　常に笑顔を絶やさず、優しい印象の八千代。仕事ぶりも非常に優秀で、接客もパーフェクト・・・にも関わらず、お客さんは彼女を見て少々引き気味。その理由は、彼女の腰に差さっているものにあります。実は彼女はプライベート、仕事中を問わず、常に腰に日本刀を差しているのです。曰く「家が刃物店だから」とのことですが・・・。ちなみにこの帯刀は、彼女が幼い頃からの習慣のようです。 　彼女が誰よりも慕う存在が、ワグナリア店長の白藤杏子です。小学生の頃、帯刀が原因でいじめられていた八千代を、杏子が助けたことがきっかけで、以後彼女の餌付けと介護・・・もとい世話をすることを喜びとしています。度々、佐藤から甘やかすなと言われていますが、改めるどころか彼に杏子ののろけ話を聞かせる始末。八千代の杏子至上主義が治る気配は、一向にありません。 　八千代に想いを寄せるキッチン担当のアルバイト、佐藤潤。人見知りの八千代にとっても、佐藤は大切な人であり、「男性の中では一番好き」とまで言うほど好意を抱いている人物です。しかし、前述のとおり、八千代の最愛の人物は杏子です。佐藤のことはあくまで友人として見ているようで、彼に杏子の惚気を聞いてもらうことが彼女の日課と化しています。佐藤はことあるごとに八千代にアプローチをしているのですが・・・二人の恋と、杏子との三角関係？の行方は如何に？

　穏やかな見かけにそぐわず、佐藤を振り回す小悪魔な一面（単に超鈍感なだけですが）や、杏子にちょっかいをかけようとする人を見かけるや否や腰の刀に手をかけるなど、意外に大胆な面の多い八千代。原作の方では、佐藤や杏子との関係に大きな変化がみられているので、是非アニメの続編で彼女を取り巻く恋愛事情を描いてほしいですね。 (C)高津カリノ /スクウェア・エニックス・「WORKING!!」制作委員会

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